女ひとり、歳をとる。

お金なしの60代、犬2匹と同居中。

常識的な悩み。

2018-08-29 23:31:32 | 日記

職場のAさんは今の仕事を始めてまだ2週間。

いつも話しかけてくれるので、仕事の慣れ具合はどうかと思って、

仕事終わりにお茶に誘いました。


「どう?仕事慣れた?」(わたし)

「ん~、どうかな・・・。〇〇さんはどうですか、あの職場?

あそこって普通の人がいませんよね」(Aさん)

「そうね。みんな自分の常識だけで動いてる感じ」

「挨拶しても無視される。挨拶って基本でしょ」

「誰が挨拶してくれないの?」

「SさんとOさん。Sさんなんか昼礼後の移動のとき、

後ろから、速く歩けって言うんですよ

「えっ~、そんなこと言うの?」

「それにOさんのあのへんな笑い方も嫌だわ」

 

その後もAさんの言葉は止まりませんでした。

確かに今の職場はおばさんたちの無法地帯といった感じ。

言い合いや、怒鳴り合いは日常的です。

わたしも初めはびっくりしましたが、

ずいぶん慣れました。

常識的とは言い難いことの多い同僚たちの行動ですが、

仕事内容は単純、ノルマもないし、土日が休みで、

地元のパートより若干時給がいい。

同僚の人たちからの攻撃もあまりない。

だからわたしは仕事が続いています。


去年勤めていた所は、全員が意地悪。

仕事内容は細かく多岐にわたり、毎日の体調の報告や、

講習会なども頻繁にあって、面倒なことも多かったのですが、

やりがいを感じられるものでした。

でも、同僚の冷たさがとても辛かった・・・。

そのことに比べたら、今の職場のいろいろなことは我慢できます。


Aさんは今まで専業主婦だったそうです。

他の職場経験がありません。

Aさんの不満や悩みはとても常識的、

わたしもAさんの気持ちはよくわかりました。

でも、嫌な人はどこの職場にもいます。

どの程度で手を打つのか、それはその人次第。


「辞めないでね?」

とわたしが言うと、

「う~ん・・・」

とAさん。

どうなることでしょう。

頑張ってほしいけどな~。



 


のんびりやろう。

2018-08-27 22:30:44 | 老化現象・老後準備

先月シンガポールの電車の中で、

Kちゃんとわたしは席を譲られました。

譲ってくれたのは15,6歳の少年。

日本でいうシルバーシートに座っていた彼は、

わたしたちを見るなり席を立ち、立った席を示しました。

その少年の礼儀正しい態度に感心したものの、

人生初めて電車の席を譲られたわたしは、

もうそんな歳なのかしら・・・と、

ちょっと複雑な気持ちにもなりました。


歳のことと言えば、

この間会ったYちゃんが言ったことが印象に残っています。

Yちゃんは職場の20代の女性に聞きました。

「ねえ、〇〇さんとわたしってどっちが若く見える?」

答えは・・・?

〇〇さんは61歳のYちゃんより10歳年下の管理職、

ずいぶんおじさんにに見えるそうです。

だから自分の方が若く見えると思っていたのに、

「〇〇さんです」と返ってきた言葉。

Yちゃんはちょっとがっかりしたそうです。

でも、Yちゃんは美魔女ではありません。

わたしから見ても歳相応、

世間の人たちはちゃんとした認識があるのです。


Yちゃんもわたしも昔から若く見られていました。

Yちゃんは結婚しましたが、

わたしは結婚せず、夫やその家族との付き合いもなく、

子供の成長を支えることもなく、

趣味が楽しくて、その仲間たちが大好きで、

ただ、ただ、自分のことだけを優先していました。

精神年齢は30代で止まっていたのです。


でも、63歳になった今、自分の頭と心を、

もう少し実年齢に近づけたいと思うようになりました。

若いと思っていた自分なのに、老化現象に出会うたび、

心と体のアンバランスに不安を覚えるようになったからです。

そのため一時は老年期障害みたいな感じで、

心がくすんでいました。


老化を嘆くのでなく、変化を受け入れて共に生きる。

腰痛も、顔や体のシミも、垂れ下がった両頬も、

物忘れやうっかりも一緒に歩いていこう!

やっとそう思えるようになりました。

実年齢に合った若々しさで暮らしていきたい。

時々、くじけたり、いじけたりしちゃうけど、

のんびりやろうと思います。

 

 



お金の使い方。

2018-08-25 22:04:42 | 日記

きょうTさんはわたしの家の近くの、

人工関節専門の病院に来ました。

初めての診察だということですが、

もう手術するって決まったそうです。

評判のいい病院だそうで、

12月に一日だけ手術日が空いていたので決めたとのこと。

両膝の軟骨部分がなくなっていて、

手術以外の方法はないということらしいのです。


Tさんはわたしより2歳年上で、

身長は10㎝以上、体重は10㎏以上は多いと思います。

食べることと旅行が大好きで、

旅行で歩けなくなるのが辛いので膝を良くしたいらしい。

今までもいろいろな病院で膝を診てもらっても、

とにかく体重を落としなさいと言われ続け、

スポクラで泳いでいるけれど一向に体重は減らない。

でもね、きょうは一緒のランチのとき、

ご飯をおかわりしていたのですよ・・・。


Tさんは10年ほど働いていません。

今は年金と年金型でもらう退職金と投資信託の収入で、

妹さん一家と一軒家に暮らしています。

それなのに、毎月海外旅行している!!!

ベトナム、南アフリカ、マダガスカル、モルディブなど。

えっ~、どうしてそんなに行けるの???

来月は手術前にフランスへごはんを食べに行く、

フランスから帰ったら手術のための検査が始まるそうです。

うらやましい限りです。


わたしは働き始めてすぐに趣味でお金を使い始めたけれど、

その間Tさんはずっと働いてお金を貯めていたと言うのです。

それと持っているお金は、

自分の体が動くうちに使うと決めているらしいのです。

わたしは身寄りがないこともあって、

生活資金を80歳以降に使うように設定しました。


どう生きていくかと決めることで、お金の使い方も変わってきます。

別の友人からも、

すごく歳をとってから使うお金の価値と、

今使うお金の価値はすごく違うから、

今使うお金に重きを置いた方がいいよ、

とアドバイスされました。

でも、気の小さいわたしはなかなか冒険できません。

だから、長生きしなければ・・・ね。


別れ際にTさんが言いました。

「ところで、〇〇さん(わたしのこと)痩せた?」

「スポクラへ通って5㎏痩せました」

とわたし。

今、お金よりもカロリーを消費しているわたしです。





また・・・。

2018-08-24 23:21:29 | 老化現象・老後準備

わたしの仕事の中に、

フィスビルの給湯室のゴミ回収があります。

各階の給湯室の茶殻や燃えるゴミ、

ぺットボトルやその他のゴミを分別して回収します。

ゴミを回収した後はゴミ箱にゴミ袋を敷きます。

でも、きょう回収に行ったひとつのゴミ箱は、

ゴミ袋が敷いてありませんでした。


「え゛~!!! どうしたんじゃ~!!!」

バケツ状のステンレスのゴミ箱に茶殻や、

コーヒーメーカーのカスが直接捨ててありました。

これは2度目でした。

以前はあまりにもびっくりしたので、

担当の社員さんに報告しました。

でも、きょうは、

もしかしたらわたしがゴミ袋を敷き忘れたのか、

いや、きっとそうに違いない・・・、

と思いました。

マンションの郵便受けのことがあったので、

もう疑う余地はありません。

情けないやら、切ないやら・・・。


ひとつひとつの作業をきちんとすることを、

もう少しちゃんと考えないと、

他の人に迷惑がかかるようになると思います、きっと。

わたしの職場の人たちはどうなんでしょう。

わたしより年上の人はたくさんいます。

でも、だれもそんな愚痴をこぼしてはいない。

人の能力と年齢は比例していないから、

他の人と比べても仕方がないのは分かっています。


気持ちがへこんでます。

あしたはおいしいものでも食べて気分転換しますか・・・。

そうしましょう・・・。





広がっていく老い。

2018-08-21 23:27:19 | 老化現象・老後準備

きょうはとても恥ずかしいことがありました。

ブログにアップしようかどうか迷いましたが、

その恥ずかしい出来事もわたし自身のことです。

なので、ご報告させていただきます。


先週の土曜日に郵便を取ろうとして、

郵便受けのダイヤルを回しました。

右に×を1回、左に〇を2回、

途中でダイヤルがギッギッギッと重くなりました。

「・・・開かない」

もう一度、右に×を1回、左に〇を2回、

「ん~、開かない」

きのうまではスムースに開いたのに、どうしたのでしょうか。

月曜日に管理会社に電話をして事情を説明しました。

「すぐに見に行きます。

ただ、修理の場合の代金は個人負担になるかねしれません」


その夜に管理会社から電話がありました。

「きょうはそちらへ伺えませんでした。

あした伺うので、ダイヤルをもう一度確認させてください。

右に×を1回、左に〇を2回でしたよね

「はい、そうです。よろしくお願いします」

そして、きょうまた管理会社から電話がありました。

「きょう郵便受けを見てきました。ダイヤル番号の資料には、

右に〇を2回左に×を1回とありました。

それを5回続けてやりましたが、5回ともすんなりと開きました

とクールな担当者。

「えー!!! すみません!!! 恥ずかしい!!!」

と叫ぶアホなわたし。


あ~あ、なんてことでしょ・・・。

ダイヤルの数字の記憶が逆になってしまったなんて。

その前の日まで、いつものように郵便受けを開けていたのに。

これが現実、これがわたし自身です。

でも、恥ずかし~い!!!

わたしの老いはいよいよ、周りの人を巻き込み始めました。