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物部の森

日常感じたこと、趣味のこと、仕事のこと・・・等々
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【書籍】代表的日本人

2013年02月12日 | Weblog
 『代表的日本人』(内村鑑三著、岩波文庫)を読む。

 1908年に刊行された英文著『Representative Men of Japan』の翻訳である。もう古典といっていいくらいのロングセラーだ。日露戦争の結果、日本への関心が著しくいちじるしく高まったヨーロッパ諸国に、日本人のパーソナリティを紹介する役割を果たした。
 「代表的日本人」として取り上げられている人物は西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮の5人。数多くの歴史上の偉人から、この人たちを「代表」として選出するのはたいそう難しかったんだろうと想像する。上杉鷹山と中江藤樹についてはあまり詳しく知らなかったので、特に興味深く読めた。
 これらの人物に共通する気質とは何だろう。「徳(それも陰徳)」「正義」「努力」「信念」「謙譲」「質素倹約」といったキーワードが浮かび上がってくる。「日本人」というよりも「人」としてそうありたい。
コメント (2)
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