mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

三ノ宮駅の「ノ」が消えるかも

2016年02月29日 | 鉄道
 神戸新聞web版2月27日配信記事からです。JR西日本の三ノ宮駅。神戸市の繁華街で、事実上の市の中心駅。
 この「三ノ宮」の「ノ」の字を外した「三宮駅」に改称できないかと、神戸市が26日、JR西日本に申し入れたそうです。
記事:JR「三ノ宮駅」の「ノ」消える? 神戸市が要請

 あそこ、なぜ「三ノ宮」と表記するんでしょうね。
 かつて、西宮駅も国鉄→JR西日本は「西ノ宮駅」と称していました。
 西宮市から、西宮駅への改称要望があり、同じ市内のさくら夙川駅開業の際に、西ノ宮駅も西宮駅に改称しました。
 駅の名称変更(改称)はとても大きな事業です。
 単に名前が変わる駅の看板などを替えるだけではなく、関連する駅の運賃表、すなわち名前を変える駅へ切符を売っている駅の運賃表を書き換えねばならず、さらにお客の目に触れない部分ですが、出札窓口備え付けの運賃台帳を修正せねばならず、それは大がかりなものです。
 西ノ宮駅が西宮駅に変わるとき、三ノ宮駅も三宮駅に変わっていれば、「ついで」の機会でしたが、機を逸脱してしまいました。

 なんでも、当時は神戸市から特に改称の要望が出されなかったということですが、私鉄各線が(当時)三宮駅で、JR西日本だけが三ノ宮駅なのもおかしく、一部市民の間では変えてほしい、という希望はあったようです。

 神戸市から要望のあった改称内容は、私鉄各線(阪急・阪神)と同じく「神戸三宮」。
 これは無理でしょう。JR西日本には(名目上だけですが)市の中心駅である神戸駅があります。神戸駅があって、神戸三宮駅は非常に紛らわしい。

 「ノ」は、国鉄の前身、官鉄の流儀だったようで、音読すると「の」が入る読み方の名前は「ノ」を入れるようになったようです。
 我が地元の尾張一宮駅も開業当時は「一ノ宮駅」。後に「尾張一ノ宮駅」に変更され、「ノ」が取れて現在の「尾張一宮駅」という変遷です。

今こそ全自動車に自動作動のブレーキを取り付けたい

2016年02月28日 | 道路交通安全の考え
 2月25日の大阪市北区の阪急梅田駅すぐ西側で起きた、自動車暴走事故。
 どうも運転者が直前に気を失うほどの病となり、全くのコントロールができない状況で交差点に入り、そのまま歩道を暴走したらしい」、ということが分かってきました。
 事故の当初は場所が分からず、映像で思い出して「あぁ、あそこか」と分かった次第。
 グランフロントは体調崩してから街開きしたところで、国道176号線上の芝田一丁目交差点がスクランブル交差点になっているのは知りませんでした。
 新阪急ホテルの前の石碑に自動車が衝突した映像、これで場所が分かりました。
 阪急の梅田駅のすぐ西側。
 この道路はそのまま阪急の梅田駅の下を経て突き抜ける構造。
 駅の下は、阪急バスの長距離路線のバスターミナルです。
 暴走した歩道は歩いたことは無いですが、地蔵横丁を出ると、すぐ左に見える光景。

 しかし、恐ろしい事故です。私もいつ遭遇するか分かりません。
 実際に昨年に名古屋駅前で、笹島交差点から名鉄百貨店セブン館前の歩道を暴走した自動車があった事件では、平面的には至近距離となる地下街のココイチでカレーを頂いていました。
 後でラジオのニュースで知りましたが、起きた時刻はまさにカレーを頂いていたまさのその時。
 その現場はそう行くところではないですが、今後は他の場所で遭遇するかもしれません。

 笹島の事件は、故意に起こした「事件」ですが、梅田の件は病的によるもので事故の範疇です。

 電子頭脳の技術はかなり進んで、今や自動操縦の実用試験が行われるほどです。
 自動操縦では、自動車の前方など周囲の状況を認識します。
 その技術の一部を用いたのが、自動作動のブレーキです。衝突被害軽減ブレーキと称するそうです。
 (自動ブレーキ、というと鉄道車両の扱いが難しいブレーキを想像するので、「自動作動のブレーキ」としました)

 自動作動のブレーキが自動車販売のCMのフレーズになるくらいなので、完全ではないですが、障害物を発見(検知)すると停止させられるそうです。

 ならば今こそ、国内の全自動車にこの自動作動のブレーキ取り付け義務にしたいところです。
 現在は新たに製造された自動車に装備されているようですが、後付けでもできるものです。
 いえ、すぐにはできなくとも、開発すべきです。

 鉄道車両にはEBという、1分間運転者が何も操作しなければ、警報を鳴らし、それでも何もしなければ非常ブレーキがかかる装置が付いています。
 つまり運転者が意識を失った場合でも自動で止めるようにする装置です。

 日ごろバスに乗っていると、もしこの運転士さんが・・・などと余計なことを考えても、いえ、バスでなくとも道路を通行する普通の自動車の運転者さんが意識を失ったら・・・ということは、必ずしも起きないとは限りませんし、実際に梅田で起きてしまいました。
 こうしや衝突被害軽減ブレーキを後付けでも取り付け義務化は、あってもいいと考えますが。

日本の人口減少へ・2015国勢調査人口速報値

2016年02月27日 | 地理・地名
 昨年の国勢調査人口速報値が発表され、日本国全体で調査開始以降初の人口減となったと報道各社が伝えました。
日経web版記事:人口、初のマイナス 15年国勢調査 5年で0.7%減

 先日、一宮市の人口が愛知県で四位になったというのは、一般に広く公表する前に、自治体に速報値を通知したもので、昨日の公表は、一般に広く公表したものです。
総務省統計局の平成27年国勢調査:概要 人口速報集計(pdf)

 日本の人口が1920年(大正9年)の第一回調査から初めて減少に転じました。
 2015年10月1日現在の外国人を含む総人口は1億2711万0047人で、2010年の前回調査より94万7305人減少。
 これは、出生よりも亡くなる数が多い自然減だそうです。
 都市圏では大阪府など関西圏は滋賀県の他は全て減少、東海地域で愛知県は約741万1千人から7万3千人増の748万4千人に増えたもの、静岡・岐阜・三重県はいずれも減少。
 首都圏では、東京都が1315万9千人から35万4千人増えて1351万4千人に増加。他、埼玉・千葉・神奈川県で増加。
 全体の人口が減っているのに首都圏の人口が増えているのは、かつての高度成長期のような過密と過疎を作り出すような現象です。

 ただ、都市部の過密を作り出す要素は無く、地方の過疎、過疎を越えて限界集落の増加などにつながります。

 こうした人口問題は、社会的事象ですが、地理ヲタとして国勢調査人口は気になるもので、弊ブログでは、地理・地名カテゴリに入れました。

京都市で観光客を対象とした観光税を検討?

2016年02月26日 | 京都
 京都新聞web版記事からです。京都市の門川市長は、京都市の2月議会で答弁し、。「行財政改革をさらに推進し、持続可能な財政運営を確立する」とし、入洛の観光客を対象とした新税について、検討を進めるとのことです。
記事:観光新税「早急に検討」 京都市長が意欲

 つまり観光客に対して、何かしらの税金を取る、ことなのですね。自治体の財政は、基本的にはそこに住所をおく個人及び、事業所からの地方税によるもので、観光客はその自治体とは関係ないのが普通で、課税対象ではありません。

 しかし観光客が多く集まる場所の整備も必要で、そのような都市基盤は住民対象なのか観光客対象なのか微妙な部分があります。
 そこでかつて四半世紀、約25年ほど前に考え出されたものが、古都保存協力税(略称:古都税)。
 古都保存協力税は市民対象ではなく、観光客が支払うもので、京都市内に多くある寺社の門前の整備に充てる費用として導入されたものです。
 観光客が直接支払うのではなく、拝観料を徴収する寺社の拝観料に上乗せして、寺社が一旦預かり、寺社が市へ納める間接税でした。

 しかし、この古都保存協力税は寺社側の強烈な反対運動があり、とうとう拝観停止としたお寺も現れました。
 つまり寺社という宗教活動に対して税金をかけることへの抵抗、一方で市は、お寺へ行かれる観光客は宗教行為よりも、仏像を見たり、庭園を見たりするのが目的で、宗教行為ではない、という意見。
 これが京都仏教会と衝突して、有名なお寺は拝観停止になりました。

 この時の仏教会側のお坊さん、相国寺派のお坊さんだったと思いますが、唾を飛ばしながらの猛反対弁明。これがテレビで放映されまして、テレビが入っていたから余計に張り切ったのかもしれませんが、言葉もきれいではなく仏に仕える者があんなものか・・・、と思い、京都には関心がありましたが、こんなお寺に拝観料を出してまで行きたくはないと、その時に深く心に刻みました。
 相国寺派のお寺には、有名なお寺がいくつかあり、観光ガイドブックには必ず載るお寺が拝観停止になったのは痛く、結局は古都保存協力税は廃止されました。


 新たに観光客に課税すると、どうなる、どうするのか。
 富士山の自然保護を目的として、山梨県と静岡県で、登山客に環境保護の費用として1000円を徴収する条例があります。
 さらに法定外目的税として、沖縄県のいくつかの離島で入島税を導入しています。この入島税は船舶で島の港で上陸する人全てに一人100円を徴収しており、島の観光客を対象とした基盤整備や環境保護に宛てられています。
 入島なので、住民にも課税されています。また入島の都度、徴収なので一日に二度入ると二回分の200円を支払うことになります。
 目的がどうであろうと、島に上陸した時点で課税という、極端な話。
 京都市の観光客対象の課税では、かつての古都税の二の舞になるかもしれず、寺社の拝観両に上乗せすることはできず、京都駅から外に出たら、課税とか、そんなことするんじゃないのか。

 私はシブチンだからなのか、こうした課税は反対です。
 前記の富士山も環境保全費を払うのも反対で、今後は富士山に登ることはありません。
 沖縄の離島での入島税も一律の課税は、極端なやり方でこれも反対で、離島へ行くことはありませんが、気分がいいものではありません。
 京都市の言い分で、寺社門前の整備で費用が掛かるのは分かります。
 それは市民サービスではなくて観光客サービスです。しかし観光客からは課税できません。
 そこで相応の負担で観光客税ですけど、なんだかなぁ、と思います。
 こういうところに、地方交付税を宛てるのでは、と考えます。

名古屋市営地下鉄車内でスマホ充電の実証実験

2016年02月25日 | 鉄道
 ツイッターで、「名古屋の地下鉄車内のつり革で、スマホ充電ができる」というテレビの映像キャプチャ画像と共に、わけの分からないツイートがありました。
 テレビ画面と思われる画像もあり、デマではなさそうなので、検索してみたら、名古屋テレビニュースのページが見つかりました。
メ~テレニュース:地下鉄でスマホを充電する実証実験

 スマホは、消費電力が大きく、どこでも充電できるようにしたい、ということで名古屋大学の学生のアイデアで、実証実験が行われたものだそうです。
 地下鉄車内のつり革の輪を吊っているベルトの部分に充電器があり、ここにスマホを取り付けての充電。
 つり革、というところが混雑時の立客前提のようです。

 面白そうな実験です。移動中に充電できる、ということです。
 一つ気になるのは、スマホのリチウム電池は、継ぎ足し充電ができるのですか。
 乗車時間中にしか充電できず、充電池の特性から、満充電にするまで充電器から外さない方がいいと思うのですが。

 しかし、スマホ利用者には便利だと思いますが、この充電電力はどこから用意するのか。
 鶴舞線なので、1500ボルト架線電圧から交流変換を行い、降圧させた電気。

 こういういやらしいことを書く私は、旧来の携帯電話利用者のひがみだろうか。