久しぶりの稲沢市コミュニティバスカテゴリでの投稿です。11月4日に稲沢市市民病院移転に伴う、稲沢市コミュニティバスが再編成され、新たに走り始めました。
主なものは、従来名鉄電車国府宮駅から矢合観音まで走っていた名鉄バス矢合線も稲沢市コミュニティバスとして再編成され、稲沢中央線矢合系統となりました。
従来の祖父江・下津線は、稲沢市民病院発着の祖父江稲沢線に変更、利用状況が頗る不振だった、平和千代田線は、平和地区で多くの停留所で、乗合タクシー停留所に変更の上、経路を大幅に変更して、平和線と千代田線に分割。この両線は名鉄津島線勝幡駅前を終点として、互いに直通する運行形態。
稲沢中央線は、稲沢駅前発着で、市民病院。名鉄国府宮駅、市役所を経由する東西幹線の路線。市役所で二手に分かれ、一方は、アピタ稲沢店・国分団地を経由して同じルートを戻る循環運行。
もう一方は、矢合観音と国分団地を経由して同じルートを戻る循環運行。
稲沢中央線は名鉄バスも運行する共同運行とのことですが、名鉄の単独路線なのか、従来の稲沢市コミュニティバスを運行している名鉄西部交通との共同運行なのか、まだわかっておりません。一応、中型バスが運行するということですが。
そしてこれが、この記事を書きたかった最大の内容。以前さんざん厳しいことを書いていた、稲沢市コミュニティバスに接続する祖父江地区の乗合タクシーが、市域全域に拡大されました。
乗合タクシーは、コミュニティバス路線では網羅できない交通困難地域解消のため、必要に応じて乗合タクシーを運行するもので、タクシーとは言うものの、ドア to ドアではなく、停留所から乗車するものです。
利用方法は、乗車時間の2時間前までに電話予約の上、近くのコミュニティバス接続停留所までの運行。
逆にコミュニティバスから乗合タクシーに乗り継ぐときは、バスの運転士に伝えるのだったかな。
乗合タクシーの運賃は、200円で、コミュニティバスと乗り継ぐときは、100円引きになります。
この乗合タクシーが祖父江地区では従来の12か所に加え、一か所のバス停留所からの変更(北方停)を加え、13か所。
稲沢地区(旧稲沢市域)が22か所。平和地区がコミュニティバス停留所からの変更が8か所に1か所の新設で9か所。
コミュニティバス接続停留所が従来の祖父江支所停留所の他に、8か所が加わり全部で9か所。
このところ弊ブログで祖父江地区乗合タクシーの利用者推移を書いていませんでしたが、利用しづらいものをこんなに増やして大丈夫なのだろうか。
この乗合タクシーはいわゆる「デマンド運行」とされるもので、直訳すると呼び出し運行。利用者の要求により初めて動くもので、定期的な運行よりも効率が良いとされます。
ただ印象として、電話して予約しなければならいのは、やはり面倒です。しかもあくまで路線の定期運行の「コミュニティバス」に乗り換えるもので、タクシーだけでトリップが完結するものではありません。
ただ4日からのコミュニティバス接続停留所に市役所が含まれ、距離によっては乗合タクシーだけでトリップが完結する場合が考えられます。