mitakeつれづれなる抄

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地震観測網にかからない極微小な有感地震

2018年01月11日 | 気象・自然など
 1月9日の夜20時23分、一宮市の自宅で微かな揺れを感じました。
 何故正確に時刻を書けるのは、ツイッターに文章を書いている最中に揺れを感じたもので、文章をツイッターに送り、直ちに続いて「おや、地震かな」と短い文章をツイッターに送りました。ツイッターに送り、フォロワーさんが見られる状態にすることを、「ツイートする」と称します。

 地震の揺れを感じて数分、気象庁の地震情報も、普段は正直ウザイNHKラジオの名古屋局上乗せ速報も、ましてやツイッターの地震情報も何も情報がありません。
 そのため、風で建物が揺れた、と感じたものかもしれず、ツイッターに「先ほどの揺れは地震ではなかったかもしれない」とツイートしました。

 するとこの「地震ではなかったかもしれない」というツイート文を見た、フォロワーさんのお一人が「それ地震ですよ」と返信のツイートをされました。
 その方は川島町在住で、私と同じく自宅の部屋で極僅かな揺れを感じたそうで、その方はスマホを持っており、スマホの地震速報アプリも機動しておらず、おれ?と思っていたそうです。
 その方の家族は家の廊下を歩いていたそうで、地震は全く感じなかったとのことでした。

 まさしく、静かな部屋の状態で僅かに揺れを感じるという震度1、微震な状態だったそうです。

 地震は地下の岩盤が割れる現象です。この割れる範囲が「震源域」で、最初に割れ始めたとっころが「震源」です。
 この震源の真上の地表のことを「震央」と言い、この震央の地名をもって、〇〇で地震、ということになります。 

 気象庁の地震情報は、震度3以上の地震に対して発表、NHKラジオの上乗せは、これまで震度1でも速報がなされていましたので、9日夜の地震はことによれば、地震観測網にかからない、本当に極小さな地震であったようです。いわゆる「微小地震」。微小地震とはマグニチュードの値が3に達しない地震のことをいい、更にマグニチュードが1に達しない地震お「極微小地震」と言います。
 この微小地震、極微小地震は、日本の陸上各所で発生しており、高感度の地震計で検知出来るものです。
 この高感度地震計で分かったことは、地震の発生回数はマグニチュードに逆比例している、ということです。つまり、マグニチュードの値が増えれば、その発生回数は減ります。逆に言えば、マグニチュードが小さな地震は頻繁に起きているわけで、このような微小な地震は有感(震度1以上)にならないので、これまでは知られることはありませんでした。
 高感度地震計で頻繁に起きていることが分かったもので、このような微小地震を検知してツイッターやスマホのアプリに情報を流すシステムもあります。

 6日夜の地震は、まさしくこのタイプの地震だっただろうと思いますが、ツイッターの地震情報、川島町の方のスマホアプリにも地震情報が現れないほど、極々小さな地震であったようです。
 マグニチュードにすれば0より僅かに大きい程度。0.3とか0.4ぐらいでしょうか。一宮の自宅と、川島町の方のお宅とは直線距離で4kmほどですので、たまたまこの範囲が含まれるような震源域であれば、1よりも遥かに低い値のマグニチュードの地震になります。
 こうした地震は、有感にはならないものですが、地表に近い(浅い)震源ですと有感になるのは、一般論で分かります。

 9日のごく小さな揺れから24時間以上経っていますが、頭では分かっているものの、実際に身に感じたもので、何とも不思議な気持ちでいます。
 地震観測網にすらかからない、極微小な地震でした。

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1 コメント

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Unknown (北上線愛好会)
2023-02-19 17:41:33
こんにちは。震度情報が出なかったごく小さな地震はこちらで調べることができます。https://www.data.jma.go.jp/eew/data/hypo/index2.html
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