mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

明日から稲沢市コミュニティバス本格運行

2010年06月30日 | 稲沢市コミュニティバス

 折角「稲沢市コミュニティバス」のカテゴリを用意しておきながら、暫く書くのを控えておりました。そもそも肝心の稲沢市コミュニティバスに乗る事がこのところ少なかった事と、いろんな方がこのブログをご覧になられているそうで、迂闊なこと書くの怖かった。(笑)

 前回書いたノが1月28日でした。5ヶ月ぶりだな。この間の動きとして、明日7月1日から本格運行に向けての運行内容が、3月の会議で決まった事でした。まず今日までの現状の運行経路を示します。バスのパンフレットより転載。(クリックで拡大)

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 問題点として、国府宮駅~平和町間を結ぶ南北幹線が、あまりにも冗長な経路です。国府宮駅からさして離れていない、歩いて行っても20分ほどで行けるトップモールまで40分もかかり、それから千代田地区を経て平和町地区をぐるりと回るというところ。上の図のピンク色の経路です。

 これは市域南東部の大里地区と市域南西部の千代田地区をひとまとめにし、そして集客施設であるトップモール(上の図の20番停)を経由したいがための結果で、新しい経路ではこれを大里地区と千代田地区とを分割し、大里地区のルートはアピタ稲沢店発着で国府宮を経由しての方回り循環に、そして東西幹線でも利用者が多い国府宮~アピタ稲沢店間の輸送力増強としています。

 そして千代田地区から平和町地区の南北幹線残りの部分は、平和町地区をヨシヅヤ平和店発着の往復運行を止め、平和町地区を右回りの方回り循環としたこと。これで平和町地区での走行距離の減少が図られています。ただ平和町地区は津島への指向がある地域ですし、鉄道接続という点では、津島線勝幡駅へ乗り入れを希望しているとも聞きますし、どの程度利用者が増えるかは、私は疑問です。

 さて、堅調に利用されている東西幹線。祖父江町内の経路が少し変わることと、両端が延長されます。東側は下津市民センターまでを、旧国鉄操車場跡地に出来た「リーフウォーク稲沢」まで、西側は二股に分かれ、一方は「ふれあいの郷」、もう一方は祖父江町神明津の「地泉院」まで。地泉院は惨憺たる状況の祖父江町コミュニティタクシーでもそこそこの利用者がある地域です。この西側への経路延長で、祖父江町内の経路が変更になります。

 また東西幹線(7月からは祖父江・下津線)は車両定員がこれまでの9名から14名の車両に変わります。図は7月1日からの経路。パンフレットから転載。

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 さぁてと、私が気になったこと。東西幹線改め祖父江・下津線。これ、往復運行本数が減っているではありませんか。現状8往復に対して改正後は7往復と稲沢駅からアピタ稲沢店までの区間便。往復運行回数が減ったのは、運行距離が伸び、所要時分が伸びたためでしょう。

 それと祖父江町の南西部、いわゆる長岡地区ですけど、コミュニティバス経路延長によりコミュニティタクシーの乗り場が廃止される事となりました。しかし地泉院まで来るバスは三往復のみ。従来のコミュニティタクシーであれば、八往復あるコミュニティバスのいずれもに接続していただけましたが、これで時間帯選択の幅が大きく減る事となりました。元々の利用者が少ない地域とはいえ、数少ない利用者には厳しい結果ではないかと思います。これは中屋敷についても同じ。

 あと、なんでリーフウォークへの便は午後3時台で終わりやねん。夕方になると下津陸橋の渋滞が一層激しくなるからなのかな。折角の需要を逃している様に思えます。

 ・・・とさしあたっての問題点はこの位かな。言いだすとキリがありませんし、私もダイヤ作成やバス運行のイロハは知っている方なので、少々は目をつぶります。ただ今後も利用者が極めて少ないと予想される平和町地区もこの際、デマンド運行形式(祖父江町コミュニティタクシーのように)に移行した方がいいのではないかな。

 とにかく明日からは本格運行となります。問題点が出てくれば直せば良いという話も聞きますが、「あちらが立てばこちらが立たない」のは公共交通機関では必ず付きまとう事で、どういう方針で運行していくのか、その軸が揺らがないよう願うところです。


今年もシチダンカを見に森林植物園へ

2010年06月29日 | 神戸市立森林植物園で

 今年の梅雨は梅雨らしい梅雨ですね。よく雨が降ります。しかもその降り方が集中する様で。そして梅雨時の花といえばアジサイ。今年は一度家の庭で咲いているアジサイを書きましたけど、やはりここは毎年の神戸市立森林植物園のアジサイを見たく、先週20日に行ってきました。

 ところが・・・。事前に話は聞いていたものの、春の天候不順の影響で、6月20日の段階でもまだ早い状態。一週間遅れというより10日から半月ほど花の進みが遅れているようでした。

 森林展示館から長谷池へ向かう園内のメインロードで。両側はアジサイが並んでいるはずですが、今回はこの通り。今週ではもう少し咲いていると思います。

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 まだまだ走りといった感じでした。

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 そしてこれが幻のアジサイといわれていたシチダンカ。ヤマアジサイの品種のうち、装飾花が八重になった花で、江戸時代に日本にやってきたシーボルトの著書で紹介されたものの、以後一切その姿が見えなくなりました。それが1959年に六甲ケーブルの車窓から見た六甲小学校の先生が採集し、株を分けで増やして今日では幻ではなくなってます。でもこの清楚な佇まいなアジサイは、観る眼を挽き付けます。

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 星型に装飾花がまとまっている感じですね。

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 ピンク色のシチダンカ。この色を見られたということは、やはり花の進みが遅いのでしょうね。

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 シチダンカの咲いている一角ですけど、花の数が少ないです。これ見て半月近く遅れていると感じました。

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 でも咲いている株は、しっかり咲いています。この日はとても大気が不安定で、夕暮れのような暗さにも。撮影は暗くて大変だったです。

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 シチダンカはこのぐらいで、桜の小道とも秋草の小径とも呼ばれている一角に咲くアジサイ。青色がもう一つでした。

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 花の進みが遅いのはこのアジサイだけではなく、甘い香りのフユボダイジュもそうでして、咲いているのを楽しみに行って見たら、あららまだまだつぼみの状態でした。リンク先は昨年の弊ブログ記事です。

 また今週末か来週に神戸へ伺った際に森林植物園へ行くつもりです。というよりシチダンカなどアジサイのその後、そしてフユボダイジュの甘い香りを頂いて来なければなりませんね。

 神戸市立森林植物園の「アジサイの散策」は、7月11日までです。


大相撲名古屋場所は開催の方向で

2010年06月28日 | 相撲

 大相撲七月場所、又の名は名古屋場所とも言う、我が地元で開催の本場所。五月場所以降、黒い方々との一連のお付き合いに端を発して、力士他の協会員による野球賭博で、揺れる協会組織、そして本場所開催を危ぶむ声、それに禁ずる声。

 特別調査委員会を発足させ、以前に行われたアンケート形式でシロとした方を含む、1000人近くの協会員を改めてバクチの有無を調べてみる、ということで灰色のままでは名古屋場所の開催は難しいと思っていたところ、急転直下・・・と感じた・・・で、昨日の特別調査委員会で懲戒並びに謹慎を与えるなど条件付で名古屋場所開催を認めるという勧告が出されました。

 三日前には本日予定されていた番付発表を延期するとの発表で、これはいよいよ今年の名古屋場所は中止かと思われていました。

 しかし、特別調査委員会の勧告を受けて、本日開催された相撲協会の臨時理事会。名古屋場所期間中謹慎させる力士を公表し、特別調査委員会勧告内容を受け入れる事で場所開催へとなったよう。そして番付発表は7月5日。

 これで今年の名古屋場所は開催決定でしょうね。ただ、調査特別委員会も全協会員を調べるのに暫く時間がかかるようなことを現していたのに、なぜ急に条件付開催の勧告が出せたのでしょうか。まだ他にも限り無いクロ(つまり灰色)の力士や年寄もいるのではないかと思います。それこそNHKの大相撲中継を危ぶむ理由の一つに、「この力士は大丈夫なのか」という視聴者の思いを抱かせながらの中継はできない、というのがありました。この意見が何だか気にかかりますね。

 でも一相撲ファンとして、そして地元尾張人として名古屋本場所の開催がほぼ決まったことは嬉しいです。何も力士全員が野球賭博をやっているわけではなく、一部の人間ですよね(その「一部」の量ですけど)、他の多くの力士は普通に心技体の相撲に取り組んでいると思います。そんな力士までに本場所の舞台を取り上げるのは偲びなく思っていました。

 番付発表は7月5日。既に印刷を終えた番付を破棄し、作り直すのでしょうね。作り直すと言っても新たな版を起こすのではなく、名前を削除しなければならない力士・年寄の名前を白く抜いた状態にして印刷するのでしょう。番付編成会議は既に終えていますので、ここで新たな地位を与える事はできないと思います。

 そして開催されたら。幕内で7人の謹慎者がいるようで、単純に中入り後の取組数が単純には3番減って18番になります。他に休場者がいなければ、一番は十両力士が幕に上がっての取組。十両は5人の謹慎者で幕に上がっての力士が一人出るため、3番の減で11番。あわせて6番の取組減。

 さて名古屋場所で残る関心事は、NHKが中継するかどうか。場所が開催されればやはり中継して欲しいですね。何も私が見る可能性は少ないですが、たまに自宅で出先で見たりします。こちらの決定はまだ出ておらず、もう少し先になるとのこと。ただ視聴者の6割が反対だそうで、でもいざ場所が始まり中継しなければ、もっと大きな反響もあり、悩ましいところです。


サイマルラジオにおもうこと

2010年06月27日 | ラジオ・テレビ

 今年3月に「ラジコよ、ホームページぐらい見させてくれ!」で、サイマルラジオ、つまり通常のラジオ放送をネット回線を通じて放送を提供するラジコについて、エリア外の私の所では見事にページ閲覧自体を撥ねられた事を書きました。

 このサイマルラジオについて、「所感は別に記事にします」って書いて三ヶ月もほったらかしにしていました。今日はすこしその所感を書いてみます。・・・と言っても放送業界はあまり詳しくないトウシロウのうわ言ですけど。

 このブログをご覧になっている、関東と関西エリアの方は「ラジコとは何者ぞ」お分かりでしょうが、放送局・・・ここではラジオ限定・・・は、番組コンテンツを作って、それを放送電波に乗せて聴取者に聴いて頂きます。その番組を放送波で送出すると同時にインターネット回線でも送出、厳密には「送出」ではありませんが、ネットで番組が聴けるという、大変うらやましいシステムです。
(実際には10秒~20秒程度のタイムラグがあるそうです。ネットヘの信号変換の時間)

 目的は都市部での難聴対策と、新たなユーザー開拓だそうで、ラジコの行ったアンケートでも夜間の聴取が大変多く、また当然ながらパソコン作業中の「ながら」で聴くという方が多いそうです。

 ラジオ放送はその放送エリアが決まっています。時々エリア外に電波が飛んで行く事もありますが、放送免許では対称とするエリアが決まっています。これは番組コンテンツの権利許諾関係、商業放送であれば市場の確保とエリア外の市場の保護があります。そのためラジコで聴けるサイマルラジオは、あくまでユーザーが属する地域のラジオ放送に限定されています。理由は上にも書いた通りの権利関係、商業保護関係ですね。

 日本では放送と通信とは厳然と分けられていますね。そのため番組コンテンツを放送以外の通信回線に乗せることはできませんが、今回ラジコの開始ではその辺り上手い具合に協議されたのでしょう。電波以外にも通信で提供出来る事に活気的な出来事なのです。なのですが、権利とエリア保護を謳うばっかりに、惜しい事をしています。

 私は番組コンテンツを放送だけでなくネット通信に乗せ、またそのエリア制限無しでもいいと思います。エリア制限がないと極端な話、東京のラジオ局ばかり地方地方で聴かれて、地方地元局の聴取者が減る。ビジネスモデルが崩れる。ひいては地元局の経営に響くというのが理由らしい。

 本当にそうなのか?

 東京のラジオ局は、基本的には関東地方向けに作られております。勿論全国ネットのものもありますけど、コマーシャルは東京近辺、交通情報も東京近辺、ローカルニュースも同。名古屋にいて交通情報で「首都高速午後4時からの入口閉鎖は・・・」の情報が耳に入っても構わないという方はサイマルインターネットラジオで東京のラジオを聴くが宜しいでしょう。でも「首都高速」の情報よりも「広小路通と大津通の渋滞情報」の方がよほど有意義です。東京ローカルを「あえて聴く」という方は全体の少数派でしょう。私が関西のラジオをよく聴いているようなもの。

 逆に東京で地方局のラジオを聴けるというのは、地方出身者には随分有難い事ではないかと思います。東京に居て日々の情報は東京ローカルから得ていたとしても、出身地のローカル番組は捨てがたいという思いもあるはずですし、「明日帰る」というような時に、翌日の地元の天気予報が分ったりします。

 私はそんな考えで、折角のサイマルラジオはエリアの境界を作らない方がいいと思います。ラジオ放送は所詮は「電波を出して、それを聴いて頂いて」何ぼのものです。ネットで聴くのはあくまで「ネットでも聴ける」という程度。付録です。

 

 さて、私のサイマルラジオは韓国のラジオ放送。今は韓国もネットでの著作権が確立してきたのか、何の手続きもなくラジオ放送が聴ける放送局webサイトは大変少なくなりました。以前はどの放送局webサイトでも「on air」とか「???」をクリックすれば、ラジオ放送が聴けたりテレビが見られたんです。今は多くの局でユーザー登録が必要で、その登録には国民番号を入力せよときたもんですわ。外国人の私は完全にアウト。

 今ではユーザー登録が必要ではない二つのラジオ放送局を時々聴いております。深夜に聞いていた某局のSBS制作の番組、3月から担当者変わってしまったので、最近は正直なところ聴く機会は少なくなりました。

 またこの韓国のサイマルラジオは、各放送局が独自で行っているもので、コマーシャルもコールサインも、時報も全て聴けます。時報の存在でネット送出遅れのタイムラグが分ります。


名古屋と関西の鉄道の違い・ブレーキ扱いで

2010年06月26日 | 鉄道

 日頃、名古屋圏と関西圏の鉄道を乗っていて、幾つか違いを感じます。もちろん、それぞれ鉄道事業者の生い立ちや社風の違いと言ってしまえばそれまでですが、その幾つかある違いの中から、駅停車時のブレーキ扱いの違い。

 先に申しますがこれら観察対象(つまり乗っている線)は、関西は阪急とJR西日本、名古屋は名鉄とJR東海それに名古屋市営地下鉄でして、必ずしも一般化された話ではありませんので、宜しく。

 列車が駅に近づくとブレーキをかけて速度を落として、乗っているお客さんに衝動を与えないようにブレーキ扱いをします。停止するまで強めのブレーキ力のままでは、速度が低下すると大きな衝撃になります。そこで停止の手前でブレーキ力を弱め、停止時の衝撃を和らげて所定の位置に停めます。

 関西では、乗り心地重視でしょうね、停止寸前にはブレーキを完全に緩めます。つまり停止位置寸前まで弱いブレーキで減速し、車両がここで動かなくなるという僅か直前、ブレーキをオフにします。空気ブレーキの車両ですと「残圧停車」というそうですが、フワッと微かなGを感じて、ピタリと所定の位置に停めるのは、正に職人業です。

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 対して名古屋。名古屋ではこの「残圧停車」ともいう、停止寸前にブレーキを緩めることなく、弱いブレーキ力のまま停まります。全電気指令式の車両ですとB1段、稀にB2段のままブレーキ力が僅かあるまま車両停止しますので、少しですが衝動があります。

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 関西でも名古屋でも、いや全国的にも列車は駅停車中には転動防止のため、強いブレーキをかけておきます。残圧停車でもB1段で停車しても、車両が静止したらブレーキを強くかけます。

 まぁどっちが良いかと言えば、やはり阪急の様な停止寸前にブレーキを緩める通称「残圧停車」ですね。これに接すると「うっとり」しますわ。でもこれに慣れてしまうと、今度は名鉄などに乗ると、「何でこんな衝撃与えるねん」って思うでしょうね。いや今もうそう思ってます。

 私、他に神戸電鉄にも何度か乗りますけど、こちらは勾配のある駅も多い事から、停止寸前にブレーキを緩めることはやっていないようで、名鉄と同じくブレーキをかけたまま停まっています。
⇒2010年7月5日追補
 昨日二度神鉄に乗りましたけど、その二度とも停車駅毎に残圧停止しておりました。以前ブレーキハンドルの様子を見ていた際に、たまたま停止寸前にブレーキを払わなかったことが、そんな印象に繋がっていたようです。

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一枚目:阪急神戸線 夙川~芦屋川間 2010年4月撮影
二枚目:名鉄尾西線 玉野~山崎間 2009年11月撮影