mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

名鉄蒲郡線・向う三年間は存続へ

2010年03月31日 | 鉄道

 ネット上の毎日新聞愛知web版によれば、廃止が取りざたされている名鉄西尾・蒲郡線、西尾~蒲郡間は、存続に向けて地元で構成する対策協議会が開催され、この区間に対して軌道・架線など線路設備や車両の保守費用を一部負担する事として、向う三年間は存続することで一致したとのこと。

 2008年度は前年比2.3%の増加となったが利用人員の減少が続き、2008年度は10年前より12.5%の減、8億7000万円の経常損失とのこと。随分大きな損失額ですね。いつぞや書いた神戸電鉄粟生線よりは損失額が少ないですが、昨今の名鉄の置かれた状況を考えると、とても大きな額ですね。

 今、西尾・蒲郡線は、吉良吉田駅で運転系統が完全に分割され、吉良吉田駅構内には構内改札が設けられ、吉良吉田~蒲郡間は全く別会社のような扱いになっています。これは多額の設備費用がかかるSFシステムをこの吉良吉田~蒲郡には施さなかった措置で、吉良吉田駅を抜けるお客には評判悪いと伺っております。

 一方で、廃止が取り沙汰されている西尾~蒲郡間の運賃を廃止対策協議会からの負担で均一運賃にする構想もあると聞き、名鉄から切り離してでも存続させたい意向でもあります。ただ均一運賃にして運行費用の一部を対策協からの補助で続けていくことは、持続可能な措置なのかどうか微妙なところがあります。

 なにはともあれ、もう一つの廃止が取り沙汰されている広見線、新可児~御嵩間も昨年秋に今年から三年間の期限付きで存続されることが決まっており、名鉄の現路線網はこのままで維持されることとなりました。しかし広見線も蒲郡線も環境が厳しいことには変わりがなく、地元廃止対策協議会からの負担も何処まで続けられるのか、三年後にはどのような結論が出されるのか、気になっております。


自宅でもやっと桜が咲きました

2010年03月30日 | 植物・花

 20日頃にあちこちで桜開花が伝えられましたが、一宮市の桜は何故か遅く、大江川などで咲き始めたのが24日頃。そして我が家の桜の木は、昨秋に木の病で枝を多く払ってこの春はどうなるのか気になっておりました。

 そんな中、花冷え続く先週末になってようやく開き始め、先ずはホッとしております。

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 枝を払い、却って花芽への栄養が行くようになったのか、昨春よりも花芽が多くついているようです。

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 さて、土ばかりの庭には、スノーフレークの花が咲いております。猫の額ほどと良い勝負の庭ですが、春が訪れています。

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 小さな鐘が下を向いているような花。こういう小さな花は私の好みです。

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 殆ど無手入れの庭ですけど、結構楽しめますです。今年は是非ソバを育てたいですね。


ちと早いですが桜と阪急電車

2010年03月29日 | 植物・花

 桜、咲きましたけど、凄い花冷えですね。開花はゆっくりもいいところですけど、お蔭で私にとっては余裕となりました。

 昨年、桜と阪急電車と題して神戸線の岡本駅付近で写しましたが、どうも今ひとつ、今年はもう少し他の区間で写してみようとロケハンよろしく神戸線に乗車。岡本駅まで乗車予定でしたけど、夙川~芦屋川間の小高い峰を上り下りする区間でそこそこ咲いている箇所を発見、急遽芦屋川駅で降りて、夙川駅まで一区間歩いてみました。

 どうせ試しに写して見ただけで、しょうもない駄作ですがこんなんが撮れました。

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 ここから少し西の地点、カーブしている場所ではこんな写真が撮れることが分りました。ここは夙川駅と芦屋川駅の間、夙川駅から3分の1ほどの距離があります。画面左後方が上の画像の地点。

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 こちらは時間と場所が違い、岡本駅西方の桜と電車を写せる場所。いい具合に太陽の部分だけ雲に覆われ、夕方近い逆光ながら写せました。ここ撮影したお立ち台の北に岡本南公園があります。

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 ところで上の写真、8両編成の最後部辺りから向うの勾配区間、上下線の間隔が僅かに広がっているのがお分かりでしょうか。この勾配の向うは住吉川橋梁。住吉川は天井川でこんな勾配になっています。そしてこの勾配区間が震災で崩壊し、新たに作り直しまして、その際に幅の広い山陽電鉄車両との乗り入れも可能なように、軌道間隔を広くして造ってあります。

 さて桜本番では、もっとまともな写真を撮りたいところ。今からスケベジュールをたてておかねば。


市町村の数300ですか?

2010年03月28日 | 地理・地名

 1999年から始まり2003年頃から激しく変動した平成の大合併も、今月末に四つの町が新たに三つの市に編入されることで、一段落です。いわゆる合併特例債で有利な条件が附せられる期限が今月末、すなわち平成21年度限りでして、3月31日には786の市、757の町、184の村で合計1727の市町村となります。

 自治省(当時)が目指した1000の市町村には及びませんが、1999年当時の3200を超える数から1700ぐらいとほぼ半減です。二つに一つが消滅したとも見て取れますが、愛知県名古屋市や長野県木曽郡王滝村のように合併しなかった自治体も多数あり、一方で岐阜県高山市のように9の町村が一気に消滅し、高山市に編入合併した例もあり、結果大きいの小さいのといろいろになっています。

 ちなみに王滝村は、江戸時代に尾張徳川家領地だった頃から明治大正昭和に至るまで、どこの町村とも一切合併せずにいる村です。

 ところで民主党。このところ支持率が下がっていますが、この民主党で前回総選挙のマニフェストには入れられませんでしたことで、党としての方針は「基礎自治体」を全国約300にしたい考えなのだそうですね。日本国土に約300の基礎自治体。私のような地理好きには自治体名を全て覚える手間が減って(省けて)嬉しいのか哀しいのかよく分りませんが、そんな方針なのだそうで。

 でも300の自治体とはどんなものでしょうか。民主党はあくまで「基礎自治体」としています。現在の市町村制度だとは謳っていませんね。つまりは「郡」の復活なのか。

 上にも書いた高山市など大阪府の面積を遥かに越し、東京都とほぼ同じ面積が一つの市なのですね。かつての郡と同じような広がり。これだけ大きくなれば市の下にさらに自治権を持った町のようなものが要りやしませんか。韓国の地方制度がそうでして、普通市以外(広域市によるものは別の意味)では道(?)の下にくる郡が基礎自治体となり、その下の邑(?)や面(?)は独立した自治体ではありません。

 もし本気で300の市町村を目指すのなら、地方制度のあり方を変えねばならない所に来ていると思います。市も町も村も公平な扱いで、それぞれが一人前。であるが故の市町村合併。しかし公共サービスエリアの広がりで、小さな地域の顔が見えなくなってきています。


すもももももももものうち

2010年03月27日 | 東山植物園での花・植物

 タイトルは早口言葉からです。東山植物園の梅園で、モモの一種であるスモモの花咲きはじめています。いわゆるモモとは微妙に違い、「バラ科サクラ属」でサクラに近い品種だそうです。

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 青空の下に映えています。

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 「スモモ」漢字で書くと「李」だそうですね。韓国の姓みたいです。

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 さて、昨年新たに広く整備された桜の園で、アーモンドの花が咲いています。アーモンドも「バラ科サクラ属」でスモモと近い仲間。

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 アーモンドは、果実はチョコレートの中にも入っているあのアーモンドのことで、花は濃く鮮やかな桃色が印象的です。

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 しかしこのところの寒さで、桜の開花はどの程度まで進んでいる(止まっている)のでしょうか。4月に入ってから充分に楽しめますね。

画像撮影:2010年3月21日