以前の記事では以下のとおりでした。
【一括比例配分方式】
S_比例 = p*(Rt_1+Rt_2+Rt_3) - k_1*C - δ ・・・ ①
δ = (k - k_1)*C ただし |k-k_1|/k_1 >= 0.5 & |k-k_1|>= 0.05 ・・・②
【個別対応方式】
S_個別= p*(Rt_1+Rt_2+Rt_3) - Ct ・・・③
今回は、通算課税売上割合が著しく変動する(つまり②を満たす)場合を考えます。
この時、δを考慮しなくてはなりません。
①と②より、
Δ = S_比例 - S_個別 = -k_1*C - δ + Ct = -k*C + Ct ・・・⑤ となります。
Δ > 0 となるのは、k*C < Ct のとき。つまり、Ct/C > k です。したがって、課税売上のための課税仕入税額の割合が通算課税売上割合よりも大きい場合には、個別対応方式の方が有利ということです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます