5鳩、社会
めあて確認中 めあてを達成するためにはどうしたらいいか、自分たちで考えさせます
学習内容のめあてだけでなく、めあて達成に向けたクラスとしての行動目標まで意識させ、意見発表へのモチベーションを高めます。
前時に行った4つのメディア(テレビ・新聞・ラジオ・インターネット)調べの内容をもう一度見直して発表準備
学習係が前に出て授業を進行させます
授業者は、主に子どもたちの意見を板書するだけ
(意見の流れを軌道修正するためにツッコミを入れることはあります)
自分たちでどんどん授業を進めていきます
意見を発表するときに、根拠になる教科書や資料集のページや行を言うので、聞いている子どもたちも自然にそのページを見ます。
たくさんの意見が出されました
納得する意見すべてに挙手して、自分の意見を確認します
次は、各意見に対しての質疑応答です
ここも子どもたちだけで進めます
時間が来たところで、先生のまとめの話を聞きます。
「よい意見がたくさん出ましたね。(アンダーラインを引きながら)これらに共通することは何でしょう・・・・・つまり、「人(だれが)」「時(いつ)」「目的(何のために)」により、どのメディアがより適切であるかが変わってきますね。例えば、災害の時は・・・・、調べたいものがあるときは・・・、目の不自由な人は・・・。つまり、それぞれのメディアの良いところと問題点を正しく理解して、一人一人が自分でメディアの正しい使い方を判断し、よりよく活用することが重要です。」
最後に自己評価と授業のふり返りを書きます
早く終えたら、分からない言葉を辞書で引いたり、意見を発表したり、さらに書き足したりして、「空白の時間」を自分でつくらないようにします。(辞典はいつも机上に置いて、授業中調べたいときにいつでも引きます)
子どもたちは、いつもどおり、よく学習しました
「すぐに言わんといて。教科書開けやん。」
「それって、根拠はどこ?」
「〇〇君の意見に納得して意見が変わりました。」
「・・・こう思いますが、みなさん、どうですか?」
「〇〇という立場の人、立ってください。」
「〇〇君、今は座ったらいいんちがう?」
こんなことを、時にははっきりと、時には小声で言いながら、普通に自分たちだけで授業を進めていきます。先生の存在をまるで忘れているかのように。
発表をしたり、聞いたりしながら、自分の考えをどんどん深めていくのです。この点が、個人学習では難しくて学び合いのよいところです。
させられる学習ではなく、主体的に学ぶ授業ですので、集中します。より力がつきます。
このように「自分たちで授業をつくる」経験をさせながら、学級としての力も高めていきます