mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

飲食店だけでなく公共のところでは禁煙であるべきだと思う

2017年02月28日 | 思索と考え
 少し前に、ツイッターのニュースツイートにありましたが、飲食店は原則禁煙で、喫煙室を設置することについての飲食店側の戸惑いが報道されている旨の話題がありました。
日テレニュース24の報道:飲食店“原則禁煙”に賛否、戸惑う店も…

 受動喫煙防止のため、厚生労働省が飲食店などでは原則禁煙として、喫煙者のためには飲食店において喫煙室を設けるよう規定するところ、飲食店ではそのような体力もスペースも無い小さな店舗では、戸惑いを感じるという報道。
 これ別のニュースでも触れておりますが、飲食店全面禁煙にすると客足が遠のく、といって店側では嫌がっているのだそうですね。
 私なんぞは、絶対禁煙でないとその店には行かないので、全面禁煙を嫌がる、という店舗が多いのは、意外な感じがしていますが、世の中喫煙者が多いのですね。

 しかしこのニュースの内容で気になるのは、「受動喫煙防止」という大義名分ながら、「2020年東京オリンピック開催を機に」という外圧を感じさせる部分。
 オリンピックがあろうと無かろうと、外国から健康被害を指摘されようとされまいと、受動喫煙による健康被害を防止させねばならないと思います。

 そもそもが「禁煙」という言葉自体がおかしいと思います。「禁煙」ということは、喫煙が可能な状態であって、その上で喫煙を禁ずる状態。
 話が逆なのであって、そもそもが喫煙が禁止であるのがデフォルトで、あえて喫煙を可能な「可煙」であるようなものかと考えます。
 公共の場の代表である道路、市町村の条例で「路上喫煙禁止」を設定しない限り、路上での喫煙は法律上は可能です。
 この道路上において喫煙が可能ななのはおかしく、条例で禁止する以前に法律で禁止状態にせねばなりません。
 受動喫煙であれば、路上はいろんな人がおり、路上で喫煙は、ほぼイコール歩きたばこです。危険極まりなく、ここはやはり厳禁にすべきと考えます。

 ところで今でも喫茶店で「禁煙席」を設けている店舗があります。
 具体的な店舗の場所は秘匿にしておきますがある喫茶店、店内に普通にテーブルと腰掛が並ぶ一か所のテーブルが「禁煙席」。店内は一続きの空間で禁煙席でありながら煙の中。
 何、考えてるねん、などと思います。
 
 名古屋人が日ごろ足しげく通う(らしい)コメダ珈琲は喫煙可能な店ばかりなので、私は行きません。
 しかし検索すると、店内全面禁煙の店舗があるらしいので、今度行ってみようと思っています。

御朱印の転売があるらしい

2017年02月27日 | 思索と考え
 日が経っていますが、少し以前にテレビで見たことですが、昨今の御朱印ブームで、御朱印が転売され、さらにその一部が高額で取引される例があり、一部の社寺では御朱印の受付を停止するところもあるそうです。
 ちょっと信じられない一方、さもありなん、な感想です。
 御朱印ブーム、主に若い女性の間ではやっているそうで、「御朱印ガール」ともいう言葉があるそうです。
 どういうきっかけで御朱印がブームになったのかは分かりませんが、御朱印は、立派な堂々とした文字にその社寺の朱印を押して、参詣の証しとするものです。
 あくまで参拝の証しであって、御朱印だけが単独で存在するものではありません。

 しかしコレクションのジャンルとして御朱印となると、よくある御朱印や、珍しい御朱印というのが出てきます。
 コレクションの世界は、必然と需要と供給の世界、御朱印集めで自身で集めきれないものは市場(オークション)で入手することとなり、書体が立派なものや珍しいものには高値が付くことになります。

 御朱印を単なる「物」(特に有価物)としか見られない人は何でもないことでしょうが、御朱印は参詣の証しとして、神仏とご縁を結んだ証しでもあります。
 そのようなお品を、オークションに出品するのは無礼千万です。
 社寺の方がお怒りになるのは、当然です。一筆一筆に心を込めてお記しになられるのに、オークションで換金する、もってのほかの行為。
 なんでもオークション出品用で、一人が何枚も何枚もお願いすることがあるそうです。


 私が御朱印というものを最初に知ったのは、古い名鉄の資料からです。
 名鉄線の乗客誘致の意味もあり、沿線社寺に参拝に名鉄電車を利用して出かけてもらおう、ということで、参拝の印として御朱印を頂き、沿線社寺の御朱印帖に全ての御朱印を頂けた(満願)ら記念品を授与するというもの。
 5500形が、クリームと茶色の二色塗りの時代だった頃の資料です。
 その名鉄沿線社寺御朱印巡りの実施要項の資料で、「御朱印」というものを知りました。

 御朱印は、授かった人と神仏との間で結ばれるものです。
 代理で授けられる場合もありますが、あくまで本人の参詣です。
 御朱印は、見た目は図形でありますが、神仏との結びつきの証しとなります。
 ご縁を大切にしたいものです。

回送列車は何故ある

2017年02月26日 | 鉄道
 少し前、駅で列車の到着を待つと、回送列車が先にやって来て、そこで聞こえた高年ご婦人の会話、「回送だって。空で走らせるのならお客さん乗せればいいのにね」と。
 こうした回送運行には、空で走らせる事への疑義疑念は時々耳にします。

 気楽な話として、何故回送運行(回送列車・回送バス)があるかを考えてみます。
 ・輸送効率の為 鉄道でもバス輸送でも、ある時間帯に往復ともに輸送需要があるわけではなく、特に朝ラッシュ時は都心方向への需要が集中する一方、逆方向はそれほどでもなく、都心方向へ行った車両は、そのまま営業では折り返しさせず、回送便として運行させれば途中駅に停車する必要が無く、効率的に返す事ができます。
 ・車庫と起終点間の運行 営業運行の列車・バスは一定の運転区間があります。その起終点駅・停留場と車庫の間で動かさねばならず、この運行が回送になります。
 新車輸送や修繕のため 新車導入の際はいきなり車庫に搬入するわけではなく、鉄道なら搬入基地から、バスなら自動車メーカーから運びます。
 ・少ない例ですが所属基地変更で回送 ある車両がAという車庫に所属していたものがダイヤ改正などで、Bという車庫に所属替えする場合は、回送運行になります。

 大別するとこの三パターンになります。日常的には1と2の例を目にします。
 回送にすると乗務員の乗務手当が減らせるという、極めて部内的な要素があります。
 鉄道の場合は、営業列車と回送列車とではハンドル時間の算定基準が違うと伺っております。
 バスは、車庫と起終点の間の回送時間は、拘束時間ではあるものの勤務時間に入っていない会社もあると聞いています。

 前記の例2番目は、本来なら回送とすべきところをあえて営業とする場合もあります。
 鉄道の場合は中途半端な位置で、短い区間で運行する列車、バスの場合も辺鄙な位置で起終点となる運行、特にバスの場合はひっくるめて「出入庫系統」と称されています。
 この回送を営業にすると、乗務員は普通に勤務時間に算入されるので、それなりの経費が発生しますので、できることなら非営業ですませたいところです。

 あと、法律的な面から行きますと、回送は鉄道・バス営業の面では預かり知らぬ世界です。
 というのは、鉄道の回送列車は「列車」としては鉄道事業法の規制範囲内ですが、国土交通省へ届け出る運行度数(運行回数)には入らないもので、省は関知しないもの。
 バスの場合も営業と回送では大きく違い、回送はただの大形バスの扱い。
 なので、ダイヤにある回送便も回送であるうちは、道路運送法の適用外になり、事業許可線路外の道路も走行できます。
 一方で道路交通法の「路線バス」には該当しなくなり、「右・左折禁止」「車両進入禁止」などで「路線バスを除く」の除外規定には該当しなくなります。

 回送にしておくと、あくまで非営業運行なので、運行の取り消しや変更が容易です。営業運行にすると定時運行が拘束されますので、何らかの事情で運転する必要が無くなった場合、「運転止めます」とはいきません。
 この件では、バスの世界での出入庫系統のうち、「上乗せ運行」というものがあり、既存の運行系統区間の一部を出入庫として運行する場合、あえて停留所時刻表示をしていない場合があります。
 この場合、運転士時刻表でも時刻表記は無く、ただ【営業】とあるだけで、勤務時間算定上の時刻があるのみです。

 これらもあって、回送が存在するわけで、ある一時の瞬間的な面では、空の電車が走って勿体ない、という感じですが、全体としては効率的なものになります。
 人はまぁね、目の前の出来事で判断するわけで、仕方がありません。
 かく私も、一宮市内印田バス停で一宮駅方向のバスを待つと、車庫から出庫回送が何台か通って行きます。
 どうせ一宮駅まで行くので、あれに「乗せてくれないかなぁ」、などと思いますが、そこは裏の事情が分かるだけにね。

プレミアムフライデーと交通機関のダイヤ

2017年02月25日 | 鉄道
 政府は、個人消費喚起として、毎月最終金曜日は、勤務先業務を早く切り上げて、帰宅するなり、街に出るなり、エンジョイ生活をさせたい、という方針を出し、マスコミの話題では多く取り上げられました。
 しかし現実に、政府が提唱するプレミアムフライデーと取り入れる企業は大企業の一部で、中小企業にはあまり及ばず、個人の従業員レベルでは、この提唱の恩恵に預かれる人は少数派ということだったそうです。

 まぁそんなところでしょうね。そもそも政府が「休みなさい」と言っても直ぐに応じられる事業者は少なく、仮に浸透するにしても徐々に広がっていくものです。
 そもそも月末の金曜日に、早く仕事を終われって、そんなことと・・・、などという評価は兎も角、こういう人の動きに関係するものは、交通機関の輸送ダイヤに影響します。

 ご存知の通り、交通機関(特に日常の鉄道・バス)は人の動きに合わせます。その他にも部内事情も込められますが。
 現在はおおむね「平日(月曜日~金曜日)」「土日祝日」の二本立てダイヤ。
 人の動きに合わせてあるもので、以前は土曜日は普通の平日ダイヤでした。
 現在も法律上は土曜日は公休日とはなっていません。
 ただ官公庁は土曜日は午前のみの執務(業務)で、通称「半ドン」と呼ばれていました。
 しかし土曜日は、多くの企業ではフルタイムの業務。一部の企業で官公庁に合わせて午前のみの勤務で、お昼には帰る、という人の流れ。

 土曜日、お昼に終わる企業でも、お昼過ぎに帰宅ラッシュがあるわけではなく、平日と違った人の流動量で夜まで続きます。
 土曜日は朝ラッシュがあるので、平日ダイヤを使用し、お昼過ぎの帰宅者増の対策としては、列車の増結を行う措置としていました。
 やがて1970年代には半ドンが一般的になると、土曜日用ダイヤというものを取り入れ始めました。
 土曜日はお昼以降、休日とよく似た旅客流動となることから、休日ダイヤを基本としたものに、朝ラッシュ時にいくらか増発列車を加えたものがひと昔(二昔・三昔)の土曜ダイヤ。

 やがて週休二日が定着すると、土曜日は全休となる企業が増え、土曜日ダイヤを用意する必要が無くなり、休日ダイヤに一本化されます。

 プレミアムフライデーと鉄道ダイヤの関係を考えると、バブルの頃の山手線ダイヤを思い出します。
 当時は「花金」などと称し、金曜日の夜は歓楽街が大盛り上がり。
 そこで通常の平日ダイヤでは夜間(概ね21・22時台)の輸送力が足りなくなり、臨時列車の運行とそれに伴う時隔調整の定期列車時刻変更がありました。

 この、通称「金曜日ダイヤ」はあくまで臨時そちでしたので、バブルの終焉と共に自然消滅しましたが、プレミアムフライデーがもし定着すると、旅客流動が変わり、月一回の金曜日ダイヤが登場するかもしれません。

 しかし、ここまでこんなこと書いておきながら、申すのは何ですけど、プレミアムフライデー、略して「プレ金」なのでプレ金ダイヤは登場しないと思います。
 ダイヤの数はなるべく少ない方がいいので、かつての土曜日のような平日ダイヤで対処することになると思います。
 午後3時以降に人が増える分は、増結手配などで対処可能な弾力性のあるダイヤを作ることになるでしょう。
 ダイヤのイロハが分かる者の、戯言でした。

ヤマト運輸荷扱い量を減らすよう労組からの要求

2017年02月23日 | ニュースな話題
 国内宅配便の大手、ヤマト運輸が、荷扱い量の増大で労働環境が悪化していることから、労働組合から宅配便の抑制を求めたことが分かったそうです。
 東京新聞記事から。
記事:ヤマト労組、宅配減らして 荷受け抑制を経営側に要求

 これ、テレビのニュースで知りましたが、荷扱い量が兎に角増えているそうです。
 この増えた理由は、インターネット通販で手軽に注文できるもので、そもそもが輸送荷物の扱い量が増えた上に、不在による再配達、更に再々配達、更には再々々配達で運転者の業務量が増えている、とのこと。

 荷扱い量を減らす、ということは単純に会社収入が減ることとなり、これを補うために運送料金の改定(値上げ)にも繋がることになるかもしれない、ということです。


 このニュースで思うのは、世間様ではそんなに手軽に通販を利用しているのでしょう。
 正直知らないです。
 我が家にも、たまに宅配便がやってきますが、通販ではなく純粋に、荷物を送って来るものです。

 先日、S社の配達人が、イライラの絶頂で、荷物を投げている様子だったニュースがありましたが、その時にも書きましたけど、世間様はそんなに手軽に(気軽に)通販お取り寄せをやっていらっしゃるものなんですね。
 信じられない。いえ、信じられますが、少なくとも私とは精神構造は若干違うと思います。
 世の中、何が何でも便利・便利、というものは私はどうかと思います。

 通販お取り寄せは、消費者(注文者)にとっては家に居ながら発注をかけて、やがてその品物が届く、という実に便利なものですが、その裏で多くの方が汗をかいたり、頑張っているわけです。
 不在で再配達は仕方がないものですが、配達人をアゴで使うように「また来い」などいう簡単・無責任な再配達依頼は止めたいものです。
 少なくとも、配達されたしなものを受け取る時は「お疲れ様」、不在配達で更に再度不在配達を指せてしまった際は一言、手間をかけた詫びの言葉もあっていいと思います。