京都駅烏丸口。改札を出ると、京都駅ビル内の広場を出ると、バス乗り場があり、タクシー乗り場があり、さらに向うのビルの屋上に京都タワーが見えるというあの改札口。
最近、というより昨年暮れか今年早々に知ったのですが、実はここ「烏丸口」とは言わないのだそうですわ。今は「中央口」というのだそうで。何かの本か新聞記事だったのか、文章で読んで「へぇ~」って思っていました。かつては市内電車の乗り場もあり、街の中心部側に位置して「烏丸口」と親しまれてきたのですが、今の駅ビルが出来た際に称せられ方が変わったそうです。気がつかなかったというか、あそこは「烏丸口」だと頭から思いこんでたところもあるのでして。⇒JRお出かけネット
烏丸口の「烏丸」とは南北の通りである「烏丸通」。そちらに面していて烏丸口と称していたのですが、考えてみれば(考えなくとも)烏丸通は、京都駅で分断されても、駅の南にも続いているのですよね。だから今の駅ビルが出来たときに、北側の烏丸通側へ向いた改札口を「中央口」と言うことになったらしい。
でも今もって厳然と烏丸口は存在しています。JRでいう正式な名としては中央口でも、京都の人や以前から駅を使っている人には中央口よりも烏丸口の方が通りが良いですね。そんな正式にはこだわらないところが京都らしいといえば、そうなのかな。
先般、このことをふと思い出して、烏丸口、いや中央口の写真を撮ってきました。画面向うに中央口改札があります。この位置で後ろを振り返ると、京都タワーが見えると言う場所。
こちらは中央口に位置する京都駅ビルの案内板。「JR線(中央口)」とあります。そして烏丸の「カ」の字も出てきません。やはり中央口なんですねェ。
思い返せば、私「烏丸口」だけではなく、「烏丸中央口」というような使い方していたかもしれません。駅ビルが出来たあと南北自由通路が設けられ、そこに改札口が出来ました。これ西口というそうですが、その頃から「中央」という文字を目にしていたような。
その南北自由通路ですけど、通りでいうと大体室町通に位置します。なにか烏丸から室町まで距離がありそうですが、烏丸口、じゃなかった中央口が烏丸通というより少し西側にずれていますので、えらく離れていることはありません。あ、だから烏丸口をやめて中央口というようになったのだろうか?
京都駅の場合、地下東口が本来の烏丸通りに近いですし、地下鉄烏丸線乗り換えはこちらが最寄ですから、烏丸口から烏丸線まで遠いのは紛らわしい面があったのかもしれません。
▼stakenaka さん
バスなどJR以外の案内では殆ど全て「烏丸口」ということですが、地元側からとすればその方が自然でしょうね。
京阪バスの停留所名称は烏丸口側が「京都駅前」、八条口は「京都駅八条口」です。京都市バスも同じで、市バスはさらに「京都駅八条口アバンティ前」があります。尤もアバンティ前は八条口停留所の一部という扱いです。(名古屋市で言うW停)
八条口発着の京阪バス一般路線は、今は京阪シティバスの運行です。
渋谷駅の宮益坂と道玄坂は、北側の東と西の違いですね。丁度坂を下りた所になりますし。
余談ですが、JR渋谷駅東側バス発着場の一部、東急東横店の下を、渋谷川が流れています。
▼ponta さん
新しい名前に慣れないのは、旧の名前に慣れ親しめば親しむほど変えられませんね。別の言い方すれば「年齢が高いと・・・」ですかな。(笑)
名古屋駅は表側の東へ出る改札口として、今は桜通口、中央口、広小路口、と称しています。地下鉄桜通線開通の頃かな?その頃にそれまでの名に代わって付けられました。それ以前は、北口、中央口、南口で、方向では分かりにくいとの理由で変えられたとニュースで伝えていた記憶があります。中央口は中央コンコースにある改札口のことです。
鉄道の駅が街外れ・・・というより街の外に出来たことから、街側に出来た駅舎の反対側は無秩序な開発が始まり、次第に駅裏が形成されていった、という過程を辿ってきました。
「京都ネタ」と言うことで、お約束どおり釣られました。
慣れ親しんだ呼び名と言うのは、中々変えられないものですね、個人的に・・・。
区画整理で、地名が変わった後でも、ずっと昔の地名で呼んでいたりもします。
この記事の主眼は、「中々言い変えられない」ということで。
地名が変わった話も全くその通りですね。
代表格が市町村合併で廃止された昔の市町村。
私いまだに我が市の隣を「尾西市」と読んでおります。
さらに今伊勢で名鉄と並走しているもう一つの鉄道は「国鉄」で~す。(笑)