一期一会

日々是好日な身辺雑記

梅雨明け?

2019年07月27日 | 日記


台風が接近しているらしいが、嵐の前の静けさか今朝は快晴で気温も30度を超え、梅雨明けのような天気だ。
ずうっと鬱陶しい梅雨の天気が続いていたが、今週後半からは晴れとなり、今までの走り込み不足をカバーするように
木曜日から14k、10kmと走り、今日は航空公園で3周6kmのジョギングをした。
やはり快晴で気温が高いと周回コースはどうしても(これくらいで良いか)と安易に妥協してしまう。
木曜日は花小金井駅をスタートし、小平グリーンロードを野火止用水、玉川上水の側道を走ったら今年初めてのセミの声を聞いた。

今週は木、金と立山登山に行く予定で、天気予報がサイトにより曇りや雨とまちまちで、前夜まで相棒と電話でやり取りし、
もし雨が降ったら黒部ダム観光をして帰ってこようという結論になった。
そして当日は3時半に起き朝食を取り、始発電車に乗るために5時に家を出て、相棒との待合せの西武新宿線の南大塚駅に行くが、
会う早々上信越道の軽井沢から先が通行止めになっているとの話が相棒からある。
一般道に降りて迂回する事も話したが、室堂に昼には着かないと雄山、立山、真砂岳と登り、内蔵助山荘
までは無理だという相棒の意見に従い中止にして、家に戻ってきてNHK朝ドラの後のジョギングに出かけた。
去年は早く梅雨が明け7/18から白馬岳に登ってきたが、今年は長梅雨でスケジュールが狂い、例年通り2回の夏山登山に行けるか分からない。
私の方は毎日が日曜日の身なのでいつでもOKなのだが、相棒は週4日勤務の現役なのでそれなりに日程調整がいる。
取りあえず今回のリベンジは8/9(金)、8/10(土)となったが、旧盆休み前で山小屋は布団1枚に2人という混み具合か。



そして今週は参院選挙に始まり、日韓問題、ボリス・ジョンソン首相誕生、北朝鮮のミサイル発射などのニュースが続いた。
参院選挙と日韓問題に触れるのは止すが、ボリス・ジョンソンのBrexitは株価変動要因でもあるのでウォッチしており、
どうも10月末期限の(合意なき離脱)に突き進むようでもある。
ただその時の株価変動については、これだけ長く論じられていると、特にサプライズもなくBrexitの投票結果の時のような
急落は無いような気もしてくるが、どうなるかは分からない。ただスコットランド独立問題は再燃するだろう。

そして相変わらずのトランプの阿呆ぶりには呆れるばかりで、北朝鮮のミサイル発射に特に問題ないと国連制裁決議違反も無視、
米本土に飛んでこなければ良いというのか、この男は日米安保の意味とか本当に分っているのか。
ホルムズ海峡運行警護の名のもとに有志連合への参加強要という、マッチポンプの火付け犯人が消火部隊を要請するような話で、
日本はこんな無茶苦茶な話に従うのか。まぁこれはトランプよりボルトン補佐官やポンペオ国務長官の意向が強いのだろうが。
そして民主党の4人の女性議員に対する(国へ帰れ)とのアジ演説とツイートと、大統領の品位も知性も感じさせないバカ殿振りだ。
16:00からのNHK BSで放送されるPBSニュースを見ていると毎日のようにトランプニュースを報じているが、
アメリカではどれだけの国民がこの政治ニュース番組を見ているのか、Foxニュースと比べて視聴率はどうなのか興味があるが、
あれだけ数々の愚行を繰り返しても40%くらいの支持率があるというのは
ワシントンポスト、ニューヨークタイムス、CNN、ABC、PBSとは縁遠い人達がいるのだろう。
それにしてもあのトランプの演説会に集まり熱狂する支持者はどんな背景なのだろう。



そして今週は2年半持ち続け評価損の塩漬け状態だった味の素の株を損切りして、東証マザーズの(SHIFT)を買った。
味の素は今期増益予想で年末まで待てば評価益も出るだろうが、次の買い候補銘柄としてウォッチしていた(SHIFT)が下げてきたので、
運用の効率を考え損切りをした。
7/3に買った(北の達人)は目標の利幅に達したが、20年2月決算まで持ってみようかと思っている。
総医研は6月決算、8月上旬発表、(SHIFT)が8月決算、10月上旬発表での業績上振れ決算での株価上昇を予想しているが、
(取らぬ狸の皮算用)となるか、どちらにしてもその成長性に期待している。



「米中もし戦わば」/ ピーター・ナヴァロ

2019年07月17日 | 雑記


株取引の懸念事項だった米中通商摩擦のアメリカによる第4弾の追加関税が見送られたので、当面の急落要因は無くなったと思い、
7/3にMRFにあった待機資金で小型株で化粧品&健康食品(北の達人)とバイオベンチャーの(総医研)を買った。
例年7月〜9月は値動きの少ないボックス相場になるが、10月末にはイギリスの合意なきEU離脱と日本の消費税増税と
株価に対する不透明要素があるので、それまでの短期運用として値動きの軽い小型株を買った。
一時休戦状態の米中貿易戦争も中国側は長期戦の構えだろうし、マーケットも慣れて常態化して受け止めている感じだ。

そんな中、先週は図書館に予約していた「独裁の中国現代史」と「米中もし戦わば」が届き、雨模様の天気が続いたので雨読の日々だった。
「独裁の中国現代史」は今春発売された新書で、副題が(毛沢東から習近平まで)となっているが、文化大革命や天安門事件での弾圧、
チベットや新疆ウィグル自治区での強権的な同化政策など、歴史的な共産党独裁による圧政が分かる本だ。
GDP世界第2位の経済大国となった現在でも、都市部と農村部では戸籍が分かれており、格差の原因にもなっているが、
豊かさの恩恵を受けているのが共産党員や都市部住民だけという、共産主義の理想とはかけ離れた国だ。



そしてもう一冊の「米中もし戦わば」は、トランプ政権の対中強硬派として知られる大統領補佐官のピーター・ナヴァロが
カリフォルニア大学の教授の時に著した本で、日本ではトランプの当選が確定した2016年11月に出版されており、
その時には米中衝突というのが現実味がなく抜粋読みだったので、改めてじっくりと読み返してみた。
「米中もし戦わば」という刺激的な題名だが、原題は「CROUCHING TIGER」で、ボクシングのクラウチング スタイルと同じ意味なのだろうが、
本の内容は(米中もし戦わば)という前提の下に、軍事力の分析、予想される戦争への引き金、中国本土への攻撃、海上封鎖などの戦術面での
分析などが、45章にわたって書かれている。

その色々な角度からの分析には国防省やシンクタンクのアナリストのレポートからも引用されており、
現在の中国への警戒感は、トランプ政権だけでなく民主党も含めた議会も共通認識なのがよく分かる。
中国の武力侵略は1950年にチベットとウィグル自治区の征服によって始まったが、鉱物資源に富んでいるこの地域は
中国の国土の30%を占めており、(歴史的にみて中国の領土)という主張も根拠のないものだ。
台湾もしかりで、昨年のこの時期に12日間の台湾一周旅行をしたが、行く前に何冊も台湾に関する本を読んだが、
(歴史的に中国の領土)という中国の主張を裏づけるものはなく、蒋介石が本土から逃げてきたという事実だけだ。

そんな中国の拡張主義で、もし台湾が攻撃されたら・・という幾つかのもしへのアメリカの軍事的対応策の分析が書かれており、
(エアシーバトル)という中国本土への反撃作戦と(オフショア・コントロール)という海上封鎖作戦の2つの戦略がペンタゴンや
海軍大学校、ジョージ・ワシントン大学の教授連の分析が述べられており、度々引用されているのが海軍大学校の
トシ・ヨシハラという日系人教授の意見で、中国海洋戦略研究家として名高いらしい。
もしの一つに(尖閣諸島の危機)が米中衝突の引き金として書かれており、日本の核製造能力についても触れている。

中国共産党の独裁体制が維持されているのは、経済の成長で不満を抑えているという面があるが、それを支えているのが石油で、
中国が輸入する石油の70%はマラッカ海峡を通るので、海上封鎖されれば中国経済は壊滅的なダメージを受ける。
石油禁輸措置はアメリカのお家芸のようなもので、現代史上最初に石油禁輸を実行したのは1941年に日本への禁輸措置だ。
禁輸や経済制裁で追い詰める戦略は古くは対キューバ、近年は対ロシア、対イラン、対ベネズエラでも取られており、
孫氏の兵法(戦わずして勝つ)だが、本家の中国に対しその戦略が通商摩擦で通用するかどうかは分からない。

この本を読んでると南シナ海の人工島造成など中国の拡張主義の背景が見えてくるが、現アメリカ大統領補佐官によって書かれたものである事が
刺激的な題名だけの本ではなく、現実に存在するアメリカの中国への危惧の共通認識でトランプ政権から代わっても米中摩擦は続くのだろう。
小雨降る肌寒い、株取引の無い休日に読むにはピッタリの本だった。


FIFA 女子ワールドカップ2019

2019年07月09日 | 雑記



昨日は午前中の日課のジョギングを止めて、NHK BSで放送されたサッカー女子ワールドカップの決勝戦を見ていた。
特にサッカーの大フアンというわけでもないが、土曜日の日経夕刊に(サッカー米代表トランプ氏と舌戦)
(女子W杯優勝でも招待受けず)という見出しで、主力選手のラピノーが(優勝してもホワイトハウスには行かない)と表明との記事が載っていた。
この発言に激怒したトランプが(語る前に、まず優勝すべきだ!)とツイートし、(買っても負けてもホワイトハウスに招待してやる。
国やホワイトハウス、国旗に敬意を払うべきだ)と攻撃したが、他の選手も(弱者に厳しいトランプ政権は支持できない)との加勢と。

フランスでの決勝戦アメリカ対オランダは見応えのある好ゲームで、アメリカのスピードある攻撃とオランダのゴールキーパーの
2本のシュートを阻んだ守りというゲーム展開だったが、反トランプのラピノーが先制のPKを決め、その後のシュートでのゴールを加え、
2ー0でアメリカが優勝し、そして今大会6ゴールのラピノーが得点王とMVPを獲得した。
10日にはニューヨークでの凱旋パレードがあるらしいが、はたしてトランプはホワイトハウスに招待するのか、
多分あの強がり見栄っ張り男の事だから、前言を翻して招待はしないだろう。



そしてサッカー放送の延長線上で同じNHK BSの世界のトップニュースを、iPadで株価をチェックしながら見ていたら、
イギリスの駐米大使がトランプを無能で適任でないと本国へレポートとのニュース。
あれっ、そんなニュースは日経電子版の速報でも見てないなぁと思ったが、よくよく考えたらトランプが無能なのは周知の事実なので、
わざわざ速報で出すほどでもないが、何せあの007MI6の英国なので情報漏洩は問題なのだろう。

Googleで検索したら色々なインターネットメディアではこのニュースが報じられており、主なところを目を通してみたが、
CNNニュースは英紙デイリー・メールの報道として、英国の駐米大使が本国への通信で、トランプ大統領を「無能」で「自信に欠け」、
「適任でない」と指摘し、トランプ氏のキャリアは「不名誉な終わり方」をする可能性があると指摘していたと報じた。

英外務省は声明で「英国民は大使らが駐在先の政治について、率直な意見を閣僚らに報告してくれるものと思っている。
その意見は必ずしも閣僚や政府の意見と一致するわけではないが、率直であることが大使らの任務だ。
米国の駐英大使が英国の政治に関する自分の見解を本国へ報告するのと同じことだ」と述べたと報じた。

前段のトランプ評価は特に目新しくもなく大方の評価だと思うが、英外務省の声明はさすがに練りに練られた外交の国イギリスらしいものだ。
このニュースはCNN以外でもBBCやAFPでも見れるが、今日のAFPではこのニュースに関してトランプがメイ首相を非難するツイートが載っている。

上の写真右側が駐米イギリス大使サー・キム・ダロック氏で、率直である事という任務に沿って本国へレポートした人物だ。
そして左が類が友を呼ぶのトランプの顧問弁護士で元ニューヨーク市長のルドルフ・ジュリアーニでロシア疑惑報道では
トランプ擁護派としてABCやCNNに出演し、ロシアから情報をもらう事は違法ではないと主張した人物だ。