『不道徳教育講座』(三島由紀夫著、角川書店)を読む。
本書は、1958年に、女性向け週刊誌「週刊明星」に連載後、翌年単行本で刊行され、1995年に新装版として再版された。
全部で70章(テーマ)。「大いにウソをつくべし」「人の不幸を喜ぶべし」など、刺激的なタイトルが並ぶ。風刺やパロディ、巧みなレトリックで、世の中の道徳や良識の裏側を突く。当時の文化・風俗が反映されており、知らない時事ネタや人物が出てくるが、そういった時代背景を分かっていなくても、十分理解できる。
一見、読者を翻弄しているかのようだが、読後には逆に健全な良識が残る。手放しで褒めたり、労ったりするよりも、アイロニカルに言ったり、辛口なことを述べ、その上で相手を啓発する方が、はるかにインテリジェンスが必要だということがよく分かる。
本書は、1958年に、女性向け週刊誌「週刊明星」に連載後、翌年単行本で刊行され、1995年に新装版として再版された。
全部で70章(テーマ)。「大いにウソをつくべし」「人の不幸を喜ぶべし」など、刺激的なタイトルが並ぶ。風刺やパロディ、巧みなレトリックで、世の中の道徳や良識の裏側を突く。当時の文化・風俗が反映されており、知らない時事ネタや人物が出てくるが、そういった時代背景を分かっていなくても、十分理解できる。
一見、読者を翻弄しているかのようだが、読後には逆に健全な良識が残る。手放しで褒めたり、労ったりするよりも、アイロニカルに言ったり、辛口なことを述べ、その上で相手を啓発する方が、はるかにインテリジェンスが必要だということがよく分かる。