前回のブログでチョット触れたが、2/6~2/13までのハノイ行きの便を
北陸旅行から帰ってきてから直ぐ手配した。そのドタバタを旅情報と共に。
この便はJALのマイレージを使ってのもので、その有効期限が9月から切れ始めていたので、
少し焦っていた。
JALマイレージは海外旅行のフライトで貯めたものだけではなく、
それ以外にもJALカードをVISAとしても使い、銀行のデヴィットカードにもVISAと
JALマイレージが付いているので、それを使った分も加算されており、
カミさんとの合算で72,000マイルになっていた。
その有効期限切れと、マイレージでの便は早めに予約しないと取れないので焦っていた。
必要なマイル数が香港、台湾、韓国が15,000マイル、バンコク、クアラルンプール、
ホーチミン、ハノイで30,000マイルだ。
先ずは行き先が決まらなかった。バンコク・香港は4回、台湾・韓国・クアラルンプール
も2回それぞれ行っているので二番煎じの感じだ。
そんな中からバンコクにしようと決めたが、人気観光地だけあって空きがなかった。
それならハノイ、香港、台湾から決めようとなったが、いづれも決め手がない。
ハノイは共産国家北ベトナムのイメージ、台湾は30年前の日本というイメージがある。
香港は好きな都市だし食べ物も美味しいが、4回行ってるので変わり映えが・・・。
いつもは行きたい所が先にあり、それから飛行便を探すのだが、
今回は野球の消化試合のように70,000マイルを使うところから始まっている。
そして消去法的に未だ行った事がないハノイに決まった。
実は2013年3月にハノイからサパ、中国との国境の町ラオカイから雲南省に入り、
棚田での世界遺産の元陽と一人で廻ろうと計画し、10月頃にハノイ往復のチケットを買っていた。
それが12月の検診で癌が見つかり、2月に手術となった事から急遽キャンセルし、
68,000円で買ったチケットも戻りが24,000円だったという思い出がある。
今回のチケット手配後にこのコースを検討したが、日数的に無理なのと、
夜行電車や長距離バスを使っての移動は、カミさんにはハードだろうと元陽行きは断念し、
ハノイとサパだけにする。ハノイのツアーに付き物の世界遺産ハロン湾観光にも行かない。
サパはイエズス会の宣教師によって初めて紹介され、フランスの植民地時代に
避暑地として多くの別荘が建てられたという軽井沢と同じような歴史があり、
海抜1,500mの山間部に少数民族の村が点在し、トレッキングが出来る。
サパに興味を持ったのは、2008年の年末のBS民放5局特別番組「LANDSCAPE~アスリート、
その視線の彼方~」で、サッカーの中田英寿がゴルフ上田桃子、テニス杉山愛、
水泳北島康介、野球田中将大、陸上為末大などのアスリートと世界各地で対談するのを、
12/28から1/2まで2時間5夜連続でやっていた。
その中の一つがサパでの為末大との対談で、世界中を廻った中田がサパを
(一番好きな所)と言ってたのが記憶に残り、興味を持っていた。
チケットの手配も済み、サパを知ろうとカミさんがブログを見ていたら、
この時期がテトという旧正月になり多くの店が閉まり、
電車も混雑しチケットも取りにくいとあったとの事。
このテトの時期に旅行すべきではないとも。
サパに行けないで、ハノイとハロン湾観光では意味がないと、
(地球の歩き方)に載っていたハノイにある日本の旅行会社に確認の電話をする。
電話に出た日本人男性社員は(夜行電車の チケットは1ヶ月前に売り出されるが、
取れるかどうか分からない。取れても3倍の150ドル位になる。
この旧正月の時期は特に北に帰る人が多い)と。
(北に帰る)とか(北に向かう)というのは演歌に出てくるフレーズだなぁと思いながらも、
困った、下調べも不充分なままに焦って手配して失敗だったかとも思う。
香港・マカオか台湾一周にしておけば、と後悔もする。
それから2,3日は打開策としてハノイからバスで隣国ラオスに行く検討をするが、
移動が長時間になり難しく、昨年3月に一人で行ったベトナム中部のフエやホイアンも検討する。
そんな検討も最後はハノイやハロン湾でノンビリしようとの妥協案で意見が一致する。
そんな時にブログを見ていたら、ハノイからサパへ直通のバスがあり、
最近高速道路も出来て6時間で行けるとの記事があった。
列車の場合はハノイ21:05出発で、中国との国境の町ラオカイに05:20に着く。
そこからバスに乗換え1時間でサパに着くというもの。
寝台列車なので、時間が有効に使えるという事でこれ以外の手段を検討してなかった。
Sapa Express
早速メールで問い合わせをしたらテトの期間でもチケットは取れるとの返事。
ハノイ発が6:45という早朝なので、8日(月)を取ろうとしたらその日はテトで運休との返事。
来年の旧暦の1月1日は2月8日になるらしい。
6日(土)の22:55ハノイ着で翌7日(日)6:45出発では睡眠時間も4時間位で疲れるが、
背に腹はかえられぬと、このバスに決める。料金はテト期間は3割増しの22ドル。
その後チケットの決済法、ホテルからバス乗り場への行き方等のメールのやり取りをし、
ホテルへミニバスで迎えに行くので、教えてほしいとの事。
そこでホテルを決め、飛行機が深夜着になるので迎えも頼む。
そんな事を金曜日から今日にかけて処理し、7日(日)6:45ハノイ発サパ行き、
10日(水)15:45発サパ発ハノイ行きのバスの予約・決済まで14時頃に終えた。
ハノイ・サパ間の足を確保してホッとし本を読み、メールをチェックしたら
知人のI氏から今日出場した富士山マラソンの結果報告のメールが入っていた。
それがなんと、初フルマラソンで4時間7分という驚くべく好タイムだった !
私と同じ歳の彼は市民ランナーとしてマラソン大会に出場しているわけではなく、
富士登山競走(5号目コース)へ出場していて、その延長線上としての初フルマラソン出場で
このタイムは凄い! 私にはこのタイムは出せない。
北岳日帰り登山が出来る健脚の彼だから出せたタイムだろう。
Runnetというサイトで名前から検索し、記録が見れる。
彼の記録は5kmごとのラップタイムは一定して27分~29分台で、
終盤の失速もない安定した走りだった。
同じ歳の知人のこういう知らせは励みになるし、元気も貰える。