深刻さを増した尿のにおいに少し悩んだ。朝一番の尿だけとはいえ同じ症状が二日続いた。医者へ行くべきか?心配でもあるが、面倒でもある。予定では約一週間後に国民健康保険の健康診断が入っていた。尿検査もある。とりあえず結論先送り、様子を見ることにした。
さて、健康診断の日。あの日以来尿のにおいは無くなっていた。やはり何でもなかったのだ、と思っていたら、尿検査で取った尿がひどく色がついていた。においは殆どないが、ウイスキーの色。かなり濃い茶色だ。驚いた。
一連の検査が終わって、最後の問診。医者が出てくる。この医者はいつも違う。医師会で順番に回しているのだろう(多分)。その日一回限りの付き合い。そのせいか毎年至っておざなり。
「特に悪いところは無いですが、やや太り気味かな、少しやせた方がいいですよ。何処か気になる所はありますか?」
と毎年全く同じことを言う。そこで、気になる所、たとえば去年は、手が震えるみたい、一昨年は腰が痛い、その前は夜中の尿意、などといわゆる気になっていることを一言いうと、医者は私の書いた問診票を見て、
「心臓の病院は定期的に通院してますね」
「はい、三か月に一度ですが」
「じゃあ、主治医の方に訊いてください」
毎年同じ答え。そんな答えならいちいち何かありますかなどと訊くなよ!と思う。
さて、今年の医者は女医さん。私はこの所女医さんと相性がわるい。
さて、今年の女医さんもいうことは判で押したように同じ。
「特に悪いところは無いですが、やや太り気味です。少しやせた方がいいですよ。尿に少し蛋白が出てますが、他の検査は正常ですし、糖尿の気もありません。疲れたりするとよくある事ですし、心配ないでしょう。何処か気になる所はありますか?」
で終った。尿のにおいの事は言わなかった。特に尿は異常無いと言うし、においは無くなっていた。それに言ってもまた主治医に訊けといわれておしまいだろう。異常無いならそれでいいと思った。
ところが一週間ほどして、また尿がにおった。軽くにおう程度だが、あの嫌なにおいと同じ仲間。
さらに一週間程様子を見たが、においは強くもならないが、弱くもならない。
そんな時、健康診断の結果通知が来た。
総合判定
「持病に関しては主治医と相談の上健康管理を行ってください。
尚、高血圧も疑われます
また、腎・尿路系の病気、肥満も注意が必要です」
随分ではないか!特に悪いとことはないどころか、まるで全身病気のかたまりのような記載内容。こんなの初めて。そういえば、尿のにおいは無くならないし、なんか腎臓のあたりが痛いような気もし始めた。
えーい!また医者かよ。
ということで次回に続く
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