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mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

例年にないほど綺麗な紅葉・2012年東山植物園で

2012年11月28日 | 東山植物園での花・植物

 このところ、東山植物園など植物ネタは、別ブログのアメーバで書いていまして、こちらでは御無沙汰でした。今年の秋もしっかり深まり、10月の気温変化が効を奏したのか、今年の紅葉の進みは例年比べ少し早めです。

 そして今年は例年になく綺麗な紅葉。急激な気温の低下、晴れの日が多い、晴れればそこそこ気温上昇で、東山植物園の他、西日本各地の紅葉はここ数年で最高の色付きです。

 そんな11月24日の東山植物園の様子。紅葉見ごろ半歩前といったところ。半歩ですから十分見ごろの第一週目ですね。

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 園内合掌線の東の方、日本庭園前。ここモミジの林になっています。

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 撮影時刻が15時半過ぎで、星が丘門へ帰る人が続いていますね。普段こんなに人がいないです。

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 木々の向こうに日差しが注いだ紅葉。

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 奥池の畔。向こうに見えるは合掌造りの家。

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 少し場所は西へ。也有園前の合掌線。ここはモミジの並木道です。動物園にも近く、人が大勢訪れます。

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 夕陽の逆光に照らされて。

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 燃ゆるモミジとはこのことでしょうか。

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 上の画像、也有園に新しく出来た茶室が、僅かに写っています。

 しかしこれだけ綺麗な紅葉、日の高い時に行きたかったですね。この日は数日前に弊ブログで記事にした、稲沢市祖父江町のイチョウを写しに行ったその足で訪れたもので、結局いつものような時間でした。

 星ヶ丘駅から植物園星が丘門に至る道路、人が続々と歩いてこられましたね。それだけ植物園に多く訪れたようで、もはや「隠れた紅葉の名所」ではないかもですね。これだけ有名になれば。

 イチョウの黄葉とモミジの紅葉とを合わせた秋の一日でした。

撮影:2012年11月24日


幻のアジサイ・2012年のシチダンカ・東山植物園で

2012年06月03日 | 東山植物園での花・植物

 このブログ、毎年恒例のネタ。幻のアジサイ「シチダンカ」。6月も入ったばかりの東山植物園、アジサイ園でかなり咲いていました。

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 系統としては、ヤマアジサイが八重化したものだそうです。あまりアジサイらしくない姿ですね。

 このシチダンカ。今でこそ幻ではなく、こうして目につくようになりましたけど、シーボルトの著書「日本植物誌」で紹介して以降、日本人の誰もが目にした事が無かったという幻の花でした。それが1959年に神戸市の六甲ケーブルをかなり上がったところの傍で、シチダンカらしき花が咲いているのを、当時の六甲山小学校の先生が発見。約130年ぶりの事でした。

 そこから株を分け、神戸市立森林植物園で育てて増やし、今ではこうして名古屋の地でも花を咲かせています。

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 上からの絵。

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 毎年、神戸市立森林植物園でこの花に会うのを楽しみにしております。ところが昨年、名古屋市の東山植物園でシチダンカがある事を知り、いやビックリでした。ただその時は花期の終わりがけで、みずみずしさは一寸失われかけ状態。

 そして今年、6月の声とほぼ同時にこのアジサイ園へ。咲いてますわ。わんさか。今年2012年は早春の花が軒並み遅かったのですが、初夏の花は概して早め傾向でした。シチダンカもアジサイの中では早い時期に咲きまして、この日、いいタイミングで見る事が出来ました。

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 神戸のと比べると、大体半月ほど早いですね。これは標高の違いです。

 しかし、ここ東山植物園のシチダンカ。一寸密生(密集)しすぎ。もう少し地面まで日が当たるぐらいがいいと思います。

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撮影:2012年6月2日


名古屋でソメイヨシノ開花しました・2012年春

2012年04月02日 | 東山植物園での花・植物

 3月30日、名古屋地方気象台は、気象台構内のソメイヨシノ標準木に数輪花が咲いているのを確認、名古屋でソメイヨシノ開花したと発表がありました。

 そこで、というわけではないですが1日東山植物園へ出かけ、名古屋で一番乗りしているソメイヨシノの状況、そして桜回廊の桜がどうなっているのか、見て来ました。今回は余計な文章を書かず、画像だけで今日の投稿です。

 先ずは、その名古屋でソメイヨシノ開花が一番早いのではないか?と自分で勝手に思っている、動物園のクマ舎前の一本。

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 このすぐ隣のソメイヨシノはこんな状況なので、余程早いんです。

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 ここからは植物園内、桜の回廊から、桜の見本種。ソメイヨシノは出てきません。

 大寒桜。

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 修善寺寒桜。既に葉が多い状況でした。

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 花筐桜(はながたみさくら)。

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 熱海寒桜。

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 穂咲彼岸八重桜。枝が垂れる枝垂桜のようです。

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 東海桜。

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 寒緋桜(かんひざくら)。まだ開ききっていません。

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 同じく。逆光でストロボ発光で撮影。

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 杏(あんず)。果物のアンズです。

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 桜回廊はここまで。

 こちらは、お花畑脇の古くからある桜の木。一本だけ生えているものです。

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 このサクラ、自然交配して育っている桜の様で、品種の名前が無く単に「サクラ品種」とだけあります。「エドヒガンとマメザクラの種間雑種と推定され」とあり、事によれば新種かもしれません。

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 これを写した4月1日、風が強く時折雪雲の成れの果ての雲がやってきて、時々雨を降らせる天気。そんな中、一組だけ花見をしていました。しかもワインで乾杯。そのワインもシャンパンみたいで、聞こえてくるやり取りでそんな単語が飛び交っていました。ワインで花見。これとてもイイ!そして
「花見団子とシャンパンは良く合うな~」
だそうです・・・。

画像撮影:2012年4月1日


早春の枯野に黄色いミズキの花・東山植物園

2012年03月31日 | 東山植物園での花・植物

 東山植物園での春の花から。ロウバイの時期はほぼ終わりましたが、今はトサミズキ、ヒュウガミズキなどミズキ科(ミズキ属)の黄色い花が、それこそ乱舞している如く咲いています。

 常緑樹の他は枯野の世界。地面も見えるこの単色な世界に、小さく黄色い花がそれこそ襲ってくるほどに咲いています。

 トサミズキ。ロウバイに似ています。

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 場所は、星ヶ丘門から入ってトンネルを抜け、坂道を降りて合掌線に突き当たる一角。

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 辺りこんな感じで咲いています。

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 黄色が賑やかですね。

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 太陽光に輝いています。

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 合掌線を少し奥に行くと、こちらはヒュウガミズキ。

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 花弁の広がり方が違いますね。

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 枝の張り方も違うようです。

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 こちらは、サンシュ。合掌線の奥まったところで、後方は梅林。

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 小さな花の集合体のようです。

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 かなり背が高い木ですね。

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 アセビ。ミズキの花ではないですが、緑の葉に白い花が、黄色ばかりの世界から目をひきます。

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 下を向く白い花は、昔よく見たチューリップ形した照明器具のようです。

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 アセビ、漢字では「馬酔木」。毒の成分があるそうで、馬が食べると酔っ払った動きをするそうで、こんな名がついたらしいです。近くにはやはり毒のあるシキミの木があり、自然界の不思議さですね。

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 とまぁ、谷合い筋を通る合掌線の周辺で目立つ花です。今年の春はここまでは歩みが極めて遅いですが、植物という物は頃合を知っており、花が咲く時期がくると急に咲いてしまうものです。

 昨日、名古屋で桜開花が発表され、来週末には見頃となるでしょう。そしてその頃にはいつもの年の様に、八重桜など花が豪華なサトザクラの類も咲き始め、一気に賑やかになるでしょう。

撮影:2012年3月25日及び3月28日


長く見られた今年のロウバイ・東山植物園で

2012年03月31日 | 東山植物園での花・植物

 昨日、名古屋地方気象台から桜開花の発表がありました。遅かったですけど、梅など早春の花がどれもこれも遅かった程よりもは遅くはなかったですね。

 桜が咲き始めた今日ですが、少し季節は戻ってまだ雪が降るような季節。冬から早春にかけて、枯野に一番最初に色をもたらす花は、香り気品あるロウバイです。これまだ蕾が多い中で花が幾つか開いた写真を、このブログに載せました。そして咲き誇った様子はまた後日・・・、で締めまして、とある方から「その後どうしとぅ」などと云われまして、些か季節はズレですが、今年2012年の東山植物園のロウバイです。

 合掌線に添った所のロウバイ。(蝋梅)

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 甘く強い香りが辺りを包みます。ロウバイの花は下を向くのが特徴なのか、撮影すると逆光になりやすいです。そもそもがいつも遅い時間に園に行っている私がいけないのですけど。

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 大雪が降った翌日。まだ雪が残っています。

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 こちらは、ソシンロウバイ(素心蝋梅)。ロウバイとは花の真中にある茶色い斑が無く、花の全てが黄色。それ故に「素心」が付くのだそうです。

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 そして瑞々しくて、蝋梅の語源となった、蝋の質感もあって、こちらの方がロウバイらしいロウバイです。(当者比)

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 花びらが透き通る様ですね。

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 早春は、ロウバイのように黄色い花が多いですね。この寒い時期にも飛んでいる虫たちは黄色に多く反応するので、そいつらに花粉を持って行ってもらうために、黄色になっているのだそうです。自然の知恵ですね。

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 今年の東山植物園のロウバイ、昨年末から年始にかけて気の早いのが花を付け出してから見ごろまで、1ヵ月半かかりました。それだけ寒かったわけで、3月の始めまでは十分に香りも楽しめるほどでした。

 今は遅く咲いた狼狽の幾つかが、幾分しおれた状態です。黄色い花は今は「ミズキ」に移っていますね。

記事の画像撮影:2012年2月4日及び2月8日