２日連続「じょん」へ

　晩御飯はおふくろと二人で外食。「どっかええとこある？」と聞くので、昨日行った「じょん」へ連れて行こうと「実は昨日、ええ店見つけたんや」。「もしかして、ローソンの横のとこか！？」。ご名答。「あたしも気になっててん」。さすが女性は目の付け所が良いというか早いというか。
　店に入ると、おかみさんが「あれ？」という顔をする。「昨日美味しかったから、今日も来ました（笑）」。
　カウンターに座り、アラカルトで注文する。おふくろは板さんが外国人ということにびっくりしてた。他にも二組客がいたが、みなさん同士しゃべっているので、ジョンさんと少し話ができた。来日８年目、日本語はペラペラ。天王寺の料亭「天田」で修行をして、昨年独立して店を開いたとのこと。「何で場所が寺田町なん？」。「近くに住んでるからです（笑）」。
　料理は、味もさることながら、器が良い。陶器の好きなおふくろは、いちいち「これは何々焼き」とコメントする。「たくさん料理を注文してもらったら、色んな器が出てきますよ（笑）」とジョンさん。「ちゃんと日本語でジョークも言いはるわ」と彼女も感心していた。
　最後、おふくろはデザートで、私はとろろ飯で締める。私が勘定しようとすると、「息子に出させるわけにはいかん」と彼女が支払ってくれた。
　「今日はこの店知れたことが大収穫やわ。またここで女子会しよ」。そう言ってもらえると連れてきた甲斐がある。カアちゃん、ご馳走さん。