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mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

携帯電話のワンセグ受信でもNHK受信契約は必要

2017年12月27日 | ラジオ・テレビ
 MNS記事からです。携帯電話のワンセグ受信機能でテレビを視聴する場合、NHKの受信契約の対象であると、東京地裁での判決があったとのことです。
記事:ワンセグでも受信料義務 NHK側勝訴 東京地裁

 最近も似たような訴訟の判決がありました。12月7日弊ブログ記事:NHK受信料は合憲
 この裁判は、受信設備を置いただけで、強制的に契約を締結する(させられる)のは、契約の自由意思に反しているのではないか、ということでしたが、放送法の規定通り、「受信設備を置いたら受信契約」ということから、この受信契約は合憲、というものでした。

 携帯電話のワンセグ受信は「受信設備ではなく携帯電話機種の機能だ」というのが被告側の主張でしたが、原告のNHKの主張の通り、携帯電話のワンセグ受信機能も「NHK放送受信設備」であるということを、認めたものです。

 受信設備である以上、主審契約が必要になりますね。
 一世帯、一契約の対象になります。簡単な帰結です。

NHK受信料は合憲

2017年12月07日 | ラジオ・テレビ
 中日新聞朝刊記事からです。日本放送協会(NHK)のテレビジョン放送の受信料に対し、テレビ受像機の設置だけで契約義務が発生するか否かで争われていた訴訟で、初の最高裁判決があり、NHK受信料は合憲であるとの判決であったそうです。


 まぁ、悔しいいけど、妥当なところですね。NHKの存在の法的根源である放送法では、第15条で「協会は、公共の福祉のために、あまねく日本全国において受信できるように豊かで、かつ、良い放送番組による国内基幹放送(国内放送である基幹放送をいう。以下同じ。)を行うとともに、放送及びその受信の進歩発達に必要な業務を行い、あわせて国際放送及び協会国際衛星放送を行うことを目的とする。」と定めており、この「あまねく日本全国」というところ、放送は普遍的に存するものであり、受信設備(テレビジョン受像機など)を設置すれば、その普遍的な放送を視聴出来得る環境に置かれるため、その費用徴収のためにも受信契約をしなければならないものです。

 日本放送協会(NHK)は、かつての電信電話事業、郵便事業と同じく、我が国普遍的な存在でした。そこには民間放送の競合は無く、放送番組の選択、という発想はありませんでした。そこが民放との大きな違いで、視聴に対して料金発生ではなく、視聴できる状況において料金発生です。そこが民放との大きな違いです。
(郵便は制度上、民間事業者の参入を認めていますが、いまのところ民間事業者はありません)

 受信料契約の強制は無効、という判決が出ると面白いと思っていましたが、NHKの存在を考えると、受信料契約自体も普遍と解釈できますので、妥当なところです。個人的な希望と、法理論での解釈は別です。

 NHKとの未契約世帯に対しては、受信設備設置の時期に遡って請求することになります。数十年に亘って未契約ですとその期間の受信料支払いの対象となり、百万円以上にもわたることになります。
 未契約世帯はかなりあるそうです。NHKとしては未契約世帯の数は大体は知っていますが、その数は非公表だそうです。しかしながら、その数は大変な数で、とても知られてもよい数値ではないらしいです。

 未契約世帯には今後、NHKから受信料請求訴訟を提起し、判決確定で受信設備設置に遡って請求されることになります。しかし実際に数十万、或いは百万にもわたる請求がありうると、該当する世帯は戦々恐々です。
 影響が大きいです。

 もう一つ、受信料を支払っていないのに、受信契約を締結していても未払いの状況が続いている場合、これは過去7年まで遡って請求が出来るとのことです。
 この7年というのは、債券消滅時期ですね。

 これでNHK受信料の法的裏付けはしっかりとれました。今後、未契約世帯に対する、請求訴訟が増えそうです。

テレビアニメ・サザエさんのスポンサーから東芝が降板

2017年11月01日 | ラジオ・テレビ
 今日の朝、(つまり今朝)、家を出る前にツイッターを見てみたら、フジテレビの日曜日夕方のアニメ番組、「サザエさん」のスポンサーから東芝が降りるということで、えらい騒ぎでした。
讀賣ONLINE記事:東芝、「サザエさん」スポンサー降板を検討
MSN記事:東芝、サザエさんのCM降板を検討 合理化の一環で

 東芝の経営不振は、たびたび伝えられていましたが、アニメ番組サザエさんのスポンサーは最後の砦でしたが、結局はスポンサーを降りざるを得なくなったわけですね。

 まだ降板が決まったわけではなく、「降板の方向で検討」というものです。アニメ・サザエさんは1969年の放送開始以来、東芝の一社提供でしたが、1998年11月からは複数のスポンサーが入るようになりました。
 この東芝以外のスポンサーが入った当初は、番組冒頭サザエさんの声で提供読みの「東芝とご覧の各社でお送りしまぁす」が違和感たっぷりで、慣れなかったです。
 その時点で、東芝の経営に少し変化の兆しがあったのかもしれませんね。

 東芝は、白物家電は中国の企業に売却し、今は自社製品ではなくなったのですか。そういえば、サザエさんの番組での東芝のスポンサーは、企業イメージのCMばかりですね。電気機関車でインバータ制御を使っているとか、技術の東芝。余談ですが、家電品でインバータ制御を始めて取り入れたのは東芝です。冷蔵庫か蛍光灯器具です。


 そしてこのサザエさんの東芝降板で、愛知県の美容外科である高須クリニックが、スポンサーに名乗り出ているとのことです。
Yahooニュース:>高須院長、東芝が降板方向の「サザエさん」スポンサーに名乗り「値段交渉開始なう」

 これもツイッターからの情報で、高須医師本人のツイート(発言)がリツイートされていましたが、どうも本当の事の様で、「取材の電話を切ったら、もうスポーツ紙のwebで記事がアプされている、ビックリ!」だそうだ。


 これも一つの昭和の終わりでしょうね。サザエさん一家の磯野家の暮らしはある意味、戦後日本の高度成長期の暮らし。
 茶の間に東芝製のテレビを置き、家族全員が顔を合わせて食事。昭和の良き時代を写しています。
 これが昨今のトレンディドラマですと、マンション暮らしで部屋の中はフローリング。冷暖房完備で花鳥風月とは無縁の世界。

、サザエさんのスポンサーから東芝が降りるというのは、単にスポンサーの動向だけにとどまらず、日本の形の変化が顕在化したものの現れですね。
 しかし大きな動きです。

CBCテレビゴゴスマが好調

2017年10月20日 | ラジオ・テレビ
 YahooJAPANのトピックで見かけましたが、CBCテレビの番組、ゴゴスマが好調なのだそうです。CBCのローカル番組だったのが、TBSでも放送され、同時間帯のワイド番組である先発の、フジテレビ・グッディ、読売テレビ-日本テレビのミヤネ屋を視聴率では抜いた、という記事。
記事:「ミヤネ屋」「グッディ!」抜く 視聴率5.4%で初の同時間帯トップ

 TBSでも放送されることになった当時では、視聴率が伸び悩み、番組自体の早期打ち切りも噂されたほどでしたが、随分情勢が変わったものです。
 TBSでの放送は当初は2時台だけでしたが、それが3時台の終わり近くまで拡大されることになりました。その件について、弊ブログでも書いています。⇒2015年2月27日投稿:ゴゴスマ、TBSでも2時間のフル放送に
 その一方で、打ち切りのうわさについては、弊ブログでも書きました。⇒2015年4月11日投稿:ゴゴスマ、TBSで打ち切りの可能性も

 これを書いてからも暫くは視聴率低迷が続きましたが、TBSからは打ち切りの決定が出ず、そのうち番組のファンクラブのような集まりを東京で開催したそうで、視聴率低迷の話とはずいぶん違う結果であるとも思っておりました。

 ゴゴスマは、元々はCBCテレビの午後の時間、ドラマの再放送などで構成していた時間帯を、名古屋を中心とした東海地方の話題を伝えるローカル番組としてスタートしたものです。
 番組中にニュース読みの時間があり、そのニュース読みのアナウンサーに時々、CBCラジオの番組「つボイノリオ聞けば聞くほど」のアシスタント小高アナウンサーが担当することで、このラジオ番組内で話題になり、ゴゴスマの番組の存在を知りました。

 放送時間からあまり視る機会はありませんでしたが、2013年の脳出血で入院した時に初めてゴゴスマを視ました。なるほど楽しく構成されていると感じたもので、退院後も時々観ておりました。
 このようにCBCでは視聴率が高く好調であったことからTBSでもネット受け同時放送することになりましたが、「ゴゴスマ」という番組名からスマップが登場するのか?と誤解され、東京地区での視聴率は伸び悩み、前記の弊ブログ記事に至っていました。

 TBSでも放送されるようになって番組を何度か見ましたが、たしかに入院中病室で視たゴゴスマとは少し雰囲気が違い、どこかぎこちない感じもしましたが、やがて前東京都知事問題を比較的多く扱うようになって、社会の政治問題を取り上げるようになり、それなりに新しい魅力も出てきたことは確かで、その結果、同時間帯の同種番組の視聴率トップに躍り出たわけです。

 このゴゴスマ、TBSに続き、宮城県の東北放送でも放送が始まっており、さらに今年の9月からは山口県の山口放送でも放送が始まっています。徐々に放送地域が広がっています。

 CBCは昔から親しんでいる放送局なので、それはそれで嬉しいですが、個人的に残念なのが、名古屋ローカルの色がほとんど無くなった事。TBSなどネット局の放送は少し早く15時49分で終了し、以降はCBCのみのローカル放送になりますが、エンタメの内容ばかりですし、ゴゴスマ放送開始当初のニュース読みがCBCのアナウンサーによるものから、TBSのスタジオでTBSのアナウンサーに変わったのは、CBC推しの私としては残念です。

 ちなみに、「ゴゴスマ」の番組名は、「GOGOスマイル」の略で「ゴゴスマ」です。

NHKラジオはやっぱり聞いている人の立場を考えていない

2017年06月04日 | ラジオ・テレビ
 以前に、NHKラジオ・テレビは、伝えることに驕りがあるようなことを書きました。 2016年9月24日投稿「NHKは伝えることに驕りがあるように感ずる
 報道機関としての使命なのか、時には必要以上に伝える、ということが、視聴者の立場を考えていない、と感じていることから書きました。

 NHKラジオを聞いていて、最近とみに思うようになりました。リンク先の記事にも書きましたが、ラジオを聞いている時、地方局扱いで何か突発的なニュースがあると、突然音声を絞って、「番組の途中ですが・・・」という割り込みニュース。
 これが大変迷惑(迷惑、と書くと非難をうけそうですが・・・後述)に感じているのですが、この「番組の途中ですが」が当然にあってもいいだろうという出来事ながら、割り込み速報が無かったことがありました。
 5月27日の夜遅く、自宅のある一宮で震度2程度の地震があり、揺れは大きくなかったですが、妙に継続時間が長い地震がありました。ツイッターでも地震を感じたとのツイート(発言)。名古屋近辺だけでなく、京都・奈良・三田(兵庫県)の方も。広範囲の地震です。
 地震の情報を得るために、隣室に防犯を兼ねて点けっぱなしのラジオ音声に耳を合わせました。
 その頃は、イタリアでのサミット(G7)を終えて安倍首相の会見が行われ、それがNHKラジオ1でも中継していました。
 有感地震でしたので「番組の途中ですが・・・」の割り込み速報が、いつまでたっても無い。
 ツイッターに書いたら、同じことを感じている方がいて、安倍首相の話の途中なので、割り込みを控えたのでは?などという書き込みがありました。

 気象庁の地震情報からは既に消えていますので、検索したら、こんなページがありました。こちら

 結局、NHKラジオは安倍さんの会見が終わるまでだんまりで、その後の全国ニュースの後の名古屋局ニュースで、地震があったことを伝えました。
 これまで神経質に地震があれば、放送の音声を中断して、地震情報を出していましたが、この時だけは、なぜかだんまり。それこそ、安倍さんに気を使った、とも受け取れるような扱い。

 ちなみにツイッターで地震情報を得ていますが、この福井県沖の地震が起きた頃、小さな地震が幾つかあり、どれが本件有感地震となったのか、分かりませんでした。
 福井県沖のマグニチュード5.0の地震がこの一宮でも感じたわけで、マグニチュード5.0という比較的大きめの地震ゆえ、揺れている時間が長かったわけです。

***
 ところで、ラジオで番組を聴いている途中で、音声割込みのニュースを迷惑に感じている、という理由ですが、個人的には気象情報でも地震情報でも該当しない地域だから、というわがままな理由もありますが、「ラジオを聞く」という行為は、耳を話しての音声に合わせてある状態で、突然異質な声で、大事な情報を伝えるためい割り込まれても、耳が着いていけません。つまり折角の割り込み情報ですが、聞き逃す恐れがあります。
 そのような、聞き手の立場を考慮されないなと思っております。

 この聞き手の立場を考えておられない、という話。
 NHKラジオは、隣室の点けっぱなしを聞いている他は、出先で小型ラジオでイヤホンで聴くか、パソコンのらじる★らじるで聴いています。
 いずれも音声の出所が直ぐ近くで、ニュース読みの時に、大変耳障りな音があります。原稿の紙をめくる音。シュシュの音が大変耳障り。離れたスピーカーで聞く分には何でもないですが、イヤホンや目の前のパソコンで聴くと、このシュシュの高音が大変耳障り。
 視聴者センターにメールを送りましたが、全く返信も反応もありません。
 ホント、NHKラジオは、聞き手の立場を考えてくれてません。