goo blog サービス終了のお知らせ 

mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

アべマTVで大相撲中継・しかし

2018年01月29日 | 相撲
 冒頭に申し上げますが、このブログ、再び移転することになりました。詳細は追ってお知らせしますが、急な事になってしまいました。

 本題ですが、インターネット上の映像配信サービスに、「アべマTV」というものがあります。インターネット端末機器があれば誰でも見られるTVサービスです。スマホ向け、と謳っている通りスマホの主たる利用者層を意識した番組と内容の構成となっています。

 そのアべマTVが、今年から大相撲本場所の全取組中継をすることとなり、昨日千秋楽を迎えた初場所から中継を始め、何日か見ました。
 アべマTVの大相撲中継は全取組を中継、というのがポイントで実際に序ノ口の取組も中継しておりました。
 さらに三日目から始まった前相撲の取組も中継で、流石に朝早い前相撲は見たことが無く、前相撲の進行方法も初めて知りました。

 このアべマTVの大相撲中継、相撲初心者も分かる様に、というか、相撲を知らないアべマTVの年齢層を意識しているのか、仕切り中にBGMを流します。そのBGMも、アべマTVの視聴者層が好まれるのでしょうか、ラップのようなもの。アべマTVの大相撲中継をつけながら、他の作業するには非常に耳障り。BGMを聞きたくない様に音声を絞ると、実況の音声も聞こえなくなります。
 つまり、実況とBGMが同じレベルまでになっているようです。

 このBGMの耳障りがどうしても不満で、結局は中日以降は見ることも無くなってしまいました。
 それでも三日目の前相撲で、大鵬さんの孫という納谷さんと、朝青竜の親類という方の初土俵を見ることが出来ました。

 しかし、今後も仕切り時間にBGMを流されるのだったら、今後は見ないかもしれない。

 このアべマTV大相撲中継でもう一つ不満なのは、大相撲を知らない人にも見てもらえる、というのが謳い文句。そこで実況には時間帯でしたが実況アナウンサーと解説の他に、相撲ビギナーという相撲のことは全く知らない、という女性との三人で進めることもありましたが、どうも喋り過ぎ。相撲観戦い来た人同士の会話を聞かされているようです、どうもねぇ・・・、です。
 私のように相撲がよく分かる者にとってはアべマTVお大相撲中継は満足出来るものではありませんでした。
幕下以下の取組が見られる、という一点だけでした。

横綱日馬富士引退

2017年11月29日 | 相撲
 九州場所の途中に発覚した、横綱日馬富士にYる、貴ノ岩関殴打事件、結局自らの引退ということになりました。
 横綱審議会からの引退勧告、さらに相撲協会から解雇の処分が出され、土俵を去らざるを得ない情勢で、自らの引退という形。白鳳の優勝インタビューではありませんが、再び土俵に戻らせてあげたかった、という気持ちです。
 特に日馬富士関は、亡くなった叔母が安馬の時代から大ファンで、叔母の事を思うと、とても残念でなりません。

 マスコミ、特にテレビ番組4のコメンテータの中には4、傷害事件の加害者なので身を引いて当然、ということの抜かす奴もいましたが、それは相撲を知らぬ人の言うこと。
 確かに傷害事件なので、その責任は免れるものではありません。しかし現在の相撲界を引っ張ってきた一人です。

 横綱の不祥事として前例に朝青龍を出していますが、朝青龍と日馬富士とでは根本的違う点があります。それは「相撲の味が染みていること」。朝青竜は本当に、相撲の味が染みていませんでした。優勝式の土俵下インタビューでは、地方場所開催ではその土地土地の方言を入れ場内を沸かせて、コミカルなところが人気だったようですが、あの相撲はあまり相撲の感じはしませんでした。つまり相撲取りではありましたが、お相撲さんらしく無かったです。それに対して日馬富士はお相撲さんらしいところもあって、私個人も白鵬よりは日馬富士の方がいいと感じていました。

 決してあってはならないことですが、なんでも貴ノ岩関の生活態度の注意の過程での事件だったそうで。ある意味、相撲道を進んでいたところです。だからといって許されるものではないです。

 土俵を去るのは、事件を考えると致し方無いのかもしれません。でもやっぱり土俵に戻る方向にしてほしかった。横綱の責任を感じ、伊豆からの引退というのも、ある意味に相撲道を行っていた結果からでしょう。

 仕方がないとは言え、残念でたまらない、というのが私の存念です。

白鵬の優勝インタビューで

2017年11月27日 | 相撲
 大相撲九州場所は、横綱白鳳の40回目優勝で幕を閉じました。一年納めの十一月場所。場所中に不祥事が発覚して、マスコミのニュースは連日、そればかり。
 そんな中での白鳳14勝1敗で優勝。
 その表彰式途中での土俵下インタビューでのやり取りが、各方面で批判が湧き起こっているようです。

 第一に、不祥事の当事者となった日馬富士、その被害者となった貴ノ岩、双方とも再び土俵に上げてやりたいとの発言。
 これに大きな批判が上がっているようです。土俵に上げる上げないは協会が判することで、一力士の分際で言うべきではないと。
 私は、千秋楽の取組から表彰式の様子は、いつものようにNHKラジオの中継を聞いておりました。
 白鳳の二人を土俵に上げてやりたい、との発言は素直に横綱として、力士会会長として、そして同じ相撲取り仲間としての自然な発言だと思いますし、私もそうも思っています。

 さらに続いて、万歳三唱をやったこと。そんな万歳する雰囲気ではないとか、横綱審議会の会長まで同じような事を言っていたそうです。
 白鳳のインタビューの言葉では「この後、後援会の皆さんと万歳をしますが、ここで会場の皆さんとも万歳をしたいと思います」と述べています。偉大な40回優勝を、同じ場に共有したみんなと万歳をなさったまでで、何ら違和感はありません。事件は事件、相撲は相撲、とうのが多くの相撲ファンの心だと思います。

 白鳳は九州場所、嘉風との一番に土俵下へ飛ばされても、待ったの意志で右手を上げ、なかなか土俵に戻らなかっり、万歳をするところも、ちょっと横柄な感じがしますが、万歳は会場の皆と一つで40回の優勝を喜び合えるものと理解しております。

 これ、実際に会場にいた方と、テレビを見ていただけの方とでは、感じ方が異なるそうですね。会場にいると、素直に40回優勝を喜び合えましたが、テレビで見る万歳は、「なんでこんな大変な時に・・・」「しかもあなたも現場にいた一人でしょ」というところなのだそうです。
 ラジオ中継を聞く私は大の相撲好きなおで、白鳳優勝インタビューは素直に受け入れられました。
 日馬富士、貴ノ岩に戻れるものなら戻ってほしいち願うのは、相撲好き共通の願いです・

※・・・と書いたところで、推敲を後回しにしているうちに、29日朝、日馬富士から急遽引退の意志であることが報じられました。
 ここまで書いていますので、一応公開します。

大相撲の世界・相撲部屋は協会の下部組織に非ず

2017年11月16日 | 相撲
 大相撲で、横綱日馬富士が殴打したとされる事件、おおきな出来事で問題となっています。
 それは、それとして一相撲好きとして気になったことがありましたので、少し書いてみます。

 過去の相撲協会での不祥事でもそうでしたが、相撲部屋の左右に対して、相撲協会からきちっちり指導できないのか、という話。
 これ世間様の感覚では、相撲部屋は相撲協会の下部組織という意識があるようですね。故に部屋での不祥事が起こると、本部(本体)である協会から指揮命令系統はどうなっているのか、というところでしょう。

 私が結構長い間の相撲ファンとしてようやく理解したことは、相撲部屋は相撲協会の下部組織ではなく、相撲協会と相撲部屋は別々に存在しているのだ、というところ。
 そもそも、「相撲」というものは、相撲協会だけのものに非ず、普遍性の中に存在する相撲というもので、日本相撲協会はその「普遍的な相撲」の大相撲興業を行うことができる組織であり、相撲部屋も普遍的な相撲を行う力士が属する組織として、日本相撲協会よりもその歴史は長いものです。
 あくまで相撲協会と相撲部屋は別々な存在である、というところ。

 これ、あるマスコミの解説では、商店街と各商店の関係に例えられていました。商店街を代表する、〇〇商店街連合会や店会の組織と、それぞれの各商店は全く別のものですよね。
 その各商店に相当するものが相撲部屋、商店街連合会に相当するものが日本相撲協会だ、というもの。

 なので、相撲部屋はそれぞれ長い歴史があり、部屋の独自色が現れていきます。そういう世界ゆえ、いわゆる「親方」と呼ばれる年寄も年寄株による世襲性で、そうした年寄で相撲協会が成り立っています。


 ところで、日馬富士。報道の通りだと、今後土俵に上がるのは難しそうです。
 しかし、一相撲好きとしてこのまま引退-廃業に追い込まれるのはいかにも惜しく、なんとか再び土俵に上げられるように望みたいです。
 日馬富士は、亡くなった叔母が安馬の時代からのファンで、名古屋場所を観に行くと毎回、日馬富士グッズを買ってきていました。
 出来事は出来事として、何等かの反省をする機会を与え、再びの土俵を期待したいです。
 このままでは人気の力士2人が土俵から去るおそれがあります。貴ノ岩関の状況が、診断書の通りであれば、再起が難しそうに感じます。
 私も、頭に疾病がある身ですので、よく分かります、私の場合は殴打ではなく、脳の内部の血管が切れた、脳内出血ですが、CTやMRIの画像診断の画像を見て、あれやこれやと説明を受けました。
 そして一般論の話から、頭の疾病は後からいろいろ出てくるもので、貴ノ岩も、殴打事件があったその後も巡業先の土俵で相撲を取っておりました。
 おそらくそこそこ痛かったのだろうと思いますが、だからなのか、巡業の取組映像では、頭から当たっていないことが分かります。

 そのうちに、痛い以外にどうにもならない違和感が表れ出てきたと思います、そこで九州場所を前に福岡入りしてから福岡県の医療機関を受診し、改めて診断したところ、報道にある診断書の内容であることが分かったのでしょう。
 頭蓋底骨折か。なんとも重傷な状況。外からギプスで固定できるわけが無く、自然にくっつくのを待つだけです。
 しかし、髄駅漏れですか。普通に日常生活を送るにはなんとか回復できそうですが、あの頭と頭がぶつかる相撲を取るにはどうだろう。
 ちょっと難しいような気がします。
 しかし医療の技術が進み、再び土俵に上がれるまで回復できるかもしれません。そうなるよう祈りたいです。また日馬富士も再び土俵に上がれるような措置を希望したいです。

大相撲の升席は狭い

2017年07月09日 | 相撲
 今日から大相撲名古屋場所が始まります。平成29年7月場所。今年は名古屋場所60周年だそうで、NHK名古屋放送局のある建物1階で、大相撲名古屋場所60年展が開催されていますので、先日行ってきました。


 その展示の中で、桟敷席が一枡分が再現されており、その写真をAmebaのブログで紹介したところ、読者様から、随分狭いんですね!と驚きのコメント。

 その一枡分。


 場所の枡とほぼ同じ大きさです。
 一人分。


 一枡の大きさは、大体1m50cmで、ここに四人座るのはさすがに窮屈です。

 名古屋場所へは、以前は時々行っていましたが、升席に座ったことは無く、全て椅子自由席。椅子自由席は一番安いですし。
 椅子席の最前列に腰掛けると、前少し下から升席が土俵近くまで段々に続いています。
 なので大きさは存じていますし、実際に座っておられる様子も拝見しました。
 一枡4人とも同一グループならまだしも、赤の他人が4人(ということは少なく、2+2の組み合わせが多い)だと、それは大変。
 人間が4人座るだけならなんとかなりますが、升席は相撲茶屋(正式には大相撲案内所)扱いの席が多く、その相撲茶屋からお土産の大きな袋が手渡されまして、これの置き場が大変。この中にお弁当が入っており、お弁当を頂く段になると・・・。難渋している様子を、上から伺いました。

 知っている者同志(同一グループ)の4人又は3人なら、ちょいとゴメンよ、で足を横に投げ出せますが、赤の他人だとそんなことはできず、そもそも升席の土俵に近い側の座布団に陣取ると、ヒザの先は枡の仕切りで、足なんぞ伸ばせません。

 結局この升席が、結構評判が悪く、一時期八百長がらみなどで大相撲人気が落ちていた頃に、4人枡のうち、お弁当を頂きやすいようにテーブルを置き、定員2名の枡としたものを国技館扱いで販売始めました。
 これが結構好評で、名古屋場所など地方場所ではどうなのか、最近の事情は分かりませんが、升席の在り方に一石を投じたものです。

 升席というものは、大相撲興業が日がな一日楽しむもので、故に歌舞伎と同様、通称「お茶屋」と称する案内所(代理店)扱いでお客さんにサービスする、というものでした。なので伝統的に桟敷席で枡を組み、ゆったりしていただく、という古来からの習慣。それを現代にそのまま継いできたもので、相撲茶屋の不透明なチケット販売方法など、まだまだ相撲改革すべき点です。

***ちなみに
 升席の座布団。升席は相撲茶屋扱いがほとんどだと書きました。あの座布団も茶屋のもので、横綱が下位力士に負けるなどして、座布団の舞(座布団を投げ飛ばす)があると、後始末が大変です。どの座布団をどの枡に置いて(戻して)いいわけではなく、同じ茶屋扱いの席に戻さねばなりません。座布団の舞があった後の打ち出し後に座布団を回収するわけですが、整理がとても大変です。なので、『座布団は投げないでください』の場内アナウンスが流れます。見事に土俵に命中すれば、まだいいのですが、前の方の席(土俵に近い席)の人に当たったりします。土俵溜(砂かぶり)は飲食禁止ですが、前の方の升席ですと、飲食されているかもしれず、缶ビールなどに当たって倒れたら、大変です。
 座布団は、絶対に投げてはいけません。座布団を投げたいときは、茶の間のテレビ桟敷でどうぞ。

 大相撲展で、御嶽海関の手形。

 御嶽海関、今場所は新関脇です。初日の取組は早速、横綱稀勢の里。当然、御嶽海を応援します。

 土俵下で控え力士が座る座布団。大きいです。


 これだけ分厚いです。


 この大相撲展は、名古屋場所千秋楽の23日まで。