ハッブル宇宙望遠鏡の近赤外線観測から、
宇宙の歴史を、130億年以上さかのぼった時代の銀河が7個発見されました。

ハッブル宇宙望遠鏡の
観測から発見された
7つの遠方銀河
画像の中の数字は
光の波長が地球に届くまでに
引き伸ばされる赤方偏移の度合い
大きいほど遠方の銀河になる
これにより、銀河の数の統計的なデータから、
今につながる宇宙の重要イベント“再電離”を、探る有力な手がかりが得られたことになります。
これらの銀河は、137億年前の宇宙誕生から、3億5000万~6億年後のものと見られています。
その1つは、わずか3億8000万年後という、これまでに発見された銀河のうちもっとも遠くのものかもしれません。
こうした初期宇宙の銀河を、まとまった数で観測できたのは初めてのことなんですねー
宇宙の歴史をさかのぼるにつれて、銀河の数が減るという推測に沿う結果となりました。
このことは、この時代の銀河が徐々に集まって、
宇宙誕生から数億年後にその放射で“再電離”が起こったとする説を裏付けるものです。
“再電離”とは、宇宙誕生後初めて作られた中性水素原子が、銀河などからの紫外線で再び電子と陽子に分けられ(電離し)、宇宙の暗黒時代が終わりを告げたという、宇宙の歴史における一大イベントのことです。
初期の銀河に含まれる恒星の放射が、この電離を起こすに「じゅうぶんなものだった」っかどうかは、これまで議論の的になってきました。
そして今回の研究から、“再電離”は数億年以上も続き、銀河はゆっくりと星や物質を生み出していったと考えられます。
一瞬の劇的なイベントではなく、長期間のゆるやかなプロセスだったということなんですねー
宇宙の歴史を、130億年以上さかのぼった時代の銀河が7個発見されました。

ハッブル宇宙望遠鏡の
観測から発見された
7つの遠方銀河
画像の中の数字は
光の波長が地球に届くまでに
引き伸ばされる赤方偏移の度合い
大きいほど遠方の銀河になる
これにより、銀河の数の統計的なデータから、
今につながる宇宙の重要イベント“再電離”を、探る有力な手がかりが得られたことになります。
これらの銀河は、137億年前の宇宙誕生から、3億5000万~6億年後のものと見られています。
その1つは、わずか3億8000万年後という、これまでに発見された銀河のうちもっとも遠くのものかもしれません。
こうした初期宇宙の銀河を、まとまった数で観測できたのは初めてのことなんですねー
宇宙の歴史をさかのぼるにつれて、銀河の数が減るという推測に沿う結果となりました。
このことは、この時代の銀河が徐々に集まって、
宇宙誕生から数億年後にその放射で“再電離”が起こったとする説を裏付けるものです。
“再電離”とは、宇宙誕生後初めて作られた中性水素原子が、銀河などからの紫外線で再び電子と陽子に分けられ(電離し)、宇宙の暗黒時代が終わりを告げたという、宇宙の歴史における一大イベントのことです。
初期の銀河に含まれる恒星の放射が、この電離を起こすに「じゅうぶんなものだった」っかどうかは、これまで議論の的になってきました。
そして今回の研究から、“再電離”は数億年以上も続き、銀河はゆっくりと星や物質を生み出していったと考えられます。
一瞬の劇的なイベントではなく、長期間のゆるやかなプロセスだったということなんですねー