一期一会

日々是好日な身辺雑記

「路地裏魚金」

2019年10月16日 | 日記
昨日は定年まで勤めていた会社の仕事仲間2人が会議で大阪から上京したので、新橋での飲み会があった。
待合せ時間が18:30だったので、その前に丸の内の丸善オアゾに行き、1時間半ほど雑誌や本の立ち読みをして過ごした。
わが町には駅ビルやデパート内にあった3書店が駅ビルの改装などで無くなったので、都心に出た時は大型書店に寄るようにしているが、現役時代からこの丸善オアゾが一番本を探し易い書店として通っていた。
書店で興味をひいた本はスマホアプリの読書メーターに読みたい本として登録し、後で図書館の蔵書検索をして、無い場合はAmazonで購入する。
わが町は人口34万の市であるが、書店が無くなっているのは書籍離れも言われているが、
このような購買行動の変化で書店という商売が成り立たなくなっているのか。
そんな読みたい本として登録してきた5冊の本は図書館の蔵書には無かったが、
その中で世界的ベストセラー「超訳 ヨーロッパの歴史」が一番興味をひいたので、図書館からの北欧ミステリー2冊を読んだ後の本として買おうと思っている。
「超訳 ヨーロッパの歴史」も書店に行かないと知らなかったし、手に取って読んでみないとその面白さも分からなかったので、日常生活の中で書店の存在は重要だ。







飲み会は新橋 烏森の(路地裏 魚金)という初めて行く店で、都区内で店舗展開をしている魚金グループの一軒だが、近年になく良い店だった。
居酒屋のチェーン店というのは画一的なメニューが多いが、この店はトップ写真の刺身の盛合せのように魚の種類も多く旨くそして安い。
この他に蟹味噌やイカ墨のチャーハンなども美味しかった。
ワインは居酒屋ワインだが、日本酒はメニューが豊富で好きな鳳凰美田や黒龍、日高見、醸し人九平次など銘酒が揃っていた。
この店を予約してくれた同じ会社の仕事仲間との4人での飲み会は、大阪人2人のボケとツッコミが交わった明るくテンポの良い話で笑える楽しいものだった。





(路地裏 魚金)の話とは全く関係ないが、月〜金の16:00からのNHK BSワールドニュースのPBSニュースでは連日トランプの弾劾調査の件が放送されている。
大統領就任以来のトランプのバカ殿振りには呆れ、怒りさえ感じていたが、最近はそれにも慣れっこになっていたが、さすがに今回のウクライナ疑惑とシリアからの米軍撤退には唖然とした。
PBSニュースを見ていると、このシリアからの撤退については同じ共和党内にも反対意見が強く、トランプのこの衝動的な決定に政権内部にも色んな動きがあるようだが、それでも大統領権限は絶大だという現実がある。

そんな中で昨日、今日と報道番組のBSフジ(プライムニュース)、BS-TBS(報道1930)でトランプ政治に関する特集をやっており、トランプというとこの人フリージャーナリスト木村太郎が出演していた。
2020年の大統領選はトランプの圧勝だという、トランプ応援団のこの人らしいご託宣を前に言ってたが、今回の両番組でもトランプ擁護的意見が多く、不愉快になってしまった。
この人は2016年大統領選でトランプ当選を当てたというその立場でのTV出演が多いが、
ジャーナリストとしてはどうなんだろうと思ってしまう。
競馬の予想屋じゃないので、ジャーナリストとしてはその政治・政策が正しいかどうかの視点が必要ではないか。
今日の(報道1930)でのシリア撤退に関し、クルド人の人口を300万人と言い、その間違いを
レギュラーコメンテーターの堤伸輔氏に指摘されていたが、明らかに言い間違いではなく、その認識だったようだ。
クルド人は国家を持たない民族としては世界一の3000万人の人口というのは広く知られている事だ。
クルド人については、ワラビスタンと言われクルド人が多く住む蕨市で仕事をしていた事もあり、関心を持って調べた事がある。
IS掃討に大きな貢献をしながら、トランプに見捨てられたという気の毒な民族だが、その事に関するトランプの言い草も呆れるばかりだ。
ジャーナリストを名乗るのであれば、そういう背景を踏まえた上での意見を述べてほしいものだ。

因みに国際政治に関するジャーナリストとしては、前述の堤伸輔氏がそのバランス感覚、深い知識と分析力で一番だと思っている。