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mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

神戸市立森林植物園の紅葉・少し遅かったです

2010年12月04日 | 神戸市立森林植物園で

 昨年はこの時期、何度か紅葉の記事を書きましたけど、今年は紅葉の始まりだけを書いて、良い時期を逃してしまいました。暑かった今年の夏。秋になっても暑すぎたものの、急に冷え込み、遅れていた紅葉はあっという間に紅くなり、あっという間に散りかけています。

 今回記事にした神戸市立森林植物園の紅葉。例年よりも三日ほど遅く訪れたら、あらら、長谷池の周囲はちぃと遅かったです。

 というワケで、長谷池周辺の紅葉です。

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 植物園正門付近に並ぶメタセコイアの林。メタセコイアはスギ科の針葉樹ですが、ご覧のとおり紅葉し、落葉します。

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 赤茶色になった葉の様子。高原にぴったり合う植物ですけど、平地でも十分育ちます。

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撮影:2010年11月23日


10月に咲いたリキュウバイ・神戸市立森林植物園

2010年10月29日 | 神戸市立森林植物園で

 急に冷え込みました。一週間前にモミジの葉に似た植物、モミジバフウの紅葉が始まっている事を書きましたけど、この冷え込みで一気に色付きが進んでいるそうで、イロハカエデも長谷池畔で僅かに紅葉が始まっているそうです。

 そのモミジバフウがあるシアトルの森から東へ100m、散策路沿いに一部分だけ葉をつけ、白い花が一つだけの植物を発見。リキュウバイです。

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 リキュウバイは「利休梅」とも書くそうです。しかしこれって春の花、しかも大型連休の頃に咲く花ではなかったかな。来春に向けて冬枯れとなっている枝なのに、何故か部分的に緑の葉があり、花が咲いています。

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 白い花が印象的ですね。別名、というか本来の名前はウメザキウツギ(梅咲空木)というのだそうです。秋、この時期にこれ一つだけ咲いていますので、一層目立ちます。

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 桜の花が秋に咲くような、いわゆる狂い咲きでしょうか。しかし数輪だけではさびしいですね。

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 ネットで探してみましたが、秋に咲いたという記事は見つからず、今回のこれは余程珍しいのでしょうか。それともむしろ逆に季節外れに咲くのは当たり前でしょうか。

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 場所はシアトルの森から少し東の、天津の森手前。ロウバイなど中国原産の花が他に植えられています。

撮影:2010年10月17日


紅葉の先駆け・モミジバフウ

2010年10月22日 | 神戸市立森林植物園で

 10月も下旬です。本州でも例年ですと紅葉前線が降りてくる頃合いですが、秋口の高温が影響してかやはりこちらも遅いようです。

 先月訪れた際はまだ夏の力が強かった神戸市立森林植物園。あれから一ヵ月半。秋の色が濃くなったであろうと伺いました。園内にあるシアトルの森、モミジバフウの紅葉が始まりつつありました。

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 園内の「香りの道」に至る途中には、神戸市と友好提携を結んでいる都市の名を冠せた森があり、シアトルの森はその一つ。芝生広場の周囲をモミジバフウの林が取り囲んでいます。

 モミジバフウとは、モミジのような姿をした葉をもつフウ(楓)で、マンサク科の植物。野村万作さんとは関係ありまへんェ。

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 画像はまだ紅葉の走りですけど、綺麗に赤色に染まります。一方で夏場の緑葉はこれもいいものです。

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 紅葉が進むと直ぐに葉が落ちるそうで、これまでに微妙なタイミングで真っ赤な紅葉を見ていたんですね、ここのモミジバフウ。

 ここの芝生広場は結構広く、音楽演奏会などいろいろなイベントが行われております。

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 反対側に眼を転じると、こんな光景。シアトルは兎も角、外国のどこか保養地で写した画像に見えましょうか・・・。

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 上の画像の白い建物は、休憩所です。こんな感じの友好都市にちなんだ休憩施設が幾つかあります。しかし無人で自然の中に晒されており、一寸使いづらいんですわ。

 

 さて神戸市立森林植物園。明日から「森林もみじ散策」が始まります。ただ今年はどう見てもまだ早いようですね。モミジバフウは来週辺り見ごろですが、やはり11月に入らないと中々染まらないみたいです。

 北鈴蘭台駅からの送迎バスですが、8月から時刻が少し変わっており、これまでよりも5分遅くなっています。北鈴蘭台駅発は9:05~16:05の1時間間隔。森林植物園発は9:50~16:50の1時間間隔。もみじ散策期間中のうち、11月の土曜休日は30分間隔に増発されるそうです。

撮影:2010年10月17日


まだまだ暑いけど「秋草の小径」・神戸市立森林植物園

2010年09月12日 | 神戸市立森林植物園で

 9月ももう12日ですけど、暑い日々ですね。さすがにここまでは予想できなかった。彼岸までは暑くてもいいけど、こう連続ではね。

 今回も毎年の繰り返し記事です。神戸市にある市立森林植物園では、さくら園のある山道に、秋の七草など秋の草花を植え、その草花にまつわる詩や句、それに解説を記した立て札を用意して「秋草の小径(こみち)」としています。まだ暑い中でも秋の花々が咲いている様子は又良いもので、毎年行っております。

 その第一回目を先週、9月4日に行って来ました。まだ足は回復しておりませんが、山野でのリハビリも兼ねて、という言い訳をしたりして、秋草の小径を少し歩いてきました。

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 ススキです。ここ、小径の両側が一斉にススキが生い茂るのですが、さすがにまだご覧の通り。

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 オミナエシ、女郎花、ヲミナエシです。黄色い花は春が芽吹く頃に咲く花に多いですけど、この暑さが薄れて行く秋は、逆に力強さを秘める感じがします。

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 稜線上を行く小径。シラカンバ(白樺)林の上です。ここだけを写せば、長野県のどっかに居る様な感じでもありますが。

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 ハギ、萩です。先週の段階でようやくここまで咲きました。

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 全体では花はまだまばらですね。

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 ユウガギク。野菊の一種です。

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 秋草の小径はこのくらいで、いつもの長谷池です。水も温み、ムッとした香りが植物の成長著しさを感じます。

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 戻り道に針葉樹林に差し込む陽光が、見事に空気を照らしていましたので写しました。私はこのような環境は好きですけど、花粉症の方は堪らんでしょうね。

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 六甲山系の西に低くなった高原地帯ではありますが、やはり坂道の連続。足への負担は大きかったですけど、やっぱり山は好いです。根っからの山好きで、海か山かと訊かれれば「山!」と答える程のYAMAHA、いや山派。

 来月にはもう足は回復しているだろうと思いますので、また秋草の小径を訪ねたいところです。さすがに今年の9月初旬は、予想していたものの早過ぎました・・・。


今年もシチダンカを見に森林植物園へ

2010年06月29日 | 神戸市立森林植物園で

 今年の梅雨は梅雨らしい梅雨ですね。よく雨が降ります。しかもその降り方が集中する様で。そして梅雨時の花といえばアジサイ。今年は一度家の庭で咲いているアジサイを書きましたけど、やはりここは毎年の神戸市立森林植物園のアジサイを見たく、先週20日に行ってきました。

 ところが・・・。事前に話は聞いていたものの、春の天候不順の影響で、6月20日の段階でもまだ早い状態。一週間遅れというより10日から半月ほど花の進みが遅れているようでした。

 森林展示館から長谷池へ向かう園内のメインロードで。両側はアジサイが並んでいるはずですが、今回はこの通り。今週ではもう少し咲いていると思います。

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 まだまだ走りといった感じでした。

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 そしてこれが幻のアジサイといわれていたシチダンカ。ヤマアジサイの品種のうち、装飾花が八重になった花で、江戸時代に日本にやってきたシーボルトの著書で紹介されたものの、以後一切その姿が見えなくなりました。それが1959年に六甲ケーブルの車窓から見た六甲小学校の先生が採集し、株を分けで増やして今日では幻ではなくなってます。でもこの清楚な佇まいなアジサイは、観る眼を挽き付けます。

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 星型に装飾花がまとまっている感じですね。

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 ピンク色のシチダンカ。この色を見られたということは、やはり花の進みが遅いのでしょうね。

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 シチダンカの咲いている一角ですけど、花の数が少ないです。これ見て半月近く遅れていると感じました。

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 でも咲いている株は、しっかり咲いています。この日はとても大気が不安定で、夕暮れのような暗さにも。撮影は暗くて大変だったです。

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 シチダンカはこのぐらいで、桜の小道とも秋草の小径とも呼ばれている一角に咲くアジサイ。青色がもう一つでした。

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 花の進みが遅いのはこのアジサイだけではなく、甘い香りのフユボダイジュもそうでして、咲いているのを楽しみに行って見たら、あららまだまだつぼみの状態でした。リンク先は昨年の弊ブログ記事です。

 また今週末か来週に神戸へ伺った際に森林植物園へ行くつもりです。というよりシチダンカなどアジサイのその後、そしてフユボダイジュの甘い香りを頂いて来なければなりませんね。

 神戸市立森林植物園の「アジサイの散策」は、7月11日までです。