今年の梅雨は梅雨らしい梅雨ですね。よく雨が降ります。しかもその降り方が集中する様で。そして梅雨時の花といえばアジサイ。今年は一度家の庭で咲いているアジサイを書きましたけど、やはりここは毎年の神戸市立森林植物園のアジサイを見たく、先週20日に行ってきました。
ところが・・・。事前に話は聞いていたものの、春の天候不順の影響で、6月20日の段階でもまだ早い状態。一週間遅れというより10日から半月ほど花の進みが遅れているようでした。
森林展示館から長谷池へ向かう園内のメインロードで。両側はアジサイが並んでいるはずですが、今回はこの通り。今週ではもう少し咲いていると思います。
まだまだ走りといった感じでした。
そしてこれが幻のアジサイといわれていたシチダンカ。ヤマアジサイの品種のうち、装飾花が八重になった花で、江戸時代に日本にやってきたシーボルトの著書で紹介されたものの、以後一切その姿が見えなくなりました。それが1959年に六甲ケーブルの車窓から見た六甲小学校の先生が採集し、株を分けで増やして今日では幻ではなくなってます。でもこの清楚な佇まいなアジサイは、観る眼を挽き付けます。
星型に装飾花がまとまっている感じですね。
ピンク色のシチダンカ。この色を見られたということは、やはり花の進みが遅いのでしょうね。
シチダンカの咲いている一角ですけど、花の数が少ないです。これ見て半月近く遅れていると感じました。
でも咲いている株は、しっかり咲いています。この日はとても大気が不安定で、夕暮れのような暗さにも。撮影は暗くて大変だったです。
シチダンカはこのぐらいで、桜の小道とも秋草の小径とも呼ばれている一角に咲くアジサイ。青色がもう一つでした。
花の進みが遅いのはこのアジサイだけではなく、甘い香りのフユボダイジュもそうでして、咲いているのを楽しみに行って見たら、あららまだまだつぼみの状態でした。リンク先は昨年の弊ブログ記事です。
また今週末か来週に神戸へ伺った際に森林植物園へ行くつもりです。というよりシチダンカなどアジサイのその後、そしてフユボダイジュの甘い香りを頂いて来なければなりませんね。
神戸市立森林植物園の「アジサイの散策」は、7月11日までです。