職場のTちゃんはわたしよりも30歳以上年下です。
他人とうまくとコミュニケーションが取れなくて、
そのせいか、ずっと清掃のパートで働いています。
去年の暮、いつもおしゃべりしている人たちに、
忘年会をやりましょうと声をかけました。
もちろんTちゃんも誘いました。
するとOさんが、
「Tちゃんにも声かけた?なんで?話が合わないよ」
と、Tちゃんを忘年会のメンバーから外すように言われました。
いつも一緒におしゃべりしているのに、なぜ?って思いましたが、
結局忘年会は、Tちゃんの都合の悪い日になりました。
その後、新年会や食事会が続きました。
わたしはそのたび、みんな一緒にいるところで声かけをしました。
もちろんTちゃんも一緒です。
そこでTちゃんにスマホで予約をしてもらったりして、
食事会ではTちゃん一緒なのが当たり前になって、
OさんもTちゃんのことで文句を言うこともなくなりました。
Tちゃんは営業職は向かないかなって思うけど、
他のことは普通の人と同じか、
今の職場のわたし達世代よりもずっと優秀なところがあります。
スマホやタブレット、PCは自在に使いこなして、
好きなアニメの催事には地方へもどんどん出かけて行きます。
先日も岐阜へ1泊でアニメの催しに出かけ、
帰りは名古屋で味噌カツを食べてきました。
食べることも大好きらしい。
「ひとりで行ったのかい?友だちはいないのかい?
ひとりでご飯食べて寂しくないのかい?」
とOさん。
またですか~!
Tちゃんはいつもひとりで出かけます。
そうすると、必ずOさんが同じことを言います。
じゃ、Oさん、あなたは休日どう過ごしているんですか?
土曜日も別の場所で仕事をしていて、
日曜日は韓流のDVDを観るパターンでしょ。
わたしだって、スポクラ行く以外は家でゴロゴロしていますよ。
Tちゃんの若さ、好奇心、行動力は、
わたし達がとっくに失くしてしまったものです。
Tちゃんとおしゃべりしていると、そのことをとても感じます。
ひとりで行動しようが、人と一緒に行動しようが、
行動したことで、人生を多く生きたのだと思います。
Tちゃんとのおしゃべりは、
老化ばかり気にして、あとはもう朽ちていくだけと、
思い込んでいるわたしに、
思い出の中に置き忘れた、キラキラを思い出させてくれます。
Oさんも思い出してほしいな~って思います。