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mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

丸栄百貨店内の丸善書店撤退へ

2015年11月22日 | 書店・図書館
 丸栄百貨店の中にある名古屋丸善書店の店舗を閉鎖することになりました。昨日の中日新聞朝刊に記事ありましたが、昨日は新聞読まずに家を出て、朝刊を読んだのは、夕方というありさま。

 昨日は、その丸栄百貨店内の丸善書店へ行き、売り場閉鎖のお知らせを見て、知りました。
 6階の売り場へ行きましたが、お知らせの張り紙には「7階の売り場は11月23日で閉鎖します」とのこと。
 さらに、6階のレジで聞くと、6階の売り場も12月25日で閉鎖するとのことです。

中日新聞記事


 名古屋丸善書店は、元々は自社ビル(かな?、名古屋丸善ビル)の建て替えで、その間の丸善書店の代替え店舗として、丸栄百貨店の6階と7階で営業を再開しました。
 今年の春に、丸栄の少し南に、名古屋丸善書店本店がオープンしましたので、やがて丸栄の店舗は撤退するだろう、と思っておりました。
 しかし、丸栄からは撤退せず、近隣で店舗営業という不思議な現象。
 尤も名古屋本店オープンでは、丸栄百貨店内の店舗では、商品をかなり入れ替えて、一応の棲み分けは出来ていました。

弊ブログ、2010年10月10日記事:「栄の丸善書店・移転を検討
同じく、2015年5月5日記事:「MARUZEN名古屋本店へ行ってみました

 私は毎月、月刊観世の定期購読をしており、その7階で定期購読の商品受け取りをしております。
 そこで6階のレジで支払いの後、訊ねてみました。「7階閉鎖で、定期購読は今後どうなるの?」

 回答は、定期購読の方は、今後は名古屋本店でお願いします、とのこと。
 名古屋本店の1階サービスカウンターで、受け取りです。


 そこで今日、名古屋本店へ行ってみました。
 サービスカウンターの位置も確認しましたが、この名古屋本店、売り場が7階まである東海地区最大の売り場面積ということなのですが、レジが1階の一か所だけの集中レジ。
 どの階の商品も、最終的に出る1階のレジでの支払いで、かなり長い行列が出来ていました。
 毎度この行列に加わるのは嫌なので、サービスカウンターの人に聞いてみました。
 すると、定期購読商品受け取りでは、このサービスカウンターでの清算です、とのこと。
 これは助かりましたが、今後は普通に名古屋本店で本を買うのは、難しいです。

 脳出血後遺障害で清算前の本を籠に入れ、その籠を持って歩くのは困難で、カバンに入れればいいのですが、清算前の商品をカバンに入れるのはご法度です。
 なので、名古屋本店での本購入の機会はぐっと減ります。


 ところで、丸善書店は淳久堂書店と合併し、丸善ジュンク堂書店となっていまして、栄地区はもう一か所、ナディアパークにジュンク堂書店の店舗があります。
 近隣に互いに店舗を持つのは、元は別企業だったのですが、営業的にはどうなのだろう。
 ナディアパーク内の淳久堂書店は、集中レジではないので、今後は本を買うにはここにしようか。
 しかし、地下鉄駅から遠いな。
 丸善か淳久堂か、なのは、ポイントカード、HONTOカードが使えるからです。


 個人的なボヤキですが、この月刊観世、能の観世流の流友誌で、元々は松坂屋楽器売り場で購入していました。
 その松坂屋の楽器売り場の取扱終了で、月刊観世は松坂屋内に、書籍売り場として店舗を出していた丸善に移転。
 その松阪屋内の書籍売り場が閉鎖で、月刊観世は、丸栄内の店舗に移転。
 そして今度は、一歩奥に入った、丸善名古屋本店に移転、とジプシー状態です。
 松坂屋内の店舗閉鎖が一番きつかった。店員さんに顔を覚えられ、私が行くと、直ぐに商品を出してもらえ、何となく「上得意様」の扱い。
 今の丸栄での店舗では、「定期購読カード」なるものが交付されて、極めて事務的。
 今週末に観世12月号、初めての名古屋本店での受け取りになります。
 正直わびしいです。ここではついでに何か本を買って行こう、というのが困難なので。

図書館の本は大勢の方に読んでいただきたい

2015年11月10日 | 書店・図書館
 京都新聞web版記事からです。京都府井手町の井出図書館で、蔵書として受け入れられたものの、一度も貸し出しがされない図書を集めて、「0(ゼロ)からの逆襲~貸出(かしだし)ゼロの本」という企画を始めたそうです。
記事:貸し出しゼロの本「逆襲」 京都、デメリット逆手に企画展

 公共図書館で買い入れであったり、贈呈であったりと、図書館ではいろいろな受け入れがありますが、中には受け入れてから一度も館外貸し出しをされない本があるものです。
 そんな本を集めて、もう一度スポットライトをあてようという企画。

 地元の一宮市図書館でも企画ほどではないですが、図書館だよりの中で、貸出が一度もされない本を紹介したことはありました。

 図書館の蔵書、どういうものを蔵書として収集するかは、なかなか難しいものです。
 それぞれの図書館の運営方針もあり、図書館は受け入れた本に、資料番号を付与して、配架すると、多くの人に読んでほしいと思うものです。

 一度も貸し出しが無いという本でも閉架資料と、開架資料とでは立場が違い、開架資料だと、館外貸し出しが無いだけで、館内で手に取って読まれている可能性はあります。
 閉架資料で一度も館外貸し出しが無い資料では、本当に一度も利用者の目に触れられない恐れがあり、とても勿体ない話です。

 私も経験ありますが、閉架資料請求して資料が手元に届くと、発行から年月が経っているのに、新品同様の資料(本)を目にしたりします。
 閉架ゆえ、なかなか目に触れられないこともありますが、閉架に収められるのは、貴重書や中身が小難しいものです。
 小難しいものは、よく閉架資料請求していまして、私しか目にしていないだろうなと思う本を何度か貸出しております。

 やっぱり本は、知識の宝庫。大勢の方に読まれてほしいものです。

ツタヤ図書館の是非

2015年10月02日 | 書店・図書館
 TVニュースで見知ったことですが、小牧市の新図書館建設で、建設の是非を問う住民投票が、10月4日に行われるそうです。
 新図書館はツタヤに運営を委託する、通称「ツタヤ図書館」と呼ばれるもの。
 九州佐賀県の武雄市図書館が第一号で、斬新な運営が評判を呼んだものです。

 しかし、蔵書を選ぶ不透明さや、運営の手法から図書館の質を落としかねないとの批判が出てきて、小牧市の新図書館がツタヤ方式とされることから、住民の間で反対運動がおき、建設の是非を問う住民投票に至ったとのことです。
 ちなみに、10月4日は、小牧市議会議員選挙投票日で、それと併せて行われるものです。

朝日新聞web版記事:「ツタヤ図書館」賛否問う 愛知・小牧で住民投票告示

 ツタヤ図書館、意外と評判良くないのですね。蔵書にツタヤの在庫品を回したり、話題となった図書館内のカフェとしてスタバ(スターバックス)の店舗で、図書館利用のカードがスタバのポイントカードとなり、何かおかしい、との意見が出ているそうです。
 私はツタヤ方式の図書館は、こうしたネット上の情報しか得る手段が無く、本当のところはは分からないのですが、図書館内のカフェなどは、図書館頻繁な利用者として嬉しい存在に思えていましたし、弊ブログでも一宮市新中央図書館の開館の折には、館内にカフェがあったらいいな、と書きました。

 公共図書館の運営。どこに主軸を置くかで随分変わります。
 公共図書館ですので、自治体が主体となりますが、自治体(つまり役人)の発想では限界があります。そこで民間の発想導入ですが、民間ですと何かの利権が絡むこともあり得ます。

 難しい所です。

 ツタヤ図書館の評判を聞くにつれ、やはり自治体主体の運営で、せいぜい運営を委託する指定管理者によるものが、まともなのかな、とも思えてきます。

MARUZEN名古屋本店へ行ってみました

2015年05月05日 | 書店・図書館
 去る4月28日、丸善(MARUZEN)名古屋本店のビルが新たにオープンしました。書店では東海地区最大の売り場面積、ということで、どんな感じか、本日夕方に行ってきました。

 千種区からの、市バス乗り継ぎ割引を活かすために、急ぎ目で店内の主だったところを見てきました。
私は障害が少し残っているので、急いで歩くことはできません。まぁ、急ぐと言うても、言葉のアヤということで。

 外観。




 ネット上の情報では、売り場面積1474坪、蔵書数約120万冊だそうです。

 店内の案内。


 場所はここ。


 店内案内図の通り、地下1階から地上7階。

 レジは、各階ではなく、一階の集中レジ方式。レジの口数は5つぐらいありましたが、行列ができており、今後もこの方式で行くのか各階レジにするのか、西日本最大と言う大阪市の丸善ジュンク堂梅田店も一階集中レジ方式でしたので(今は知らん)、この方が合理的かもしれません。
 ただ障害が残る私は、買い物かごを持って、エスカレータに乗ることは絶対にできないので、エレベータ頼りになり、その点は不便さが残りそうです。
 本日はまだ商品購入には至っておらず、今後購入する時があればどう思うかでしょうか。

 気になる鉄道書は、4階の理工関係にかなりありました。鉄道関係の雑誌は、雑誌売り場が地下1階とのことで、地下へは行っておらず、どのくらいの揃えなのか、まだ確認していません。
 コンピュータ関係は理工とは別に3階で、幅広く揃っており、流石に東海地区最大だけあります。

 前記の通り、市バスの乗り継ぎ時間内に寄りましたので、じっくり、というほどではありませんでした。
 能楽関係がどのくらいかを見忘れていました。

 今後、行くことになるかどうかは、分からないですね。
東海地区最大の感じはよくします。
ですが、立地的にあまりよくなさそう。
バスからも遠いですし、地下鉄駅からはかなり遠いです。

 現在、丸栄の中の丸善で、能観世流の流友誌である「月刊観世」を受け取っていますが、こちらは今後も丸栄店舗内での扱い。
丸栄店舗内の売り場は、基本、人文関係が主になると伺っていましたので、何度かは、こちらの丸善名古屋へ来ることになりそうです。

 ただ一つ残念なのは、私の好きな本屋さんの中の喫茶室が無いこと。ビジネスライクな丸善では無理でしょうね。その点ジュンク堂の流れが強いと喫茶室、ということになりますが、それは無理でした。

カフェ併設の図書館とはうらやましい

2013年05月01日 | 書店・図書館

 讀賣online関西発、4月30日配信記事からです。「図書館にカフェ、ソムリエ…民間委託で様変わり」と題した記事、昨今の公共図書館が様変わりしている。カフェの併設に本を消毒する「ブックシャワー」、そして本のソムリエな、従来無かったサービスが充実しているという。
記事→http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130430-OYO1T00244.htm

 自治体の教育行政の一つとして公共図書館の運営があります。これを職員を直接雇う形から民間委託する図書館が増え、今年1月に開館した我が地元の一宮市中央図書館も、民間事業者に委託されております。

 

 讀賣記事で大阪府寝屋川市の図書館の例を紹介。午後9時まで開館し、中は飲食可能なスペースもあるという。大型書店ではこのところ店内に喫茶スペースを設けているお店が多いですね。販売品の図書を持ち込むもよし、持参の書を読むもよしで、私はこうした喫茶スペースのある書店が好みです。

 かつて栄にあったマナハウスは、ポイントカードのせいもありましたけど常連になりましたし、京都の河原町通蛸薬師を上がった所の京都BALに入っていたジュンク堂書店も、建替工事の前はよく行っていました。8階の喫茶室から大文字さんがよく見えます。

 図書館でもこんな喫茶スペースがあるというこの讀賣記事、うらやましい。我が一宮中央図書館と同じ「図書館流通センター(株)」が運営しているそうですが、一宮市の場合は市が立案・計画したのに対し、この寝屋川市の図書館では、図書館流通センターからの提案があっての実現だそうです。

 一宮市中央図書館、どこかに喫茶スペース置けないかな。それとも一階の飲食店街まで降りなきゃダメかな。あまり使われていないインターネットスペースを廃止すればそれなりの場所は出来そうですが、ダメだわ、ガス管や水道管、そして排水設備を設けねばならない。

 

 そして昨今の除菌・無菌ブームからか、「ブックシャワー」。一回10円で借りたい本に空気を吹き付けて埃を除け、そして紫外線で殺菌、ほのかなアロマの香りも付くといいます。私には不要なサービスですが、最近の清潔傾向な暮らしからは人気かもしれませんね。
ただそんなことしてるから、花粉症の患者さんがとても多いわけですが。。。

 こうして従来のお役所図書館のイメージを一新、来館者が増えているとのこと。民間のアイデアが効を奏したところでしょうか。しかしこんな記事を見せられて、最新の一宮市中央図書館が見劣りするような感じを受けてしまいました。