女ひとり、歳をとる。

お金なしの60代、犬2匹と同居中。

放りっぱなしの片付け③。

2022-08-26 22:08:27 | 老化現象・老後準備

 

きのう不用品回収業者が来ました。

「これ全部ですと7万円ほどになります」

「えっー!! メールの見積もりでは3万円から4万円でしたけど」

「ええ、でも、実際に見てみないと最終の料金は出せないんです」

「そんなには出せないなぁ。ちょっと考えていいですか」

すぐに片づけたかったので、

大きなベッドマットレスとソファとテーブルを持って行ってもらうことにしました。

イスとテレビ台は残して別の処分方法を考えることにしました。

「じゃあ、これでお願いします」

「それでは4万円になります」

「う~ん。もう少し安くなりませんか」

「ソファの重量があるのでこの料金になります。

これでも勉強させてもらってます。

これから全部分解分別して廃棄所へ運ぶんです」

 

スマホの電卓で計算している業者の人、多分25歳ぐらいの男性。

そのスマホには奥さんらしい若い女性と、

小さな女の子が2人のプリクラが貼ってありました。

そのプリクラを見たらわたしの強気の気分がしぼんでしまいました。

荷物を整理したら次にやりたいことがあって、

これが終わらないと次に進めません・・・。

それにインターネット会社を替えたときの違約金が、

少し前に3万円ほど戻ってきましたし、

早く済ませたかったのでお願いすることにしました。

 

値段交渉は苦手です。

低料金を探したり考えるのもそんなに得意ではありません。

いつものLINEの4人グループに報告しました。

「ジモティーならマンション入口外で渡せるよね」

「Kちゃんの言うようにジモティならいくらでももらう人いるよ。

区の粗大ごみも置き場まで運んでくれるサービスもあるはず。

何なら運び出し手伝いに行きます」

・・・と軽めの突っ込み。

 

確かにいらなくなったと言っても、ただのゴミとして捨ててしまうよりも、

どこかでだれかに使ってもらった方がいいと思います。

知らない人とやり取りするのは苦手ですが、ジモティやってみようかな・・・。

 

買いたいと思っていた電動のリクライニングチェアは、

きのうの不用品の処分費用がだいぶかかったことと、

買ったらリクライニングチェアが重いので、処分するときのことを考えると、

ちょっと見送ったほうがいいのかなと思い始めました。

不用品のソファの座席部分のマットを取っておいたので、

しばらくそれを使ってみようと思います。

これから買うものはできるだけ無駄のないように、

よく考えるようにしなくちゃいけませんね💦

 

来週あたり羽毛布団を回収している店舗に持っていこうと思います。

ダウンコートは近くでしたが布団を回収してくれる店舗は、

電車に乗らなきゃなので、ちょっと二の足を踏んでいましたが、

行かねばなりませんね、と思ったのでした。

 

今朝、爽やかな鳥のさえずりが聞こえたので見回すと、

通りの前のビルで10分ほど鳴いていました。

なんていう鳥だろうか、まるで高原にいるようでした。

写真は見ずらいくてすみません。

 

 


放りっぱなしの片付け②。

2022-08-22 22:24:51 | 老化現象・老後準備

 

このマンションの内見したとき、家具と食器付きでした。

ダイニングテーブルとイス4脚、3人掛けソファ、ソファ用のテーブル、テレビ台。

プレート、ワイングラス、大きめのグラス、ゴブレットグラス、

コーヒーカップ&ソーサー、フォークとナイフ、コーヒースプーン。

それに、ソファの前にはきれいなラグ。

内見したときのイメージがよくなるようにきれいにセットしてありました。

確かに、今までいくつか見てきたマンションよりずっとオシャレに見えて、

わたしのテンションも上がってしまい、購入を即決したのです。

 

でも、ダイニングテーブルセットの高さが低くて、

なんだか落ち着かないので新しいものを買いました。

テレビ台は前の家からのお気に入りがありましたから、和室の奥へ押し込みました。

ソファはテレビ前に置いてあるので、

横になりながらテレビを観るのが日常になってしまいました。

食器たちも自分の好みとはちょっと違っていたので、

少しずつフリマで売っています。

 

置いてあるだけの用なしの家具たちは、いつか処分したいと思っていました。

粗大ゴミに出せば費用はそんなにかかりませんが、

自分で1階のゴミ室の前まで持っていくのはとても困難、99%無理です。

腰痛の原因になったベッドマットレスも寝室のベット横に立てかけたまま。

せっかくのひとり暮らしは伸び伸び暮らせるはずなのに、

いらない家具に囲まれて何年もきゅうきゅうと暮らしているのです。

 

最近少しずつ片づけを始めたので、

家具たちを処分しようと思い、回収業者に見積もりを頼みました。

ネットでいくつかの業者を探して、メールでのやり取りをしましたが、

こちらの希望の金額よりは高くなりそうです。

現物を見てわたしの希望額分だけ引き取ることも可能というので、

しあさって業者が来ることになりました。

知らない男性(たぶん2名)が部屋に来るのはイヤですが、仕方ありませんね。

どうだったかはまたご報告したいと思います。

 

ひとりがけのソファにしたいです。

 

 


不条理の行方。

2022-08-19 23:01:05 | 映画

 

きのう『アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台』を観ました。

舞台俳優のエチエンヌは、刑務所のワークショップの講師として、

囚人たちに演技を教えていました。

エチエンヌはかつて演じたことのある戯曲「ゴトーを待ちながら」が、

囚人たちのと心理に通じるのではと思い演目に選びました。

囚人たちはいつも待っています。

なかなか叶うことのできない、面会に来る家族や友人を、

欲しいものの差し入れを、そして、出所の日を・・・。

 

やがて、エチエンヌの情熱は刑務所長を動かします。

囚人たちは刑務所の外の一般の劇場で「ゴトーを待ちながら」を演じることになりました。

ワークショップや休憩時間で、稽古に取り組んできた囚人たち。

いよいよ本番、緊張マックスの囚人たちを舞台の袖で見守り励ますエチエンヌ。

公演が終わると大きな拍手とスタンディングオベーションが起こります。

それは話題を呼び、全国の劇場を回るツアーが始まることになりました。

 

どこの劇場も満員、そして、大きな感動を起こしますが、

刑務所に戻る囚人たちはいつも身体検査で、

家族や知人、観客からもらったプレゼンとのほとんどを回収されてしまうのです。

大きな満足と、大きな失望を繰り返す囚人たち。

しかし、パリの大劇場オリオン座からオファーが来ました。

エチエンヌも囚人たちもその公演に向けて熱い稽古が続きます。

そして、いよいよ、オリオン座公演の本番。

客席には、政府の要人の姿もありました。

どんなフィナーレを迎えることになるのでしょうか。

 

「ゴトーを待ちながら」のことはまったく知らないのですが、

ウィキペディアによると不条理演劇の代表作だそうです。

『アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台』は、

まさにそんな不条理をえがいていますが、エチエンヌはそれを受け止めます。

そのことはネタバレになるのであまり書けませんが、わたしはとても感動しました。

いつもエンドロールを観ないで席を立っていますが、

ずっと余韻が残ってこの日は最後まで観てしまいました。

ちなみにスウェーデンで実際にあったことを映画にしたそうです。

演者たちは重罪犯の囚人ばかりでしたから、日本ではちょっと考えられないでしょうね。

 

ポスター画像

 

 


映画のような手紙の物語。

2022-08-15 21:20:54 | 日記

 

少し前から観始めたYouTubeがあります。

『英国暮らし mikazuki』は、イギリス人男性と結婚して、

イギリスで暮らしている日本人女性(たぶん50代)の何げない日常の動画です。

mikazukiさんの住むイギリスの田舎の町や、ご夫妻の旅行の様子、

イギリスや日本の料理を毎回調理して、そのレシピを紹介、

ボーダーテリアのちびも毎回登場します。

 

『英国暮らし mikazuki』の魅力は、なんといっても撮影と編集が上手なこと。

観てほしいものをゆっくり、わかりやすく撮って編集していると思います。

まるで海外旅行でイギリスの田舎街を歩いているような気分になります。

わたしはテリア好きなので、ボーダーテリアのちびに会うことも楽しみです。

美しい街並み、ちびと歩く森の散歩、イギリスの行事や料理などが、

わたしにはとても新鮮で、海外旅行に行かれないストレスを、

少し和らげてくれています。

 

先日更新された【イギリス人夫との出会い/結婚記念日】の回で、

コメント欄で多かった質問で、イギリス人のご主人との出会いについて語っています。

じつはペンパルで 夫はイギリスでわたしは日本に住んでいました

英語を勉強しようと思って始めたのですが神様の計らいがあり今に至ります

最初に夫が日本まで会いに来てくれた後にすぐ

「ぼくの住む町で暮らせるかどうか見に来て欲しい」

そう言って飛行機のチケットが送られて来ました

なので最初に夫が合いに来てから結婚を決めるまで

わたしたちは2回しか会っていないのです

 

えっー!! えっー!! 映画みたいじゃないですか!!

すっかり干からびてしまったわたしの女心もうるっとしました。

おふたりは手紙のやり取りで愛情を育んでいたのですね。

イギリス行きに迷いはなかったとコメント欄に書かれているmikazukiさん。

きっと聡明で、感情豊かな美しい人なのでしょうね。

ときどき登場するご主人もとてもステキな人です。

 

mikazukiさんのように上品で上質な暮らしを心の奥では目指しながら、

いつもダラダラと生きているわたしには、ため息の出ることばかりですが、

でも、なんだか、ちょっと、ほっとする動画でもあるのです。

 

 

 


放りっぱなしのものを片付け。

2022-08-12 22:27:26 | 老化現象・老後準備

 

ダラダラと暮らしておりました💦

少し前から、片付けを始めました。

やろうやろうとずっと思っていたことでした。

 

まず始めは、このマンションに越して以来、

開けずにいた引っ越し荷物の段ボール2箱を開けました。

アルバムと書いてある段ボールを開けると、20代からの旅行や遊びの写真でいっぱい。

2、3年前に整理した段ボールは、わたしの小さなころのものや、両親や妹のアルバム、

それらは必要なものをまとめてすんなりと整理できましたが、

自分の青春時代の写真は楽しい思い出、すぐには整理できず持ち越し。

30冊ほどのアルバムはまず半分に、今年中の整理を目指します。

 

次は、カメラたち。

以前は大きなカメラや三脚を抱えて花の写真を撮っていました。

父の介護、そして見送り、2匹の犬たちとの生活・・・と、

生活環境の変化で撮影からは遠ざかっていましたが、

せっかく買ったのだからと、カメラとレンズたちを整理できずにいました。

でも、今はほとんどスマホで撮っています。

 

それで、やっと、重い腰を上げてカメラの下取りの査定をしました。

一眼レフなどは古い機種のため50円の査定💦

ムムム、ムムム、ムムム・・・。

下取りのお金で新しいコンデジを買おうと思っていましたが、

合計は購入価格の4%ほど、だいぶ足さないと新しいカメラは買えません。

でも、奥の部屋のテーブルの上はスッキリしました。

 

次はダウンコート。

粗大ごみで出そうと思っていましたが、ネットで調べてみて、

羽毛循環システムを推進している『Green Down Project』という団体があり、

いらなくなったダウン製品を回収していることを知りました。

その理念やビジョンに賛同できましたので、

近くにある回収場所へ、もう着ないダウンコートを持っていきました。

ただし、ダウン率が50%以上のダウン製品が回収の対象です。

わたしの古いダウンコートの品質表示は薄くなっていましたが、

80%がようやく見える程度、でも回収先の係の方も確認できましたので、

引き取っていただけました。

でも、ここは布団は扱っていないので、また別の回収所に持っていこうと思います。

 

まだ、まだ、片づけたいものがあります。

またご報告させていただきますね。

 

ほとんど価値なしと査定されたカメラたちですが、

わたしにはとても価値があり、たくさんお世話になりました。

今までありがとう💗