キッチンから愛をこめて

丁寧に紅茶を淹れて過ごす日々

ターシャのお家とお庭ツアー①

2017年07月07日 | アメリカ東海岸ターシャを訪ねて2017
 6月20日(火) ターシャのお家とお庭ツアー

 前日の雨も止んで、朝8時、いよいよターシャのお家とお庭ツアーに出発です。
 バーモント州の深い森のなか、、、としか知らされていないターシャの家。

 ツアーでこの敷地内に入れるバスは、年間6台だけ。

 森のなかをバスは進みます。
 ここはもうターシャの敷地です。と食野先生。

 バスを降りると、向こうの方から誰か歩いてきます。
 そう、セスです。ターシャの長男のセスが、私たちを迎えに来てくれたのです。

 セスと食野先生の後について、しばらく行くと、木造の家。
 ここは、ターシャの長女が住んでいた家で、今は改装して事務所兼ショップになっています。

 ターシャの孫のウィンズローのお嫁さん、エイミーが笑顔で迎えてくれました。
 ここで、ターシャ・ファミリーとお写真タイム。エイミーさん、可愛い!

 ターシャのお家とお庭は、版権の関係で撮影NG。なので、写真はありません。

 ここからグループに分かれ、ツアー開始です。
 私たちは、まずターシャの孫のウィンズローの案内でお庭見学。
 
 お庭に入っていくと 突然現れる、野の花の咲き乱れる草原。
 むらさき色のルピナス、可憐なデージー、風に揺れる無数の小さな花たち。
 映像のなかで、裸足で歩くターシャの姿が目に浮かびます。

 昨日の激しい雨で、お花が倒れちゃって・・・と残念そうなウィンズローさん。
 ターシャ亡き後、お庭の手入れを一手に任されているのです。
 ターシャとの思い出話を交えながら、丁寧にお庭を案内してくれました。
 
 お花で飾ったケーキを浮かべたあの小さな池、ターシャが腰かけてスケッチしていた石垣、
 時折聞こえてくるニワトリの声、ターシャがゆっくりゆっくり歩いていた花の小道。
 そして一番見たかった午後4時半にお茶を飲むことを日課としていたターシャのポーチ。

 コマドリの声、ローズマリーの香り、流れる雲、枯れ草だって目を楽しませてくれる。
 そんな小さなダイヤモンドの輝きに、気づかないでいるのはもったいないでしょ。
 だから、ゆっくりお茶を飲んで味わうの。生きているだけでもありがたいと思えるから。

 ターシャが目を輝かせながら座っていた、あのポーチ。

 そこに、ターシャがいないことが悲しかったです。
 ターシャが好きだった花柄のティーカップも赤いテーブルクロスも今はありません。

 梢を吹き抜ける風が、そっと通り過ぎていきました。

  
  
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