行政書士・社会保険労務士 大原事務所

人生も多分半ばを過ぎて始めた士業。ボチボチ、そのくせドタバタ毎日が過ぎていく。

初夏の朝と近所の目覚まし

2016-07-04 23:45:06 | 日記・エッセイ・コラム

 去年気が付いた。朝、近所の目覚ましが鳴る。しかも多分2軒。1軒は不定期に、もう1軒は毎日。冬はお互いに窓を閉めているし、雨戸を閉めている部屋もある。音は聞こえない。真夏はエアコンを使うので部屋は閉めきっているのだろう、やはり音は聞こえない。聞こえるのは少し窓を開けて眠る今の時期。たいてい7時に鳴る。
 私は6時半にはおきているので別に迷惑とは思わない。かえって6時頃目が覚めて、もう少し眠りたいが、眠ると寝過ごすといけない、と迷った時など、そうだ近所の目覚ましでおきられるだろう、と便利に使わせてもらっている。
 不定期に鳴るほうは置いておいて、毎日鳴る方の目覚ましが面白い。まず7時に鳴る。かなり寝起きの悪い人らしく1~2分位鳴ってからやっと止まる。そして7時5分くらいにまた鳴る。今度は直ぐ止まる。この辺りは想像がつく。最初は目覚ましをベッドから少し離れた所に置いてある。枕元では無意識にすぐ止めて寝てしまう。起き上がるなり、布団から出るなりして止めないといけない所に置いておけば必ず1度は目がさめる。目がさめて時計を枕元にもってきてまた目を閉じる。多分そういう仕組の目覚まし時計で5分たつとまた鳴るのだ。今度は枕元に持って来てあるので直ぐ止める。
  私にも覚えがある。私など、1人暮らしで遅刻ばかりしていた頃、その頃は5分おきに何度も鳴る目覚ましなど無かったような気がする。だから枕元、少し離れた机の上、台所の流しの近くと三つ目覚まし時計を置いて、気が付いたら全部止めて台所の床で寝ていて、あまりの事にショックで会社を休んだことがある。
 近所の住人はどの程度の寝坊か知らないが、7時、7時5分と2度なった程度では済まないようだ。次は7時10分に鳴る。更に7時15分、20分、と多分30分位まで何度か鳴って、やっと終わる。毎朝の儀式のようだ。
 余計なお世話だが、最初から7時半に合わせておけばいいのに。でも何とか7時におきて、ゆっくり朝の支度をしたいのかも知れない。そして毎朝そんな自分の気持ちを裏切ってしまう。ようし明日こそと、毎夜眠る時、朝7時に合わせた目覚ましのスイッチを入れる。

その気持ち、分かるような気もする。



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