mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

池下の日響楽器で「名曲ピアノコンサート」

2011年08月29日 | 音楽

 8月27日、名古屋市千種区の池下にある日響楽器で、「音の旅 in Summer 名曲ピアノコンサート」と題してのピアノ演奏会があり、拝聴してまいりました。

 演奏者さんは、このブログでよく出てくる平山晶子さん、そして神田春奈さん。御両人ともこの日響池下で歌声サロンの演奏をされている方です。

 演奏曲目・Dは二人の連弾、平は平山さん、神は神田さん演奏

  • ブラームス ハンガリー舞曲第1番 D
  • フランツ・シューベルト 軍隊行進曲 D
  • ロベルト・シューマン 子供の情景より 神
    1,知らない国々
    7,トロイメライ
  • ベートーベン エリーゼのために 平
  • モーツァルト トルコ行進曲(ピアノソナタ11番第3楽章) 平
  • ネッケ クシコスポスト D
  • ドビュッシー ゴリーウォーグのケークウォーク 神
  • フレデリック・ショパン ノクターン2番 op.9-2 平
  • フレデリック・ショパン ワルツ6番 op.64-1 子犬のワルツ 神
  • フレデリック・ショパン 12のエチュード作品10の第3番 op.10-3 別れの曲 神
  • ゲスト演奏でクラリネット 朝田健氏
     タイスの瞑想曲
     シュライナー インマークライナー
  • フランツ・リスト 愛の夢第3番 平
  • フランツ・リスト ラ・カンパネラ 神
  • フォーレ 組曲ドリーより D
    1,子守歌
    6,スペインの踊り
  • アンコールとして
    ブラームス ハンガリー舞曲第5番

    日響楽器池下店2階ホールに於いて、午後2時より

 いわゆる楽器店での演奏会で、納屋橋のYAMAHA、栄のカワイでこうした演奏会をされているのは知っていましたが、池下でも開催されていたのですね。ホール以外でピアノ演奏を聴くのは、2年ぶりです。

 会場はざっと100人ぐらいは入れるのかな。音の響きつまり残響がホールと違って、愛着が湧きますね。いやホールのがいけないのではなく、距離が近い分、「このピアノ演奏は私の物!」という分けの分からぬこと、感じたりします。

 今回の演奏では、主催者から「みんなが良く知っている曲を何曲か入れるように」とのことだそうです。軍隊行進曲、トルコ行進曲、有名ですね。クシコスポスト、これ名は知らなくとも運動会で良くかかる曲です。軍隊行進曲は今からウン十年前の幼児だった時に、家にあったLPレコードに入っていた曲で、私のピアノ原点の曲でもあります。

 殆どが私知っている曲でしたが、唯一「初めまして」の曲がありました。ゴリーウォーグのケークウォーク。ドビュッシーの「子供の領分」という組曲の中の6曲目だそうで、絵本に出てくる子供のキャラクターがゴリウォーグなのだそうです。今回は演奏された神田さんのいとこの方が描かれたというゴリウォーグの絵をピアノに掲げての演奏。これなかなか面白い試みだったと思います。ただ演奏の振動でだんだん傾いてきましたので、長い時間やってると、倒れたりしますけどね・・・。

 ゲスト演奏の朝田さん、面白い方。ショパンの別れの曲が終わったら、いきなり登場して、椅子や譜面台を自分でセット。見覚えのある方で、道具担当の方かと思いましたが、実はその方が朝田さん。見覚えのあるのもそのはずで、5月の岐阜大学管弦楽団OB演奏会での指揮者でした。

 すべての演奏後に朝田さんもいらして、平山さんに告げられたらイキナリ後ろ向きに振り返って、「この姿、見て頂きましたね!この姿!ハハハ」なんて、音楽科の先生って面白い方が多いんですね。フェリスの黒川先生といい、この朝田先生といい。

 配られたアンケートに必要事項を書いて、そして住所氏名も書いておきました。演奏会のお知らせが来るかもしれません。実はこの池下の演奏会はこれまで催されていること知らず、ノーマークでした。これからは伏見や東新町に加え、この池下が加わるかもしれませんね。

 演奏会を知らせてくれた平山さん、ありがとう!


長良川薪能・2011年の観能記

2011年08月27日 | 能楽

 昨日8月26日は、岐阜市金華山北側の長良川畔で、長良川薪能が開催され行って来ました。久しぶりです。

 この長良川薪能は長良川の河原で開催され、金華山の北に位置し周囲は温泉街という絶好のロケーション。吹く風も気持ち良く、薪の火を鵜飼船の篝火から取るという、全国でもここだけの演出をしております。

 演じられた曲目です。

  • 連吟と小鼓連調 社中の方々
  • 火入れ式
  • 狂言樋の酒
  • 能 鞍馬天狗

 会場はこんな感じ。舞台の直ぐ後ろは、水が流れています。連吟の吉野天人。

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 金華山の上に建つ岐阜城とはこんな位置関係。会場は撮影禁止ですが、このぐらいの風景写真は許してくれるでしょう。

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 火入れ式で、岐阜市長と、もう一人マイクの人、だれやったんかいな?挨拶です。

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 鵜飼船から火を頂き、そして松明から篝火に火が移されます。

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 カメラはここまで。以降は本職の先生方による能です。

 狂言、樋の酒。シテ・野村萬師。いわゆる太郎冠者物で、主人が出かけている間に酒蔵の酒を飲んでしまう、という筋立てで、その飲ませるのにちぃと不都合があり、その不都合さをあれやこれやと工夫して見所(観客席)を笑わせるというもの。

 野村萬師は、かつて熱田の舞台で、狂言和泉流の会としての和泉会があった頃、野村万之丞であられた頃に何度か拝見して以来です。私、普段はあまり観る事のない三宅派の狂言でしかも名手、動きがカチッとしてますね。いや、狂言はどの流派でも流儀でもカチッとしてますけど、それが洗練されています。

 野村萬師、もうかなりの御年だと思いますが、弟の万之介が亡くなられてますし、大変でしょうけどまだまだ舞台を勤めて頂きたいです。

 能、鞍馬天狗。シテは観世喜正師。そして地謡の地頭が片山九郎右衛門師。そして梅田邦久師も座られ、豪華版。と同時に片山の謡いで九皐会の喜正師が舞われるというのも、なんだか不思議。

 鞍馬天狗は、牛若(義経)は父義朝の菩提を弔うべく7歳にして鞍馬寺に入り、名を遮那王と改め、他の稚児と共に花見に出かけたところへ、山伏が花見の場所へ闖入します。そこで稚児たちはその場を離れますが、一人稚児が残り、山伏は勇気あるこの稚児に兵法を伝授すると告げ、やがて本来の天狗の姿となって現れる、というストーリー。

 見どころの一つに、花見の場で稚児、つまり子どもが大勢出ます。普段の能では、能楽師の子どもやお弟子さんの子どもが稚児の役となりますが、今回は一般に公募された方々だそうです。能の鞍馬天狗では稚児は謡ありませんが、火入れ式の前に鞍馬天狗の何処かの部分を連吟で謡われたようです。ちなみに、能楽師の中には、初舞台が3歳ぐらいで鞍馬天狗の稚児、という方が結構いらっしゃいます。

 ・・・という鞍馬天狗ですが、実はこの鞍馬天狗を観るのは相当久しぶり。熱田の舞台以来です。名古屋では稚児の役を集めるのが難しいのかな。

 さて順序は逆ですが、会場入り口で渡されたうちわ。実はこれが番組表だったのです。

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 これはこれでいいのですが、事前のチラシにも番組を載せて頂きたいな。シテのお名前は載りますが、地頭のお名前も大切なんです。

***画像一枚追加
 河原に設けられた能舞台。終了後、お客さんも大体退かれ、片づけの様子を写しました。能舞台、水の上に設けたのではないですね。以前は舞台の前も水があり、鵜舟が舞台前に回り込んで、そして篝火の火を移していました。右が正面。ちなみに篝火は薪ではなくガスのようですね。管が見えますので・・・。

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   ◇   ◇   ◇

 ところで毎年やっている長良川薪能ですけど、このブログで書くのは初めてだな。昨年は足が悪くて、河原の石ころが転がるたった100mほどが歩けなく、断念。2009年は日付を失念してた、2008年は雨で中止・・・ではなく市民会館での代替である事知らなかった、ということでした。

 以前は8月の第一週に開催されていたのですが、今はなぜか月末に。大体この時期は夜は寒くなりますし、このところの天候の様に大雨で増水したりします。実際8月下旬に移ってからは私、観られなかったこと多いです。

 開催時期を以前の8月上旬に戻される事を願います。


JR西日本・琵琶湖線の瀬田~石山間に新駅を計画

2011年08月26日 | 鉄道

 京都新聞web版及び関西発讀賣online、共に8月25日配信記事からです。JR西日本の東海道本線、この区間の愛称「琵琶湖線」で大津市内となる瀬田駅~石山駅間に、新駅を設けることが明らかとなったそうです。JR西日本は既に大津市に対し打診しており、費用分担について協議の予定であるとのこと。

 京都新聞記事では6月に市に対して打診があり、設置箇所は瀬田川左岸近くが候補地と記されています。
(追加注:瀬田川は琵琶湖から流れ出る川で、琵琶湖を背に南(淀川)を向いて左側が左岸です。)

 この大津市東南部は、住宅やマンション建設が進み、人口増加が進んでいる地域。同じく隣接する駅間の南草津駅~瀬田駅間でも、新駅設置に向けた協議があり、大津市幹部の話として「住民の利便性の向上や交通渋滞の解消につながる。JR西と検討を進めていきたい」としている、のだそうです。

   ◇   ◇   ◇

 そうなのですか。しかし立て続けですね。まだ今月始めの頃に、南草津駅~瀬田駅間で新駅設置計画が明らかになったばかり。人口増加が著しい滋賀県のことだけありますね。瀬田~石山間の駅間距離は2.5km。瀬田川左岸近くですと、ちょうど中間地点よりやや京都よりの場所になりますけど、南草津~瀬田間新駅も開業すると、南草津駅から石山駅まで1.2~1.3km程度で駅が連続することになります。まるで国電なみですね。(国電って、たとえが古い・・・)

 讀賣記事では、瀬田駅が約3万4千人、石山駅が約4万8千人の乗降客数とあります。新駅開業後は瀬田駅利用者の一部が新駅へと流れそうです。一方で瀬田川を渡って石山駅利用している方は、瀬田川に架かる橋が渋滞の名所で、新駅開業すれば便利になりそう。ただ石山駅は新快速が停まり、大阪方面との利便性は今の通り石山駅の方が便利なのかも。

 新駅設置予定と考えられる箇所で。下り列車で瀬田駅を過ぎると、ちょっとした切り通しを抜け、右カーブで瀬田川の橋に向かいます。この切り通しから西は、既に住宅が建っていたり区画整理された地が続きます。新しい家ですし、そこを退かせてまでの新駅設置は考え難く、私が思うに、瀬田川橋梁手前で上下線が離れる場所を上手く利用すれば、駅ホームと駅舎の設置ができそうです。

 新駅開業の予定は全くの未定ですが、今予定されている各地の新駅が2016年とか2018年などですので、この瀬田~石山間新駅も南草津~瀬田間新駅と同時開業となりましょうか。


大阪梅田の旭屋書店本店・隣接ビルと共に建て替えへ

2011年08月25日 | 大阪

 一週間ほど前にMSN産経ニュースで見ただけで、その後の続報が無いのですが、大阪にある旭屋書店本店が建物の老朽により建て替えで、今年12月31日で一旦営業を終えるとの事です。

 旭屋書店。以前にNHKラジオに創業者の御家族の方が出られていたようですが、書店を始めるにあたって、とにかく売れなくてもその筋(いろんな筋です)に長けている方も納得されるほど専門的な本を集め、そして売ろう、というコンセプトを立てて開店に臨んだ、というお話しを伺った事があります。

 それの一つなのか、この旭屋本店は私のような鉄な人間にはお馴染みの書店。東の書泉グランデ、西の旭屋と言われるほど、鉄道書の品揃えは大きいです。ファン向けだけではなく、実務の方しか買わないだろうという書もかつては置いてあり、私もよく足を運んでいました。ただ最近は大阪市へ行く事は少なくなり(通過は多いですが)、最近は年に数度寄ってみる程度です。

 その旭屋書店本店が建て替えられることになったそうです。冒頭の通りMSN産経ニュースだけで、他社の報道が無いのが気になりますけど、それによれば、昭和44年建設の地上8階建て(売り場は7階まで)、延べ床面積約3300平方米の現在の細長い建物は老朽化が目立ち、取り壊しの上、土地を一旦売却。そして隣接ビルの敷地と一体化した再開発を行い、旭屋書店はその再開発ビルにテナントとして入る予定だとの事です。

 そうなんですか。ここで気になったのは、

  1,隣接ビルも取り壊し→再開発
  2,自社ビルを止め、テナントとして入居

なのですね。確かに現在のビルは上へは長いが間口が狭く、大型書店の範疇であるものの、今では決して大きい書店とは言えなくなっています。そして大阪駅近辺には昨年末に開店した日本最大の書点というふれこみで開店した「丸善&ジュンク堂」が出来るなど、あの敷地に自社だけで新しく建て替えてもあまりインパクトは無さそうです。そこで大阪駅前のこの地に建つ幾つかのビルも、やがていずれかは建て替えせねばならず、ならばそれらビルと共に新しくしてしまおう、というところでしょうか。

 そのため、自社ビルを手放すのは、会社として旭屋書店苦渋の決断だったかもしれません。やっぱりテナントよりは自社ビルの方が良いと思うのですが、古い考え方なのかな。

 再開発後の新しい旭屋書店は、平成27年(2015年)春の開店予定だそうです。


一宮の8月23日豪雨・翌日朝刊記事から

2011年08月24日 | 地元尾張の話

 昨日の一宮市など、愛知県尾張北西部のゲリラ豪雨は、降る時間は短かったものの、短い時間内で急に雨が降ったため、あちこちで被害が出ました。→その記事

 私の家でも毎度のことですが、北から流れる水が一時的に溜まるため、約5cmほど床下の冠水。それでも周囲より高い地形なので、辺り一面冠水という状況にはなりませんでした。もしその位になったら、一宮市中心部が水没する事になります。

 そして今日の中日新聞朝刊尾張版記事。第16面の半分以上を割いて、水害の後を伝えています。いつもより大きい画像にしてあります。

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 画像の右下の、車両通行禁止とある画像は、ここの位置。


大きな地図で見る

 昨晩、NHKラジオで名古屋局差し込みニュースが何度かありました。そのニュースで伝えていた一つに、おそらくこの現場のことであろう、自動車水没で救出を待っているというのがありました。

 私、子供の頃は浅井町に住んでいたこともあり、またその後も何度かこの辺り通りました。ですので地形はよく知っておりまして、この県道は狭い道の割にはやたら自動車が通るんです。そして東浅井から時之島へ向うと、一度少し地面が下がります。昔の木曽川の流れなんです。その旧流れの一部で浅井山公園の温故井池が出来ている訳で、要するに地形は知っていたのですね。

 もう一つ江南市でも大きな被害が出ました。飛高町(ひだかちょう)とか松竹町(まつたけちょう)などという地名が聞こえ、そこで床上浸水の被害が出ているそうで、やはりここも旧河道です。

 こうのような微高地、逆に微低地は歩いたり自転車ですと良く分かります。自動車ではまず分からないと思います。昨日も一宮市内を自転車でいつもの道を通りましたけど、毎度いつもの所で浸水していましたね。歩道に残るゴミでどの辺りまで(どの高さまで)水が浸ったのか概ね分かります。ニュースにはなりませんでしたが、一宮市中心部でもあちこちで浸水被害がでていました。

  ◇   ◇   ◇

 ところで、昨日の投稿で、「一宮市今伊勢町での降水量は、どこで誰が測った」と書きました。新聞記事では愛知県一宮建設事務所なのだそうで。本神戸(ほんかんべ)にあるのだそうです。全然知らなかった。

 名古屋気象台もこうした気象庁管轄外のデータもオンラインで結ばれているそうなので、ならばアメダス一宮の記録だけに因らず、もっとドンドン気象庁外の記録でも公式記録として発表してほしいですね。

 記事にありますけど、時間毎の降水記録で、23日0~1時は、アメダス一宮では18mm、今伊勢では91mm。1~2時は、アメダスでは47mm、今伊勢では40mmと、大きなずれがあります。一宮市の大雨警報発表が派手に遅れたのは、このアメダス記録に頼っていたものなのでしょうか。アメダスだけ見ていれば警報発表基準には達しませんが、では何の為にレーダーがあるんだ?と言いたくなるような昨日の雨でした。

参考:アメダス一宮観測点について言及した記事です。2010年8月11日投稿。http://blog.goo.ne.jp/mitake3067/d/20100811