女ひとり、歳をとる。

お金なしの60代、犬2匹と同居中。

お酒の飲み方、いとこ♀の場合。

2018-04-30 22:38:36 | 日記

先日、いとこたちの会食がありました。

親たちの結束が強かったので、

いとこ同士は小さいころからよく顔を合わせていました。

でも、葬儀や法事以外で会うのは久しぶりでした。


ちょうど70歳になったばかりのいとこがいたので、

古希のお祝いに花束贈呈。

宴もほどよく盛り上がりました。

でも、そのあたりからいとこ♀の声が大きくなり始めました。

お店の人が、「そろそろラストオーダーですけど」

「じゃ、ビール3本とハイボール2杯お願いします!」

そんな大きな声出さなくても聞こえるのに・・・。


なにか不満でもあるのか、

目を吊り上げてその場を仕切り始めました。

なにを言っているのかよくわからないし、

なぜここでそんな風になるのかも理解できません。

いとこ♀は法事では崩れませんが、

今までのいとこ会でもひどく酔っ払っていました。

でも彼女は今年で60歳。

もう大人のお酒の飲み方をしてもいいのに・・・。


わたしも若いときはガンガン飲んで、

大きな声で場を仕切っていました。

悪酔いをして、何度も場をしらけさせました。

そんなことを繰り返すうち、

ちょっと空しく感じるようになり、

それほどお酒に強くなかったので、

やがて、ほんのり酔える程度の酒量になりました。


いとこ会がお開きになりましたが、

店の前から動こうとしないいとこ♀、その弟、

別の酔ったいとこ♂、飲み足りないいとこ♀②のダンナ。

「2次会行くよ~」

と叫んでいます。

「引き込まれたら、たいへん、たいへん」

その他のいとこたちは足早に駅に向かいました。


家に着くと、いとこ♀の弟の嫁からLINEが入りました。

「お義姉さん、行きつけの店でめっちゃ酔っ払っているっぽいです。

我が家に泊まると思います」

「法事ではもう少しおとなしいけど、

きょうは後半から仕切りだしちゃったんだわ」

「前のいとこ会でも酔っ払って失態しちゃったから、

最初は気を付けていたんだと思います。

でも、いつものことですから・・・」


芸能人のお酒がらみの事件が、

毎日のようにテレビで放送されています。

いとこ♀はどんな状態なのでしょうか。

依存症ではないにしろ、

楽しくできる範囲を超えて飲み続ける60歳って、

どうなんでしょう、ちょっと心配です。



 


カメレオン。

2018-04-26 23:40:18 | 日記

20年ほど前、派遣社員で働いていたとき、

旅行の費用がないので、早朝の市場のアルバイトをしました。

朝5時から8時までの海鮮物の仕分け作業。

1月か2月だったでしょうか。

朝5時の外はまだ真っ暗で、とても寒かったです。

そこが終わってからでも、10時からの派遣先には間に合いました。

当時、そこで働いていた人たちは、

年配の女性、出稼ぎ中国人などが多かったようです。

 

3,4日たって少し作業に慣れたころ、

隣で作業している年配の女性が話しかけてきました。

「秋にさ、社員旅行があるんだよ。

あんた、旅行なんか行ったことないんだろ。

日帰りだけどね、楽しいよ。一緒に行こうね」

 

わたしは南の島への、

ダイビングツアー代のために働いているのに、

その言葉を聞いて居たたまれなくなり、

そこで働いている方々に申し訳なくて、1週間で辞めました。

 

今の仕事の帰りにスポクラに行くために、

荷物を抱えて出勤しています。

「そのバッグなに?」

「帰りにスポーツクラブに行くのでその荷物です」

「あっ、そうなの。いくらかかるの?」

ロッカーで聞かれたことは、

あっという間にパートさんたちに広がりました。

 

パートさんの中でも一番の古株のSさん。

彼女はパートさんの中でただ一人、スポクラに通っています。

「あんた、ジムに行ってるんだって?」

「はい」

「どれぐらいやってんのさ」

「まだ2ヶ月ぐらいです」

「週に何回?」

矢継ぎ早にいろいろと聞かれました。

ニコリともせず、まるで尋問のような感じ。

 

どうせなら、Sさんの通っている

スポクラの様子とか聞いてみたかったのですが、

そんな雰囲気ではありませんでした。

 

みなさん、清掃の仕事にン十年という方々。

一般企業の事務職上がりのわたしは、異端者かもしれません。

その異端者でも、今の職場でうまくやっていきたいのです。

60過ぎのわたしにほかに勤める所がありません。


わたしは生活に少しの潤いを足したくて、

今の仕事をしています。

「他の仕事はしてないの?」

「家は賃貸、持ち家?」

「年金って自分のなの?」

そう聞かれるたびに、馬鹿正直にこたえていたわたし。

無口でいたほうがよかったのかな・・・。


きょうは一度家に帰ってから、スポクラへ行きました。

家に帰って出直すのは大変そうでしたが、意外に大丈夫でした。

出勤時の荷物は控えめに、いろいろな質問の答えも控えめに、

これからはカメレオンのように、

職場の色に合わせようと思います・・・。



 


ここはどこ? わたしは誰?

2018-04-25 22:02:21 | 老化現象・老後準備

仕事は毎日同じことを繰り返し、

その日の作業は作業終了後、報告書に記入します。

それとは別に、1フロア毎に1週間に1度やる作業があり、

それも別紙の報告に記入します。

同じ作業なのですが、作業する階が毎日違います。


「あれ、何階だっけ・・・」

・・・と毎日考えます。

考えても、考えても、思い出せず、

メモ用紙に書くようになりました。

でも、肝心のメモが間違っている・・・。

それで1週間の日付と曜日と作業階数を書いて、

終わったら消し込んでいくようにしました。


この頃は、1日前のことはおろか、

数分前のことも思い出せなくなることが増えました。

両親とも認知症でしたから、わたしも・・・と考えてしまいます。

なんでこんなに記憶力が落ちてしまうのか、

歳だから仕方がないと思う反面、

将来への不安で心がいっぱいになります。


職場のパートの方々は、わたしより年上の方が多く、

わたしよりも4時間ほど多く働いているのに、

体力的にわたしのほうが老化している気がします。

仕事は単純作業の繰り返しだけど、

70歳の定年までもつかしら・・・。


自分の生活の軸を見失わないように、

毎日を明るく前向きに過ごすしかありませんね。

でもきょうは、ちょっとグチグチしちゃいました。


ここ2日ほどモナの具合が悪く、

夜はモナの横で寝ていたので、

よく眠れていなかったかもしれません。

今晩の散歩からモナは復活。

きょうは自分のベッドで休むことにします。



 


会いに行きます。

2018-04-23 23:15:21 | 日記

きのう老人施設にいる伯母に会いに行きました。

伯母は母の5歳年上。

93歳で時々忘れっぽくなりますが、

昔のことはよく覚えています。

きのうもいろいろな話を聞きました。


母の実家は北海道でニシン漁の網元でした。

祖母には兄がふたりいましたが、

見込みの薄い兄たちを心配した曽祖父は、

青森から腕のいい漁師を呼び、祖母の婿にしました。


ニシン漁が順調で祖父母は大きな屋敷を建てました。

10人いた子供たちは何不自由なく育ち、

年頃の母の姉たちは、三味線や長唄などを習っていました。

しかし、祖父母は、

祖母の兄の借金の保証人になり、

その兄は借金を返済せずどこかへ消え、

祖父母はそのあおりを受けて、財産を失いました。


祖父母と10人の子供たちは、

逃げるようにして東京に出てきました。

腕のよかった漁師の祖父は、

東京では何もできないただの大男になり、

その代わりになった2人の伯母たち。

習っていた三味線や長唄が、芸妓に役立ちました。

とくに一番上の伯母は話し上手で顔立ちがよく、

忙しく働くようになりました。

子供のうち2人は亡くなりましたが、

2人の伯母が、祖父母と6人の兄妹の生活を支えました。


昔なら普通にあった話だと思います。

でも、若いころわたしはそうは思えず、

一番上の伯母を中心に結束している母や叔父や伯母たちの、

とても濃い人間関係に、すごい違和感を感じていました。

親戚の行事からは遠ざかっていました。


今はその施設にいる伯母と、認知症の叔母と、

離れた所にいる叔父がいます。

元気なうちに、もっと話を聞いておけばよかった。

わたしが今ここにいる意味が、

もう少し分かったのかもしれません・・・。

また伯母の話を聞きに行こうと思います。



 


ほんとうの敵。

2018-04-21 17:24:10 | 日記

ここ3回ほど金曜日のスポクラをさぼっていました。

スポーツバックのスポクラ道具一式を仕事場まで運び、

狭いロッカーにぎゅうぎゅうと押し込め、

仕事が終わり、いざ、スポクラの駅が近づくと、

「あ~、きょうはホントに疲れた・・・」

「すぐに横になりたい・・・」

「お腹空いた・・・」

と次々にさぼる口実が浮かんできます。


友人のKちゃんいわく、

「疲れているときこそ、運動した方が疲れが取れるよ」

かわります、理解してます、頭では・・・。

でも、心が折れちゃうんです。

1週間が終わって体の疲れにも増して、

心の疲れが押し寄せてくる魔の金曜日。

 

そして、

かさばる荷物を抱えたまま家に帰り、

犬たちの散歩を済ませて、

菓子パンと牛乳を胃袋に入れれば、ソファでうたた寝。

あ~、なんて悲しい金曜日。


これじゃいかん!と、きょうは朝からスポクラへ行きました。

ちょっと苦手だったプログラム『Group Fight』の

30分版に参加しました。

このプログラムは戦う相手を想定します。

今までそれができずに集中度が高まりませんでした。

でも、きょうははっきり見えました。

対戦相手はわたし。


顔めがけてハイキック!

「チーズたっぷりの菓子パンごはんはダメ」

足めがけてローキック!

「食前食後のイモケンビはダメ、ダメ」

よろけたところを膝をつかんで倒し、

パンチ!パンチ!パンチ!

「お腹いっぱいになってすぐ横になるのはダメ、ダメ、ダメ」

首をつかんで右に左に振り回す!

「ちゃんとしないと、また血糖値上がるよ!!!」


対戦相手がいたせいか、いつにも増して汗をかきました。

気持ちよかったです。

でも、仮想対戦相手を作るには時々さぼらなきゃなりません。

またさぼる??? 

いえいえ、

ほんとうの敵は自分自身。

いつも、いつでも、心に潜んでいます。


あなたはいつでもわたしの味方。