バリ島旅行から帰って2週間位経った頃、思いがけない人からメールが入る。
定年退職して直ぐに香港・バリ島を一ヶ月近く(2009年10月中旬~)一人旅をしていた時に
知り合った人からだった。
この人N.Wさんとはバリ島のサヌールで知合い、帰国後、お住まいが私の実家から車で
15分位の所だったので、最寄り駅で待合せ、一杯やったりした。
私より3歳上の男性でヨットとアマチュア無線が趣味で、奥さんを亡くされたという事もあり、
よく一人で東南アジアをバックパック旅行しているということだった。
そのN.Wさんからのメールには、バリ島以降何処へ行ってますか?という事と、9月17日~10月10日まで
バリ島に旅行する、サヌールでは私が泊まっていたKeKe Homestayに泊まると書いてあった。
早速、バリ島以降のバックパック旅行は2010年9月からトルコ・ギリシャ旅行、
2011年の震災の前日からタイ・カンボジア旅行、2012年3月にタイ・ラオス旅行をし、
そしてバリ島には2週間前に行ってきて、ブログにアップしているとURLを知らせる返信をしたら
暫くして返信があり、私のカテゴリー旅行のブログは一気に読んだという事と、
同じく震災の時はカンボジアに居たという事、そしてご自身のブログのURLを幾つか貼り付けてくれ、
その中に(地球の歩き方さんに会った)という題で2009年11月4日に会った時の事が書かれていた。
そう(地球の歩き方さん)とは私のことで、サヌールの町を地球の歩き方を持って歩いていたら、
その私を見たN.Wさんが声をかけてくれ、カフェ?のような所でビールを飲んで話をした。
翌日は私が泊まっていたKeKe Home stayに来られてテラスでビールを飲んだ。
そして7日には私が誘って催行人員2名のタナロット寺院のオプショナルツアーへ一緒に行った。
そこでもタナロット寺院に沈む夕陽を見ながらビールを飲んだ。
サヌールには10日まで滞在し、KeKe Homestayに6泊した。その間歩いて5分位のビーチに行って
デッキに寝そべり本を読んだりして、ひたすらのんびり過ごしていた。(欧米人のように?)
サヌールはサーフィンのメッカであるクタの反対側に位置し、インド洋に面したクタと違い、
波も立たない遠浅の海で人も少なかった。
ビーチ以外にも、ぺモというライトバンを改造した相乗り車で、州都デンパサールに行ったりもした。
そんなサヌール滞在も6日を過ぎ、10日には16時頃の飛行機で香港に向かった。
出発前にN.Wさんのゲストハウスに挨拶に行った。N.Wさんはバンコクから来る知人と
ウブドで合流すると言ってた。ブログを読みそんなことを思いだした。
N.Wさんは現在バリ島滞在中であるが、最近のブログを見ると私が泊まっていた4年前は
一泊朝食付きで900円だったKeKe Homestayも2500円位(新館の方らしいが)になったとのこと。
ウブドのFamily GuestHouseも高くなってるのか?
一泊朝食付き900円と聞いて(どんな安宿!)と思うかも知れないが、そんなことはなく、
宿泊料金は為替の関係だけで、清潔で居心地の良い宿である。
若女将は日本人女性でインドネシア人のご主人の両親とこの宿を営んでいた。
大阪弁を話す10歳位の女の子と活発で利発そうな6歳位の男の子がいた。
ツアーでの旅行と違い、一人でバックパック旅行していると、国籍を問わず色々な人との出会いがある。
このバリ旅行の翌年2010年9月から1ヶ月間トルコ・ギリシャを旅してた時は、
2年間の予定で世界一周していて、既に一年経っている日本人の若夫婦、
テント持参で1年間のユーラシア大陸を廻っているイスラエル人男性等、
話を聞くだけでも面白かった。
この旅行中に知り合い食事を一緒にした人とその数日後に、また別の町で再会するということもあった。
ブルガリアに留学する途中でトルコ旅行をしていたマレーシアの女子大生、UAEで働いて
いるというインド人のオイルエンジニアとはカッパドキアのドミトリー(相部屋)で一緒になり、
1週間後に地中海に面した町フェティエのドミトリーでまた同じ部屋になったり、
古い街並みが世界遺産になっているサフランボルで知り合った明治学院大学生4人とは
その10日後にエフェス遺跡のあるセルチェクで再会したり、その他にもカッパドキアのオプショナルツアー
で一緒になった鉄鋼会社で働いているという韓国の男性とも翌朝のバルーンで会ったり、
滞在型のバリ島旅行と違い、移動して廻るこのトルコ旅行の方が人との出会いの機会が多くなる。
この頃ブログを書いていたら、読み返しても面白かっただろうとも思う。
N.Wさんはこのバリ島旅行以降も東南アジアの長期旅行をしていたらしいので、
また今度お会いしてバリ島の話や、私が今年の3月に行こうと思い飛行機のチケットまで
買っていながら、行けなかったベトナムの情報でも聞いてみよう。