mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

雨は突然急に降るものではありません

2017年08月08日 | 気象・自然など
 台風5号は、発生以来三週間以上も経って、日本列島を抜けていきました。一宮市から至近距離を通過したものの、一時的に雨と風が強くなった他は、特に大きな出来事は無く、無事台風の影響からは外れました。
 夕方になり、一宮市は市内全域に避難準備情報が出ましたが、避難準備情報は、高齢者・体の不自由な人は非難を開始、という意味で、私も「体が不自由な人」の部類に入りそうですが、既に雨風が強く、とても外出はできませんので、そのままでおりました。
 私の所は、河川からも離れており、氾濫による浸水の心配はありません。しかし、内水氾濫は起きるところで、しかしそちらは一時的なもの、時間が経てば引いて行くもので、大きな問題はありません。

 午後10時現在、まだ新潟県から山形県沖の日本海上におり、相変わらずゆっくりなようです。
 夜中に台風通過を確認して、洗濯開始。洗濯物を干しに玄関を出ようとすると、案外風が強かったようで、砂や土が玄関ドアにこびりついていました。風で吹き付けられていたものですね。

 そんな台風5号は、個人的には平和裏に通過していきましたが、台風から離れた地域では、竜巻のような突風も吹き、被害が出ていたようです。

 そして、本日の天気予報で伝えられた言葉「台風近くでは『突然雨が降ることがあるので、十分気を付けT』」などと言うていました
 よく巷でも聞く言葉ですが「急に雨が降ってきたヨ・・・」。

 そんな雨は突然降るものではありません。これは私の持論。ただ、これは私が気象に関心があり、気象の知識もあり、常日頃空の状況を気にしているからであり、多くの方はそんな空がどうなっているか気にはなさらないでしょうね。
 空を観察しているからこそ、雲うの様子で、雨が降るか降らないかを判断できます。
 なので、空さえ見ていれば、雨は突然降る、ということになりません。
 本日の天気予報でも、「適切に空の状況を確認して適時各自が避難してください」などというニュース(天気予報)コメントがありましたが、情報の受け手である多くの一般の方は空模様に注意が行かないと思われるので、なかなか「各自適切な避難」にはならないのではないかと思います。

 天気予報のイロハはどれだけ観測機器が発達しようとも、「空を見る」ということが第一です。雨が降るか降らないかでも、普段から空に関心があれば、突然降り始めるような印象にはならないと思います。

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2 コメント

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雨は急には降らない (ponta)
2017-08-09 07:57:41
 ハハ・・・ 確かに雨は突然降ってこないですね。
空を見上げるのは誰でもするでしょう。 そこで降りそうか降らないだろうか大体検討が付く筈です。
雷雨なんか其の典型です。

 昨日の朝は良く空を見上げました。ポツポツと降って居ましたから。
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空を読む (kisomitake)
2017-08-10 00:53:36
コメント、ありがとうございます。

人間も動物の一つである以上、天候に左右される生き物でであります。
生活の知恵で、観天望気というものが発達しました。
空に浮かぶ雲ゆきで転機を判断するというもの。

現代は、天気予報などの情報サービス依存で、そうした暮らしの知恵が活かされなくなってしまいました。
空に意識が行かない。そうした中で「突然、雨が降ってきた~」という言葉が出るのだと思います。
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