NASAによる小惑星再配置ミッションが、
これまでの小惑星全体を月軌道に運ぶ計画から、
無人宇宙船でその一部を採取して、月軌道に運ぶ計画に変更されるそうです。
最終目的地の候補には“イトカワ”、“ベンヌ”、“2008 EV5”などが挙がっていて、
今のところ“2008 EV5”が最有力なんですが、決定されるのは2019年。
打ち上げは2020年12月の予定で、2年かけて目的の小惑星に向かうことになります。
宇宙船には、採取するサンプルを検査するための一連のセンサーが搭載されていて、
到着後は目的の小惑星で、最大で幅4メートルの岩を採取。
その後、再び周回軌道に入り、
215日から400日間小惑星を周回したのち、重力を利用して軌道を変更します。
そして得られた岩は、2025年に月軌道へと運ばれ、
そこで宇宙飛行士がランデブーを行い、岩からサンプルを採取するという流れになります。
この計画が成功すれば、
巨大な岩を意図的に地球の近くまで移動する世界初の例になり、
宇宙飛行士が岩からデータを収集することで、
採取元の小惑星の種類を詳しく知ることができるんですねー
NASAによると、
この計画は、有人火星探査への足がかりになると同時に、
惑星の衝突防止戦略を試すチャンスにもなるそうです。
無人宇宙船が小惑星を訪れている間に、小惑星の軌道を徐々に変える予定で、
もし、それが達成されれば、
地球に巨大隕石が近づいたときに、
同じ方法で衝突を避けられるかもしれません。
さらに遠い宇宙へのミッションに備えて、太陽光を利用した電気推進モジュールなどの導入も検討しているんだとか。
このミッションは現在、
計画を精査するための初期段階“フェーズA”に入ろうとしているところ。
目的地の決定は、まだ先なんですが、
月軌道に人を送るためには、
まず、大きな打ち上げ能力があるロケット“スペース・ローンチ・システム”と、
有人宇宙船“オリオン”の準備を進める必要がありますね。
これまでの小惑星全体を月軌道に運ぶ計画から、
無人宇宙船でその一部を採取して、月軌道に運ぶ計画に変更されるそうです。
小惑星から岩を採取するようす(イメージ図)。 |
最終目的地の候補には“イトカワ”、“ベンヌ”、“2008 EV5”などが挙がっていて、
今のところ“2008 EV5”が最有力なんですが、決定されるのは2019年。
打ち上げは2020年12月の予定で、2年かけて目的の小惑星に向かうことになります。
宇宙船には、採取するサンプルを検査するための一連のセンサーが搭載されていて、
到着後は目的の小惑星で、最大で幅4メートルの岩を採取。
その後、再び周回軌道に入り、
215日から400日間小惑星を周回したのち、重力を利用して軌道を変更します。
そして得られた岩は、2025年に月軌道へと運ばれ、
そこで宇宙飛行士がランデブーを行い、岩からサンプルを採取するという流れになります。
この計画が成功すれば、
巨大な岩を意図的に地球の近くまで移動する世界初の例になり、
宇宙飛行士が岩からデータを収集することで、
採取元の小惑星の種類を詳しく知ることができるんですねー
NASAによると、
この計画は、有人火星探査への足がかりになると同時に、
惑星の衝突防止戦略を試すチャンスにもなるそうです。
無人宇宙船が小惑星を訪れている間に、小惑星の軌道を徐々に変える予定で、
もし、それが達成されれば、
地球に巨大隕石が近づいたときに、
同じ方法で衝突を避けられるかもしれません。
さらに遠い宇宙へのミッションに備えて、太陽光を利用した電気推進モジュールなどの導入も検討しているんだとか。
このミッションは現在、
計画を精査するための初期段階“フェーズA”に入ろうとしているところ。
目的地の決定は、まだ先なんですが、
月軌道に人を送るためには、
まず、大きな打ち上げ能力があるロケット“スペース・ローンチ・システム”と、
有人宇宙船“オリオン”の準備を進める必要がありますね。