「90ミニッツ」 PARCO劇場 2011.12.08 14:00~
3度目の正直。。。ようやく三谷さんのお芝居を見ることができました。
今まで自分の予定がつかなかったりで、チケットを取るのをあきらめたり。
今年の震災で行けなかったり、当日急にいけなくなったりとか。。。
ホントにようやくです。
場所はPARCO劇場。今回は、西村さんと近藤さんの二人芝居。
いつものことですが、ネタばれを含みますので、これから観劇される方はご注意ください。
1シチュエーションのお芝居
登場人物は、西村さん演じる、ある病院の整形外科副部長と、近藤さん演じる、その病院に息子が交通事故で運ばれた父親。
息子は、事故で運ばれてきたが、手術そすれば助かるので、医者は父親に手術の同意書にサインをするよう求める。しかし、サインを拒否する父親。
その理由は住んでいる地域の習慣。その地域では輸血を認めていないとのこと。輸血なしで手術をするならサインをするという父親。しかし、輸血なしでは手術は不可能という医師。とうてい交わらない二人の主張の間で、息子の命はどんどんと危なくなっていく・・・
タイトルの「90ミニッツ」は、息子が手術をすれば助かるそのタイムリミットの時間。
医師はその息子を助けたい。だから何とかサインをさせようと、あれこれ手をつくし説得する。たとえば、肉食をしないという父親に「肉食は消化器官を通すが、輸血は血管を通すので違う」などと・・・しかし、父親も妻に電話したりしながら、すべてを拒否する。
挙句の果てに「承諾書なしで手術してください」と父親は言い出す。医師は承諾書なしでは手術はできないといい、「もし、承諾書なしで手術をしたら、あなたは病院を訴えますか?」と聞くと、父親は「訴える」という・・・
すると、医師は自分も整形外科部長がすぐそこに来ているから、訴えられると困るという・・・
ますます、折り合わない医師と父親。
そんな状況で、息子が危篤状況に陥る。
結局、医師として患者を助けたいという気持ちが勝った医師が、自分の責任で承諾書なしの手術を指示する。感謝の気持ちを伝える父親は「あと3秒指示が遅かったら、自分がサインをしていた」「息子を見るたびにこれからはこの3秒のことを思い出すと思う」と告げて去っていく。そして幕。
とにかく、緊張しっぱなしの90分でした。タイムリミットの90分間の攻防をノンストップで見せるんだけど、とにかく緊張した。
結局最後は意思が折れる形で、息子は救われたということだが、
私の個人的な気持ちとしては、父親の主張がまったくもってわからない。まあそういう実例が昔あったけど(確か宗教上の理由)、そのときも、理解できないって思ったし、一般のそういう信仰とかない人なら、「息子を救ってください~」とサインしているのが当たり前だと思うんだけど。
最終的に、その父親の主張が勝ったというのが正直納得いかないけど、でも、「息子をみるたびこの3秒を思い出す」という父親の言葉からは、父親も負けた感があるのだろうか。
このあと、この医師はどうなったのか?本当に父親は病院を訴えたのか?など、ちょっと気になったりもするけど。
結末の感想はともかく、お芝居はすごく面白かったし、90分間があっという間だった。
最初からずっと、ステージの中央、上から下に落ちる水があるんだけど、これが息子の命ということだった。
危篤状態で一瞬、水が止まる・・・そして手術を指示したあと、また流れ出す・・・ある意味シュール。
三谷さんの作品(お芝居)をもっと見たいと思いました。
西村さんと近藤さんは、お芝居上手なんで、何もいうことはないくらい。迫力満点でした。
近藤さんは汗をかきながらの熱演。見ている私も力が入ってしまいました。
3度目の正直。。。ようやく三谷さんのお芝居を見ることができました。
今まで自分の予定がつかなかったりで、チケットを取るのをあきらめたり。
今年の震災で行けなかったり、当日急にいけなくなったりとか。。。
ホントにようやくです。
場所はPARCO劇場。今回は、西村さんと近藤さんの二人芝居。
いつものことですが、ネタばれを含みますので、これから観劇される方はご注意ください。
1シチュエーションのお芝居
登場人物は、西村さん演じる、ある病院の整形外科副部長と、近藤さん演じる、その病院に息子が交通事故で運ばれた父親。
息子は、事故で運ばれてきたが、手術そすれば助かるので、医者は父親に手術の同意書にサインをするよう求める。しかし、サインを拒否する父親。
その理由は住んでいる地域の習慣。その地域では輸血を認めていないとのこと。輸血なしで手術をするならサインをするという父親。しかし、輸血なしでは手術は不可能という医師。とうてい交わらない二人の主張の間で、息子の命はどんどんと危なくなっていく・・・
タイトルの「90ミニッツ」は、息子が手術をすれば助かるそのタイムリミットの時間。
医師はその息子を助けたい。だから何とかサインをさせようと、あれこれ手をつくし説得する。たとえば、肉食をしないという父親に「肉食は消化器官を通すが、輸血は血管を通すので違う」などと・・・しかし、父親も妻に電話したりしながら、すべてを拒否する。
挙句の果てに「承諾書なしで手術してください」と父親は言い出す。医師は承諾書なしでは手術はできないといい、「もし、承諾書なしで手術をしたら、あなたは病院を訴えますか?」と聞くと、父親は「訴える」という・・・
すると、医師は自分も整形外科部長がすぐそこに来ているから、訴えられると困るという・・・
ますます、折り合わない医師と父親。
そんな状況で、息子が危篤状況に陥る。
結局、医師として患者を助けたいという気持ちが勝った医師が、自分の責任で承諾書なしの手術を指示する。感謝の気持ちを伝える父親は「あと3秒指示が遅かったら、自分がサインをしていた」「息子を見るたびにこれからはこの3秒のことを思い出すと思う」と告げて去っていく。そして幕。
とにかく、緊張しっぱなしの90分でした。タイムリミットの90分間の攻防をノンストップで見せるんだけど、とにかく緊張した。
結局最後は意思が折れる形で、息子は救われたということだが、
私の個人的な気持ちとしては、父親の主張がまったくもってわからない。まあそういう実例が昔あったけど(確か宗教上の理由)、そのときも、理解できないって思ったし、一般のそういう信仰とかない人なら、「息子を救ってください~」とサインしているのが当たり前だと思うんだけど。
最終的に、その父親の主張が勝ったというのが正直納得いかないけど、でも、「息子をみるたびこの3秒を思い出す」という父親の言葉からは、父親も負けた感があるのだろうか。
このあと、この医師はどうなったのか?本当に父親は病院を訴えたのか?など、ちょっと気になったりもするけど。
結末の感想はともかく、お芝居はすごく面白かったし、90分間があっという間だった。
最初からずっと、ステージの中央、上から下に落ちる水があるんだけど、これが息子の命ということだった。
危篤状態で一瞬、水が止まる・・・そして手術を指示したあと、また流れ出す・・・ある意味シュール。
三谷さんの作品(お芝居)をもっと見たいと思いました。
西村さんと近藤さんは、お芝居上手なんで、何もいうことはないくらい。迫力満点でした。
近藤さんは汗をかきながらの熱演。見ている私も力が入ってしまいました。
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