女ひとり、歳をとる。

お金なしの60代、犬2匹と同居中。

言うべきか、言わざるべきか。

2019-08-31 10:44:56 | 日記

職場のOさんからなぜ海に入らなかったのかと、

ハワイから帰ってからもたびたび聞かれました。

はじめは、太っているからとか、水着を持って行かなかったとか、

その場しのぎで答えていました。

でも、また、始まりました。ちょっとしつこいよね。

「なんで、ハワイまで行って海に入らなかったのさ」

「ビーチは歩きましたよ」

「あんなにきれいな所まで行ってもったいないよ」

「湘南みたいに混んでますし、

もっときれいな海を知っているから、ワイキキの海は入りません」

「あっ、そう・・・」


しまった・・・。

またいつものように、ヘラヘラと受け答えすればよかった・・・。

昔、ダイビングで潜った海や、スノーケリングをしたビーチは、

とてもきれいでした。

でも、それをOさんに話したところで、話が弾むとは思えません。

自慢話をしていると、Oさんに思われるのが関の山です。

そのことをKちゃんに話すとすぐに、

「もっときれいな海知ってるって、言っちゃったんでしょ」と即答。

海の話は、海の好みを分かってくれる人に話すべきでした。


職場で昼礼が終わると、各自持ち場へ向かいます。

この日は、Yさん、Iさん、Nさんとわたし、

それに工事関係の男性2人が同じエレベーターに乗り、

それぞれ降りる階のボタンを押しました。

ちなみにみんな、Bの地下から乗りました。

するとYさんは「わたしはB」って言いました。

「BigのB、BusuのB、どっちですか?」とわたし。

「もぉー!!、降ろさないよー!!

とYさんはわたしの腕をつかみました。

Yさんはとっても太っています。


みんなが大笑いのエレベーターを1階で降りると、

「おかしすぎる」と一緒に降りたIさんが、また大笑い。

でも、相手の容姿やスタイルのことを、

冗談のネタにするのは、ちょっとよくないなって思いました。

あとで謝ろうかな・・・。

作業が終わって、事務所に戻ると、Yさんが待っていました。

「話したいことがあるのよ」

「わたしもです。BはBeautifulのBですよね」

「あーぁ、また先に言われちゃった。

あのあとね、Nさんが両方でしょって言ったのよ。

そしたら後ろにいた男の人たちが笑いをこらえられずに、

壁のほうを向いちゃったのよ。

もう、わたしも、おかしくて、おかしくて、

仕事中ずっと思い出しては笑ってたのよ」

「そうですか。みんなが楽しくてよかったです」

「そうね♪」


Yさんなら、いろいろな冗談を、

笑い飛ばしてくれると思っていましたが、

でも、今度からは、

BEAUTIFULを前面に押して、発言しようと思いました。





懲りない女。

2019-08-28 22:48:30 | 日記

きょうの退出のタイムカードを押すとき、

わたしの後ろにまたSさんが並びました。

大声でしゃべって、いつも、なんでか、チョコチョコ動いています。

やっと時間が来たと思ったら、

いつものようにグイグイと迫ってきます。

わたしがタイムカードを押している最中なのに、

自分のカードを押そうとしたSさんの手が伸びて、

わたしの肩に2度ぶつかりました。

前の人が打刻するのを待てないのでしょうか。

「押さないでください!」とわたし。

「やだ!押してないわよ」とSさん。

あー、もう、ヤダ!!

わたしはロッカー室へ走りました。

すると、うしろからSさんの声が聞こえてきました。

「あたしは押してないよ」

「押してなくてもわたしに触りました。

わたしは触られるのがイヤなんです!」

とうしろのSさんに向かって大声でしゃべったわたし。

頭に血が上っていました。


「あれ?きょうは早いね」とTさん。

「Sさんが押すので走って逃げてきました」とわたし。

「あしたからわたしの後ろに並べば?」

「もう!ホントにイヤだ!!」

Tさんが気遣ってくれたのに、わたしの頭の血は沸騰寸前。

今まで溜まっていたSさんへの不満が、

ポンペイを襲ったヴェスヴィオ山の大噴火のように爆発しました。

家に帰ってもむかつく気持ちは治まりません。


でも・・・、

何年人間やってんだわたし・・・。

OL時代だって散々女の戦いを経験してきてるのに、

なんの教訓も生かされていません。

Sさんは変わらないし、変えられない。

それなら、わたしが変わるしかないのです。

問題が起きそうな場所には近づかない!

タイムカードを押すときは、

Sさんのずっとうしろに並べばいいんです。

Sさんの前は他の人に譲ればいいんです。


きょうの夕ごはんは奮発して、1080円の中華弁当にしました。

でも、気持ちが高ぶったまま食べたので、

味がよくわかりませんでした。

大人げない行動で、

お財布も、胃袋も、気持ちも、損した感じです。

懲りない女のわたしです。

はぁ~(>_<)

 

もっとちゃんと味わいたかったなぁ。




歯並びの老化。

2019-08-27 23:37:39 | 老化現象・老後準備

 きょう歯医者に行ってきました。

以前勤めていた会社を辞めるまでずっと通っていて、

信頼していた歯科医です。

予約の電話を入れると、「あぁ、pakuさんですね」と、

覚えてくれていました。


「お久しぶりですね。きょうはどうされましたか?」

「下の前歯が不揃いになってきました」

「あぁ、それは加齢のため仕方がないんですよ。

どうしても治したいのであれば、矯正しかないですね。

でも、あまり、おすすめしません」

「じゃ、これからズレズレの歯並びになっていくんですか」

「夜寝るときにマウスピースをつけるといいですね。

夜に歯が前に出てきます。

マウスピースで歯を固定すれば、現状維持が期待できますよ」

「じゃ、マウスピースお願いします」


「でも、pakuさん、今の状態なら大丈夫でしょ。

以前の写真見てみましょう。あっこれ、7年前ですね」

「うわぁ、きれいですね。今と全然違う」

「ホントだ。上の歯はまっすぐに揃ってますね」

(先生、さっき大丈夫って言ったでしょ・・・)


顔のシワやシミ、そしてたるみ、

白髪や薄毛、爪の縦ジワや肥厚化、関節痛、

高血圧や高コレステロールなどのさまざまな老化現象。

それに加えて、まさか、

歯並びにも老化があるとは思いませんでした。

そして、歯の不揃いは治るものと思ってましたから、

これ以上の改善はできないと知ってショックです。

7年前のいい状態の歯並びの写真を見たので、ショックは大きい・・・。

でも、人間の全身は老化するのです。

歯並びだけが若いままのはずがない。

そのことを理解し、噛みしめながら、

1週間後、マウスピースができるまで、

歯に負担がかからないように、静かに寝るようにします。


手持ちのハンドタオルにテープをつけてみました。

テープは頂き物のお菓子やプレゼントのリボン。

ちょっとタオルを引掛けられるので便利です。


 


思い出したいこと。

2019-08-26 10:21:22 | 日記

職場のTちゃんはわたしよりも30歳以上年下です。

他人とうまくとコミュニケーションが取れなくて、

そのせいか、ずっと清掃のパートで働いています。


去年の暮、いつもおしゃべりしている人たちに、

忘年会をやりましょうと声をかけました。

もちろんTちゃんも誘いました。

するとOさんが、

Tちゃんにも声かけた?なんで?話が合わないよ」

と、Tちゃんを忘年会のメンバーから外すように言われました。

いつも一緒におしゃべりしているのに、なぜ?って思いましたが、

結局忘年会は、Tちゃんの都合の悪い日になりました。

 

その後、新年会や食事会が続きました。

わたしはそのたび、みんな一緒にいるところで声かけをしました。

もちろんTちゃんも一緒です。

そこでTちゃんにスマホで予約をしてもらったりして、

食事会ではTちゃん一緒なのが当たり前になって、

OさんもTちゃんのことで文句を言うこともなくなりました。

 

Tちゃんは営業職は向かないかなって思うけど、

他のことは普通の人と同じか、

今の職場のわたし達世代よりもずっと優秀なところがあります。

スマホやタブレット、PCは自在に使いこなして、

好きなアニメの催事には地方へもどんどん出かけて行きます。

先日も岐阜へ1泊でアニメの催しに出かけ、

帰りは名古屋で味噌カツを食べてきました。

食べることも大好きらしい。

「ひとりで行ったのかい?友だちはいないのかい?

ひとりでご飯食べて寂しくないのかい?」

とOさん。

またですか~!


Tちゃんはいつもひとりで出かけます。

そうすると、必ずOさんが同じことを言います。

 じゃ、Oさん、あなたは休日どう過ごしているんですか?

土曜日も別の場所で仕事をしていて、

日曜日は韓流のDVDを観るパターンでしょ。

わたしだって、スポクラ行く以外は家でゴロゴロしていますよ。


Tちゃんの若さ、好奇心、行動力は、

わたし達がとっくに失くしてしまったものです。

Tちゃんとおしゃべりしていると、そのことをとても感じます。

ひとりで行動しようが、人と一緒に行動しようが、

行動したことで、人生を多く生きたのだと思います。

Tちゃんとのおしゃべりは、

老化ばかり気にして、あとはもう朽ちていくだけと、

思い込んでいるわたしに、

思い出の中に置き忘れた、キラキラを思い出させてくれます。

Oさんも思い出してほしいな~って思います。

 

 

 


バスの中の日常。

2019-08-24 09:16:01 | 日記

きのうの帰りバスに乗ると、席が空いたので座りました。

最後の空席でした。

でも、わたしの前の席には、30歳ぐらいの男性が座っていて、

その横には男性のデイパックが置かれていました。

少し大きめですが、膝に乗せることはできそうです。

次々に乗客が増えて、

その男性の前に85歳ぐらいの男性が立ちました。

でも、デイパックをどける様子はありません。

わたしは、すぐ降りますからどうぞ、と言って、

おじいさんに席を譲りました。


デイパック男の顔を見ると、平然として何食わぬ顔。

よっぽど、荷物をどけなさいよ!と言いたかったのですが、

最近は些細なことでも、

殺人や傷害などの大きな事件が多いので、じっとしていました。


また別の日のバスの中、

わたしの前に座っていた20代の男性が、

バスの前を横切った車をスマホで撮影しました。

そしてバスがその車を横を通り過ぎた瞬間、

まるでアメリカ映画のギャングのように中指を立てて、

くたばれ!とつぶやきました。

・・・えっ、なぜ?


その交差点は複雑な五差路で、交差点では右折ができません。

バス路線の隣の別方向から来た車は、

バス路線の車の前を交差点手前で横切って右折します。

20代の男性はそのことを知っていたのか、知らなかったのか。

どちらにせよ、中指を立てて怒るほどのこととは思えません。

最近あおり運転がよく話題になっていますが、

バスじゃなかったら、20歳男性はあおり運転するのでしょうか。


テレビやネットのニュースで見聞きする出来事は、

わたしとは関係のない特別なことではなくて、

周りに普通に起こっていることなのだと、改めて思い知りました。

多くの人たちがイライラして、自分のことだけを考えている。

そんなイヤな光景に接して、ちょっと沈み込むわたしです。