mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

アルファベットにすると回文の駅名

2016年07月31日 | 鉄道
 マイナビニュースのトラベルに面白い情報がありました。結論から先に言えば「駅名の読みが頭から読んでも最後から読んでも同じという回文の駅」、これがアルファベット表記だと回文になる、という面白い発見。
記事:鉄道トリビア 全国に4駅ある赤坂駅と愛媛県の五十崎駅、その共通点は…

 これは全く気付かなかった。見出しに「赤坂」の共通点で、火山灰堆積地層のことか?そこになぜ五十崎駅?と思いましたが、ローマ字表記にすると、逆から読んでも同じ、という珍発見。
 「赤坂」は、「あかさか」でローマ字表記にすると「AKASAKA」、あ、同じだ。
 「五十崎」は「いかざき」と読みローマ字では「IKAZAKI」、これ発見した人、凄い!
 まだあるというから、探してみたいですが、さすがに骨が折れますので、これは道具の手を借りねばなりません。
 記事の中にある「飯井」駅は「いい」で、ローマ字にすると「II」、簡単です。これは存じており、駅名しりとりでよく出しております。
 しりとりで最初の文字と最後の文字が同じだと、何やら面白いですし、いたずら心で結構やっております。

 しかし、面白い発見の記事でした。

ゆか/とこ・京都の川床の呼び方

2016年07月30日 | 京都
 日経関西発に面白い記事がありました。夏の京都市の風物詩、涼感を呼ぶ、水面の上に床を張って食事などを提供する「納涼床」。
 いわゆる「川床」ですが、この「床」の字をどう読むのか、場所によって違うという記事。
記事:京の風物詩 呼び名に違い(とことんサーチ) 鴨川は床(ゆか) 江戸期起源、現代は高床

 詳細はリンク先を読んでいただくとして、京都市の川床は、市街地の鴨川、洛北の貴船、洛西の山間部高雄でやっています。

 このうち、市街地鴨川のものは、川床と書いて「かわゆか」つまり「ゆか」と呼びます。
 貴船と高雄は、「かわどこ」、つまり「とこ」と呼びます。

 一説には、水面からの距離、すなわち高さからきているのではないかというのを、かつて伺いました。
鴨川の床。


鴨川本流ではなく、本流とは少し高い、みそそぎ川の上空。中州はいわゆる「等間隔」。


 市街地の鴨川の床は、私はこの先、まず行くことは無さそうです。
 料亭やお茶屋さんのお座敷の一部、という考えで、一見さんお断りの世界。しかも値段がめっぽう高い。

 この鴨川の床は、一つの暗黙のしきたりがあるそうです。
 張り出した床の分だけ、お客さんの収容部分が拡張できそうですが、そんなことはせずに、あくまでお客様のお座敷の一部。
 予約の際に、「床をお願い」というようなことはしてほしくないそうです。
 あくまで、お楽しみのためのお座敷のご予約のみで、時節柄、床の営業期間なら、当日のお客さんの趣向で、座敷にするか床にするか、を決めるのだそうです。
 なので、床の食事のお楽しみ中に急な雨降りがあっても、全員、それぞれのお座敷で食事を続けられます。
 そういうところが「粋」の世界なのですが、昨今はこの「粋」を理解しない方が増えているやに聞いております。

 そんな高級な鴨川の床ですが、一か所(一店)だけ、私でも行けそうな店があります。
 三条大橋西詰のスターバックス。
 いわゆる、スタバ。ここでは鴨川の上に床を張ります。ここなら(価格的にも)私が行けそうですが、常に込んでいます。その点でもやっぱり無理だな。


 ところで先日、先斗町の歌舞練場近くの床を張る居酒屋で火事が起きました。すでに営業中で、お客の中には、床から下の中州へ飛び降りた人もいる、ということですが、この高さはそう簡単には飛び降りられないと思います。約5mほどあります。

 貴船と高雄の川床は「とこ」です。
貴船の川床。

 水面すれすれ。席によっては、流れに手を付けられそうなところも。




 こんな状況なので、嵐などで、増水したときは、直ぐに引き上げられる構造だそうです。さもないと流されてしまいます。
 市街地の鴨川の川床は、仮設ながら造り付けで、嵐の場合は営業しないだけで、特に片づけることもありません。

『前』はなかなか分からないものだが

2016年07月29日 | 思索と考え
 今日はちょっと重い内容です。26日の朝6時のNHKニュースで、出来事を知りましたが、神奈川県相模原市の障碍者施設で、元職員による凄惨ともいえる殺人事件がおこりました。
 朝から心痛な出来事で、重い一日でしたが、その事件の事はここでは触れません。

 この事件のU容疑者は、何でもおかしな文章を衆議院議長に送ったとかで、その内容から精神異常との疑いで、措置入院させたということです。
 措置入院とは、精神疾患で自傷・他傷の恐れがある者を都道府県知事の命令によって、しかるべき医療施設に強制入院させるものです。
 しかし、事件を起こした、ということはまだ回復せずに退院させてしまった、ということです。

 このような人物を外に出してしまっていいのか、だからこんな事件が起きた、という批判めいた論もあるようですが、私が弊ブログで書いてきた、ある出来事の「前」はその時点ではなかなか分からない、の例です。
 措置入院は、入院させる人物の人権を一時的に抑制させます。故に人権保護との兼ね合いもあり、軽々に行われるものではありません。
 でも今回の容疑者のように、「おそれ」がありながら外に出してしまった。

 このU容疑者は、おかしな手紙、おかしな言動から、危険な行為だという認識はあったようです。
 でもその時点では、このような凄惨な行動を起こす前であることは、分からないものです。
 「前」は、事が起こってから「前」が分かるもので、、「前」の瞬時は何かの「前」は分からないものです。
 何度か例に出している、西明石駅の寝台列車脱線事故も、機関助士が、機関士の酒酔状態から危険認識が働けば、緊急停止ができたはずですが、それでは緊急停止させた張本人として、後々職場からやいのやいの言われてしまいます。
 それを思い、緊急停止させなかったらしいですが、放っておけばもっと重大な惨事になるとは、その「前」の時点では、予言者でなければ分からないものです。

 細かい神経を研ぎ澄ませておき、感性を豊かにしておけば分かるものですが、難しいものです。

東半球で、世界最高気温を記録・『東半球』って言葉

2016年07月28日 | 気象・自然など
 京都新聞web版からです。世界気象機関(WHO)は、27日までにクェート北部ムトリバで、21日に気温54.0度を記録したと発表したとのことです。
記事:クウェートで気温54度を記録 東半球での史上最高か

 WHOによれば、これまでの東半球での最高気温は、1931年にチェニジアで記録した55.0度。さらに1913年に米国カリフォルニア州で記録した56.7度とされてきたが、これらの記録は疑問視されており、クウェート・ムトリバの54.0度が東半球の最高気温となる可能性がある、ということだそうです。


 「東半球」などという言葉があるのですね。「ひがしはんきゅう」、どうしても「東阪急」と変換されます。
 地球に北半球と南半球がある通り、半球面を上下で分けたものが東半球・西半球だそうです。東経西経0度から東の方向へ東経180度までの半球が東半球、東経西経0度から西経180度までの半球が西半球だそうです。

 で、私の知識では、これまでの最高気温は、イラクのバスラで58度(58.8度)というのがありましたが、イラクは東半球に位置します。
 あれ?と思い、改めて検索したら、この記録はどうも正式なものではなかったらしいです。

 米国か欧州か、どこかの気象研究所が発表していたそうですが、今年2016年の夏は史上最高に暑い夏になるかも、ということだそうです。
 日本では、ここまでは比較的平穏(記録の意味では)に来ていますが、関東・東北地方で梅雨明けが遅れた、2007年の夏と似た変化のようで、だとすれば、日本国内で長く更新されなかった山形の最高気温を上回る、熊谷と多治見の最高気温を記録した夏と同じ変化を辿れば、かなり暑い夏になる可能性があります。

アスナル金山は2020年春に閉鎖?

2016年07月27日 | 名古屋
 昨日のCBCテレビニュース「イッポウ」で、報じられたことですが、金山駅北側の商業施設「アスナル金山」が2020年春に閉鎖され、撤去されるのだそうです。
 これはニュースというより、既定の事だったそうですが、「なぜ」の企画通り、「閉鎖のなぜ」を伝える内容。
 気になるニュースでブログにまとめようと思いましたが、ニュースソースとなる報道が見つからず、映像を見た内容で失礼します。

 アスナル金山は、2020年春には閉鎖され撤去されることが決まっています。それはなぜなのか。
 各テナントとの賃貸借契約も2019年度末までとなっている。アスナル金山はステージがあり、地元の音楽活動家の発表の場ともなり、賑わいを見せるのに閉鎖の方針。
 此処の土地は、金山総合駅が完成するにあたって、駅北側の遊休地をこのまま遊ばせておくにはもったいない、ということで2005年に15年の計画で名古屋市から土地を借り、建設・開業となった「ものなのだそうです。
 最初から2020年までの短期利用だったようです。
 名古屋市は2027年のリニア中央新幹線開業で名古屋市内の土地の高度有効利用を考えており、金山駅北側のこのアスナル金山も再開発の対象。
 今後のことは全くの未定だが、折角賑わっているアスナル金山、無くすのは惜しい、という声もあり、アスナル金山存続の可能性も含めて、検討中という。
 ・・・ということです。


 アスナル金山は、愛知万博が開かれた2005年の春にオープンした商業・集客施設。
 愛知万博バブルともいえる時期に、栄のラシック、名古屋港のイタリア村と共にオープンしましたが、アスナル金山は、構造物の様子がどうもおかしく、仮設建造物のような感じでしたが、やはりそういう方針(2020年まで)だったのでした。
 後に木造がバレて、運営会社の傾きによって閉鎖されてしまったイタリア村の方が、よほどしっかりしていた建物でした。(尤も、今思い出すと、堅牢さが足りない構造ではありましたが)
 放送の中でも、ここは「トタントタン(トタン張の外壁)」だよ、などという場面も。

 しかし、惜しいですね。いえ、私はアスナル金山で買い物などしたことはありませんが、殺風景だった金山駅北側の様子を一変させた集客施設で、それなりに賑わっています。
 それをあっさり無くすのは、なんともお役所的な思想。
 元来が時限措置であったのでどうしようもないことですが、人の賑わいは都市計画でどうこうするというわけにはいきません。
 人が集まる施設を作っておきながら、時期が来ましたのでお終い、という役人的思想。
 賑わいを見せているのは、ここへ訪れようという多くの人の気持ちがあってのことで、それを無視してまで閉鎖するのはなんともねぇ。

 今後の金山駅を含んだ、名古屋市内のどんなビジョンを描いているのかは分かりませんが、人の心を無視しての都市計画は、計画倒れになってしまいます。
 ただ、名古屋駅周辺が高層建築による高度利用を図っているのに対して、金山駅周辺は駅南に高層建築が一棟あるだけで、比較的低層な建物ばかり。
 駅前の一等地でもあり、有効利用が図られるべきではあります。

 金山駅は、中央本線の駅だけのときのことを覚えています。その当時は中央本線の駅ホームの位置は変わっていませんが、駅舎の位置はもう少し西にありました。
 高台の掘割にある金山駅、駅舎のあった位置は、広々とした大都会名古屋とは思えない閑散とした光景。
 今の名古屋市バスターミナルは、ほとんど位置が変わっていませんが、そこから見える金山駅は、まるで田舎の一軒家がむこうに見えるかのよう。
 それを思うと、金山駅前は化けました。
 東海道本線に金山駅の設置、名鉄名古屋本線の金山橋駅移設による、金山総合駅化が大きなきっかけとなりましたが、その当時はただそれぞれの駅を一つにまとめただけ。
 乗り換え利便性だけを目的にしていたのですが、乗り換えの地点というものは、人の集まる場。
 自然と街が出来ていきます。

 どのような金山を再開発するのか、名駅地区と共に見つめていくことになります。