mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

年末にあたって

2009年12月31日 | うんちく・小ネタ

 一年前の2008年12月31日も同じ記事を書きましたけど、ともかくも大晦日です。「晦日」とは本来毎月の最終日のことで、年間最後の晦日のことを特に「大晦日」という太陰太陽暦以来の風習です・・・と昨年と同じことを書いてはいけません。

 このブログ的にこの一年は、とにかくアクセスが増えたこと。昨年秋頃から徐々に増えつつある傾向がありましたが、大きなきっかけはABCラジオの番組「全力投球!!妹尾和夫です」が不本意な終了となったことについての記事に端を発して、大量のアクセスがあったこと。6月の番組終了発表後に書いたブログ記事で少し増え、ラスト一週間から7月の中頃までは「バブル」でしたね。いつかは下がる一時的なものという認識ではありましたが、いざ元に戻ってみれば一抹の寂しさ。人に「くだらないブログだよ」とはいうものの、やはり8月のアクセス激減はショックでした。9月に入って持ち直し、以後は昨年の二倍前後で推移しております。

 そして3月にアクセスカウンタを取り付け、そしてアクセス解析ツールも埋め込み、アクセスの動向を見る様になった事。検索からが8~9割以上ですが、どんな検索キーワードでお越しになられているのか気になりますからね。

 さて明日からは年が変わり、1月になります。特段何も変わるわけでもなし、私としては普通に金曜日ですけど、国民の祝日「元日」です。

 ここでうんちく小ネタ話。元日と元旦。どうちがうのか。或いは同じか。そんな言葉や違いを論ずるのは多分この日本だけかと思いますね。つまり元日は「1月1日」のこと。この一日間が元日。元旦は元日の日の出のこと。日の出に対する神聖な信仰心から出た言葉でしょうね。日出づる国日本らしい言葉で、そのあまたある日の出でも元日の日の出こそに一年の計を求めたのでしょうか。

 ですので、「2010年一月元旦」とか「2010年正月元旦」という使い方はおかしなことになります。また「元日」自体に正月の意味もあるため「2010年正月元日」もおかしな使い方です。

 ま、そんなこんなであと23時間と少しでお正月。その明日の元日、それこそ元旦の少し前に部分月蝕があります。西の空でAM4時22分に食の最大となりますが約0.08とホンの少しだけ欠けた程度です。

 どうもこの一年、アクセスしていただいた皆様有難う御座います。特に二日前には思いがけない方も見ておられる事を知り、驚いています。皆様よいお年を迎えられます事をお祈りします。


西区のノリタケ本社工場・2012年度までに閉鎖

2009年12月30日 | 名古屋

 本日の中日新聞朝刊一面掲載の記事からです。名古屋市西区にあるノリタケブランド発祥の地である、ノリタケカンパニーリミテッドの本社工場を2012年度までに閉鎖する旨、29日に明らかにしたそうです。

 ノリタケ・・・私なんぞ日本陶器の名前の方がまだしっくりくるようなところ、古い方のウチには「noritake」と描かれたお皿があったと思います。いまでは高級食器だそうで、そのノリタケ発祥の地を閉鎖する事になるそうで、併設されているものづくり産業複合施設「ノリタケの森」もその存廃を含めて検討するとのこと。

 ノリタケの森は、もとはここでお皿など食器を作っていた創業以来の工場が移転する事で、その跡地に作られたもの。赤レンガの工場建て物や煙突などが歴史を感じさせてくれるものです。またノリタケのブランド販売の拠点や、実際に体験してみるゾーンもあるそうで、名古屋観光ルートバス「メーグル」も、ここの停留所では産業技術記念館に並ぶ、多くの方が乗り降りしています。

 新聞記事では現在の西区にある本社工場では、砥削砥石を作っているそうで、これを三好町の工場などに移転させ、この西区の地で続いていた生産活動は終了するとのこと。本社の管理機能はここに残す方針であり、ここから完全にノリタケが無くなるわけではなさそうです。

 この記事を読んでサッと頭をよぎったもの。記事の見出しにもありましたが、ノリタケの森がどうなるのか。今は約48000平米の結構広々とした土地に自然の風景を甦らせた場所や上にも書いた元の工場の遺構を展示しております。しかし工場跡地にはマンションや商業施設を想定しているということで、ノリタケの森が残るのかどうか、気になるところです。貴重な名古屋の産業観光の一つですから。

 ノリタケの森。こんなところです。後方の駅前地区のビル群を写したようなものですが、手前の広場がノリタケの森。

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 創業以来の工場の煙突を切り取って、地上に降ろしたもの。

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 赤レンガの旧工場のうち今も残る建物。クラフトセンターなどが入っています。

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 これら三枚の画像は、2007年11月の撮影。

 ちなみに「ノリタケ」とは、この場所の地名が「則武」であるからでしょうか。日本陶器創業当時1904年はまだ愛知郡鷹場村の大字則武で、1921年に名古屋市に編入されております。

***2011年10月18日追加
 本日の中日新聞朝刊記事で、ノリタケの森は本社工場移転後も続けると、ノリタケカンパニーリミテド社長が明らかにしました。
http://blog.goo.ne.jp/mitake3067/d/20111018


弾力的な輸送力確保

2009年12月29日 | 鉄道

 二つ続けて鉄道に関する投稿です。愛知県名古屋市の総合体育館レインボーホール、今はガイシホールというのですか、そこでコンサートなどが行われると、隣接する東海道本線笠寺駅がものすごい事になるという話は聞いていました。しかしその「ものすごい」に遭遇する事に。

 一昨日の27日に所用あって愛知県の武豊線沿線まで出かけました。金山駅で待ち合わせて東海道本線普通列車で大府まで向かう予定でしたが、一本前の新快速を見送りホームに降りたら、あらら凄い人人人。しかも若い女性女性女性でそれは気分は最高に「グッド!」ですがそれは一瞬のこと。すぐさまひらめいたのは、「笠寺駅隣接のホールでコンサートがあろう。であるならば次の普通列車は名古屋からのお客を乗せて満員で来やしないか」。

 予想はバッチリ。四両編成の先頭車に乗るも、先頭扉へは5人程度しか乗れず。後の方から乗り切れなかった方々が駆け寄って来ますが、私のツレが込んだ電車に不慣れでしょうから結局乗るのを止めて電車から降り、次の快速を待つ事にしました。大府駅で武豊線の気動車を眺める時間が無くなるだけですので。

 しかし普通はなかなか発車しない。ホーム中程のお客が乗ろうとするも乗れず、扉を閉める時期を逸して、結局2分遅れで到着し3分余計に停まって合計5分遅れで発車。なるほどホームにいた大量の「若い女性女性女性」達は、前の電車に乗れなくてホームで溢れている状況だったのでした。

 名古屋ローカルの東海道本線普通列車は、4両編成が基本です。しかもこの4両編成たるや扉は片側三箇所の311系か313系のオールクロスシート車。通勤客は心得て奥まで詰めますが、どうしてもコンサートのお客など普段乗らない方は通路まで入らず、扉付近で溜まってしまいます。現に5分遅れで発車したこの普通列車も、座席の部分の通路は割と余裕があったほど。

 そしてJR東海の輸送体勢。何万人も集めるレインボーホール(ガイシホール)のコンサート。その大部分は笠寺駅を利用するということで、であるから時として大変な状況なのですが、この日見た限りで判断はできないものの臨時列車を出さないのですね。クロスシート車のしかも4両編成なんて輸送力の弾力性に欠けます。かといって定期列車に増結しても、はるばる豊橋まで8両で走るのも無駄でして、やはりここはダイヤの余裕がある限り臨時列車を出すべきだったと思います。

 それとクロスシート車。混雑時はきついや。私が平日の名古屋からの帰りに名鉄を使うのは、ロングシート車が期待出来るからです。

 さて、普通を見送り後の快速に乗りました。しかし到着した快速は車内が真っ黒。そう人が大勢乗っていたのです。車内にいた若い女性に声かけてみると「笠寺行くぅ」。快速ですが笠寺駅臨時停車でした。あちゃー。これなら一番最初に見送った新快速に乗っておくべきだった。結局この快速も1分遅れで到着し2分余計に停まって3分遅れ。笠寺駅の臨時停車で1分以上さらに加わり、大府駅到着は武豊線発車時刻と同じで、乗り換え客が済んだら武豊線は直ぐに発車という慌しさでした。


名古屋市地下鉄に「学生定期券」新設

2009年12月28日 | 鉄道

 今朝28日付け中日新聞一面に掲載された記事です。来年の3月から名古屋市交通局の地下鉄で中高生や大学生向けに新たに「学生定期券」が設定されるそうです。

 「ん、学生定期?、通学定期券のことでは?今もあるんやろ」。そう私も一瞬この見出しを見て、そう思いました。でも見出しには、

  • 塾、バイトに学生定期券
    名古屋市、地下鉄で新設 来年三月

とあり、現在の通学定期券とは別物のようです。つまり現在の通学定期券は自宅(居住地)最寄駅と通学先最寄駅間だけで発売し、尚且つ発売には在学証明書の提出を要していたのに対して、この学生定期券は発売区間は問わず、購入資格は学生であるのみで在学証明書の提出は不要、通学に使わずとも塾・バイト先へ向かうだけでも使えるとのこと。

 記事に用例が載っています。天白区の平針駅から八事駅に通学している学生が、週二回つまり月八回栄へ行く用事があれば、平針~八事間(2区)の通学定期券5,250円と八事~栄間(3区)の普通券16回分4,160円、合計で9,410円のところ、今後は平針~栄間(4区)の学生定期券5,920円ですむ、という。

 ちなみに栄へ週三回になりますと、合計額が11,490円となり、平針~栄間の通勤定期券10,790円のほうが安くなります。通勤定期券は学生でも誰でも購入することができ、小学生用の通勤定期券があります。小学生が毎日塾に通うと小児用通勤定期券になります。中学生以上が毎日塾に通うような場合は、大人用の通勤定期券になります。

 4区の学生定期券が5,920円ということは、現行の通学定期券と同じ金額ですね。ということは、通学定期券の制度が学生定期券に移行されるのでしょうか。それとも通学定期券の発売要件の変更のみなのでしょうか。中高生と大学生ということで、記事を読む限り小学生は含まれておらず、そこの面では通学定期券の制度は存続されるのでしょうね。時期が近づいて告示が出るまで待たねばなりません。

 また市バスとの連絡はどうなるのだろう。市バスにも通学定期券の制度があり、地下鉄と市バスを連絡して一枚の券で発行する連絡定期券もあります。こちらはどうなるのか、やはり告示待ちです。鉄ヲタの中でも「制度ヲタ」ともされる私には気になるところです。

 発売は来年の3月から。毎年4月に入って4日も過ぎると定期券発売窓口には長蛇の列ができます。入学式を終えてやっと学校から交付された在学証明書を持って通学定期券を買う為に並ばれるのですね。長い時には100mをゆうに超えることがあります。これも在学証明書などを提示を求めないとすれば、この定期券購入の行列(=時間がかかる)は多少なりとも緩和されるのではないかと思います。

 でも発売に在学証明書を求めないとすると、何をもって学生定期券の資格とするのだろうか。これは条例改正待ちですが、学生証の提示も無ければ私でも使えてしまいそうです。

***同日午後7時追補
 先ほどNHKラジオ名古屋ローカルニュースで伝えておりましたが、昨年4月の市バス通学定期乗車券で、自宅最寄停留所~通学先最寄停留所間という発売要件を撤廃した所、売り上げが伸びた(つまり増収)ということです。地下鉄の通学定期券もこれに倣って発売要件を変えるということもあるそうです。

 ・・・であるならば、名称は「通学定期乗車券」のままかもしれないですね。


お正月葦の門松・東山植物園也有園

2009年12月27日 | 東山動植物園

 クリスマスも終わり、年末の慌しさ・・・というより私の厳冬期に入りました。どうも年末年始というのは私苦手でして、第一いまだに年賀状に手をつけてない。印刷して宛名書くだけなのに。それにテレビラジオもいつもと違う番組が始まり、暮らしの共にはならなくなりました。~このテレビラジオの話はまたいずれで。

 さて、時々書いてる東山植物園。園内の也有園にある武家屋敷門。元は名古屋城下の武家町にあった兼松家の門をここ東山植物園に移築したもので、なんでここに移築したのかはよくわかりませんが、門の向うは池泉回遊式の也有園が広がります。

 ここ旧兼松家の門は年末になると、兼松家で行われてきた葦の門松飾りをここ東山植物園移築後も継続して行われており、今年も・・・いやこの年末も出来ていました。

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 葦の門松。真竹を芯にして立てて、その周りを葦の茎を揃えて束ね巻くのだそうです。

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 門の向うは也有園。

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 葦の門松の解説。期間限定ものです。

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 旧兼松家屋敷門の解説。こちらは常設。

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 東山植物園と動物園は、明日から1月1日までは休園(明日は月曜日での休園)、イベントの案内にはまだ出ていませんが、多分、多分です、例年通りですと尾張漫才の公演があります。植物園のステージと動物園の動物会館で行われるでしょうが、未発表ですからね。このお正月は無かったら寂しいです。