一期一会

日々是好日な身辺雑記

聖地モンセラットへ

2015年05月15日 | 旅行


今日15日(金)は、バルセロナから北西へ約50kmのモンセラット行く。

その前に明日バスク地方のサン・セバスティアンへ移動するので、その切符を買いに行く。
インターネットで調べたら鉄道は7時台と13時台の2本あるが、7時台は売切れで、13時台は到着が20時過ぎになるのでバスにした。
朝食は昨日と同じくCafeでサンドウイッチとコーヒーで済ませ、地下鉄1号線のアルク・ダ・トリオンフ駅近くにある北バスターミナルに行く。

窓口で確認したら、8時台と23時台の2本があった。私一人であれば時間とホテル代節約で深夜便を利用するが、そうもいかない。
2010年の1ヶ月にわたるトルコ・ギリシャ旅行中は、よく深夜便を利用した。
今日購入したチケットは、8:45発でセバスティアン着が16:15、一人32ユーロで7時間半の乗車時間である。

とりあえず、足の確保が出来た事でホッとし、モンセラットへ行くスペイン広場のカタルーニャ鉄道の駅に向かう。
この電車は1時間に一本、36分出発のマンレザ(Manresa)行きに乗りMontserrat-Aeri駅で下車する。所要時間1時間だ。
そこでロープウェイに乗り換え、標高1235mの山の中腹に、ベネディクト派の修道院がある。






この11世紀に創建された修道院は、古くからキリスト教の聖地とされ、カタルーニャ地方の信仰の中心だったらしい。
そんな歴史ある修道院も、1811年のナポレオンのフランス軍によって破壊され、現在の建物は19世紀になって修復された。
ロープウェイが到着する山頂駅から歩いて5分くらいの所に教会堂があり、その祭壇上部に洞窟で見つかった
黒いマリア像が祀られている。
12世紀のものと推測されている木彫りのマリア像は、教会堂の上部にありそこまでは信者の長蛇の列で、そこには行かなかった。
この奇岩の山にある教会堂の駐車場には大型バスや車がいっぱいで、多勢の人が来ていた。信仰の中心となる聖地なのだろう。

モンセラットから16時頃にホテルに戻る。このホテルはカタルーニャ広場から地下鉄で6つ目の駅La Sagretaにあり、
駅から歩いて2分くらいの三ッ星ホテルで、住宅街の中にある小さなホテルで、閑静で環境も良く、部屋も綺麗でなかなか良かった。
地下鉄も3本の線が入っており、中心部に出掛けるにも便利で、一旦戻り休んでからまた出掛けるという事ができる。

一休みした19時に夕食に出掛ける。その時間でも外は明るい。3泊し明日発つバルセロナは日中の気温は25度くらいで、
湿気が無くカラッとした気候で、出歩いても汗をかくことがない。街を行く人も半袖からコートを着ている人とまちまちである。






夕食は有名ブランド店が並ぶグラシア通りにお目当の店があり、探すが見つからず、通りに面したレストランに入る。
20時近かったが、店も広く賑わっていた。昨夜はホテル近くのレストランで、本格的な夕食はこれが初めてだ。
メニューのTAPAS(タパス)の欄から選ぶ。英語メニューなのでなんとなく分かるし、
陽気なウエィターともなんとなく話が通じる。

小海老のニンニク炒め、イカのリング揚げ、3種のカナッペ(オイルサーディンとパプリカ、生ハムとチーズ、サーモン)、
シーザーサラダ、フランスパンを焼きトマトペーストがのったもの、サングリア2杯で60ユーロ。全て美味しく満足の夕食だった。

さて明日は8時間くらいバスに乗り、美食の都バスク地方へ移動する。今回の旅の目的の一つBAR(バル)巡りが始まる。