先週梅雨明け宣言が出され、連日30度を超す暑さで本格的な夏になった。
日課のジョギングも炎天下を10km以上走るのが厳しくなり、先週から多摩湖一周などは止め
航空公園の周回2kmトラックを2周するだけに留めているが、4kmでも大汗をかく。
走った後はストレッチ、スクワットや下の写真のベンチで腹筋運動をやる。
暑い夏だからこそ、クーラーを効かせた部屋ではなく、外で運動して汗をかいた方が体調が良く、夏バテにもならない。
先週21日(金)から小諸にあるカミさんの両親の墓参りへカミさん、娘、義妹、姪と行ってきた。
そして北信の渋温泉に2泊し周辺の志賀高原などを廻ってきた。
今回は2ヶ月前に娘が運転免許を取ったので、その本人の強い要望で娘が運転する事になった。
これまで2度ほど1時間位のドライブに付き合ったので、長距離ドライブと初高速道路運転は
未だハードルが高いとも思ったが、ペーパードライバーになってもいけないので運転してもらった。
初めての1時間ドライブへも同乗しなかった心配性のカミさんは、川越インターから関越道に乗り
高速走行になってからは、その心配性が全開状態だった。
平日で関越道は混み合ってなかったが、走行車線を80kmで走る事を指示し、後部座席からスピードメーターを見ていたのか、
90kmくらいになると(スピードを落として!)との指示や(ああっ、寄り過ぎ!真ん中を走って!)と叱咤の声が飛び、合流地点でも指示が出る。
そんな細かな指示のせいか、関越道から上信越道に入る時にタイミングを逸し、高崎玉村IC まで行ってしまい
藤岡ICから上信越道に入り直すという迷走ぶりだった。
この後3日間、上信越道の4kmの長いトンネル、志賀高原の連続の山道カーブと難所のドライブが続いたが、代わる事なく運転し続けた。
このへんが娘のめげない性格の(三つ子魂百まで)という感じだった。
カミさんからは途中(お願いだから代わって)との声も上がったが、(良いんじゃないの)との私の言葉に
(あなたは寛容ね)とのオホメの言葉を頂いた。
そんな上信越道入り直しだったが昼過ぎには碓氷軽井沢インターで降り、いつもの追分そば茶屋で昼食を取った。
小諸は義父が生まれた町で、小諸駅から歩いて数分のお寺に先祖代々の墓があり、そこにカミさんの両親が眠っている。
浅間山を望むこのお墓には、我が家が大変お世話になった叔父夫婦が2年前に1ヶ月半の間に続けて亡くなって入っている。
子供が小さい頃の我が家の夏の思い出は、この叔父夫婦と繋がっていて、夏には必ず泊めてもらい、
子供達も千曲川や懐古園、市民プールで遊び、夜は叔父が釣った鮎で庭でバーベキューをした事が墓前に立つと思い出された。
墓参りを済ませ、上信越道で1時間半くらい走りこの日の宿の渋温泉に向かう。
渋温泉は石畳の温泉街に木造建築の旅館が建ち並び、九つの外湯がある風情のある温泉で、
2泊した(一乃湯 果亭)は全館廊下も含めて畳敷の落ち着いた旅館だった。
早速風呂に入り、上がった後はいつも通りビールで湯上りの一杯となる。
この湯上りの一杯はカミさんの一族の習慣で、一杯と言ってもグラスに一杯という事ではなく、夕食前でもおつまみを広げかなり本格的に飲む。
カミさんと娘はあまり飲めないが、義妹と姪は全盛期の私でも敵わない酒豪で、持参したエールビール数缶とサワーまで飲んでいた。
そして夕食は部屋食を予約しておいたので、そこでは地酒を飲んだ。緊張のドライブの1日だったのでリラックスしたのだろう。
夕食の後は20人乗りくらいのマイクロバスで、志賀高原の石の湯のゲンジボタルを観に行く。
ここの蛍は国の天然記念物に指定されており、暗闇の中で数百匹の蛍が乱舞する様は幻想的だった。
翌22日(土)は志賀高原をドライブし、リフトに乗り四十八池湿原の池巡りハイキングコースを2時間半くらい歩いた。
ハイキングの後は、温泉に入る猿として外国人観光客に人気のある地獄谷野猿公苑に廻る。
さすがにこの暑さで温泉に入る猿はいなかったが、この野猿公苑は柵もないので、ニホンザルの生態を間近に見れた。
そして夕方には旅館に戻り風呂に入った後の湯上りの一杯は地ビールになり、
夕食は白ワインを飲み、その後は温泉街のブラリ歩きをして渋温泉2日目を終えた。
旅行3日目の23日(日)は帰路に着くのだが、小諸の従弟の家に寄る為に9:00に旅館を出た。
この日も娘の運転だったが上信越道は止め、小布施などを通る一般道で小諸に向かう。
スピード注意の声は出ないが、(ああっ、左に寄り過ぎ! 側溝があるのよ!)との叱咤の声が出る。
高速道でも一般道でも心配のタネは尽きないのだ。
途中、東御市にある(道の駅 雷電くるみの里)に寄り野菜や信州名物のおやきを買う。
従弟の家でお茶をして失礼した後も、地元のスーパー(TURUYA)と、軽井沢に新しく出来た
農産物直売所の(軽井沢発地市場 大地の恵み)に寄ってお買い物。
女性の買い物好きというのは、ファッションも野菜も関係なく(買う)というそれ自体が好きなのだろう。
野菜がいくら安くても、食べれる量を考えたらたかが知れてると思うのだが。
今回の墓参旅行は長時間の緊張のドライブと、湯上りの一杯の印象だけが強かったが、
来年は軽井沢に泊まりノンビリと旧軽を散策するような旅をしたいものだ。