mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

岐阜羽島駅は運転整理に必要な駅

2017年06月24日 | 日記
 続けて新幹線ネタです。乗り物ニュース記事からです。21日の東海道新幹線大混乱の日、高槻市での停電により下り列車が岐阜羽島駅で抑止となり、ちょいとツイッターで話題になりました。
 岐阜羽島駅で降りても何も無い駅、何なの、コンビニある?、大野伴睦代議士の政治駅とかいろいろ揶揄されていました。
 このことについて、乗り物ニュースでも記事になり、大野伴睦代議士による政治駅ではなく、ある目的を持った駅であったというもの。

記事:本当に「コンビニもない」? 東海道新幹線・岐阜羽島駅、その大きな役割とは

 ごく最近の様子は存じ上げませんが、開業当初は本当に周囲水田が広がる所でした。開業時の画像で見ております。
 そんな状況は流石には実際には知らず、私が知っている光景は岐阜羽島駅周辺が区画整理事業が行われた後で、企業の建物がポツポツと建つような光景ではありました。
 コンビニは最近のものですね。名鉄新羽島駅まで乗ったのが岐阜羽島駅に訪れた直近になるので、もう15年ほど前。
 味気の無い駅前には変わりはなかったです。

 この岐阜羽島駅が田んぼの中のど真ん中にできたのは、岐阜県選出の衆議院銀大野伴睦議員のツルのひと声によって設置された、という話がまことしやかに伝わっていますし、私も祖父母や親類から聞かされてきました。

 乗り物ニュース記事にもある通り、岐阜羽島駅は、新幹線の当初計画では、名古屋駅~米原駅間に駅設置はありませんでした。
 しかし冬季の輸送障害などで、運転整理が行われた際に列車収容ができる場所が必要、ということで当初計画の後に追加されたものです。
 冬は今でもそうですが、積雪地帯の関ケ原で運行障害が起きた場合に、本線上で列車滞留させてはよくないので、折り返し運行や、一時的に列車を収容する設備として停車場(駅)が設置されたものです。
 であるならば、名古屋駅と関ケ原地区の間のどこかに設置するもので、その位置に大野伴睦の関与があった可能性はあります。

 岐阜羽島駅は、本線路が通過線が上下二線、ホームに面した線路が上下それぞれ二線の合計六線ある、新幹線標準仕様より規模が大きいです。
 これがまさしく、運転整理用の余裕を持った構造です。

***
 この岐阜羽島駅、冬季対策としての設置意図とは違った点で、冬季の対策で役立つこととなりました。
 関ケ原周辺の積雪地帯の走行で、列車の床下には大量の雪がはこびりつきます。
 新幹線開業当初は、この積雪地帯を通常の運転速度で走行していたため、雪を巻き上げ、それが冷えた床下にこびりついて、それが積雪の無い地域で、こびりついた雪の塊が氷の塊となって落下し、軌道のバラスト(砂利)をはねて、その跳ね上がったバラストが自列車の床下機器を壊して故障したり、対抗列車の窓ガラスを割ったり、沿線のお宅に飛び込んだりして、その対策で積雪が巻き上げられないためにスプリンクラーを設置し、それでも少しは雪を巻き上げるので、積雪地帯を越したところで床下にこびりついた雪を落とすこととなりました。

 この「雪落とし」作業を上り線では名古屋駅と、岐阜羽島駅で行います。
 岐阜羽島駅を通過するひかり号(と後にのぞみ号)は名古屋駅で、こだま号は岐阜羽島駅の通常は使わない0番乗り場の線路(上2番線)にこだま号を入れて、そこで床下に高熱蒸気を当てて、雪を落とします。
 通常の1番乗り場(上1番線)は隣が本線で通過列車があり、作業ができないためです。

 ところで、上りの雪落とし作業は、名古屋駅と岐阜羽島駅で行っていますが、下りはどこでやっているのだろう。
 京都駅でやっているような話も聞きましたが、しかとしたことは分かりません。
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饋電区分内の列車数によっては、架線への負担が高まることも

2017年06月22日 | 鉄道
 6月21日は、未明から梅雨本番の激しい降雨となり、新幹線の走行区間である静岡県は激しい雨となりました。そこで東海道新幹線は雨量が運転規制値を上回り、静岡県内の多くの区間で運転見合わせとなりました。
 その雨が弱まり順次運転再開された後、夜になって、大阪府内で停電が理由で運転ができなくなりました。

 高槻市内で架線が切れているのが見つかり、応急復旧をして、22日午前1時頃から不通区間に停止中だった列車を順次運転再開させましたが、21日は終日大混乱。

 架線がなぜ切れたのかは、本当のところは分かっていませんが、停電になる前に現場を通過した列車の車両を点検したら、集電装置(パンタグラフ)近くの屋根に穴が開いていたとのこと。

 その理由は分かりませんが、現場付近、停電した当時は、架線の饋電区分内に多くの列車が存在していたとのことで、そこで変電所からの饋電容量が増大し、架線と車体の間で放電が発生し、そのアークで屋根に穴が開いたのではないか?という推量。
NHKニュース関西:新幹線架線 列車通過時に異常か
ANNニュース:【報ステ】新幹線停電…車体に“穴”見つかる

 つまりは、この架線切断も、間接的に午前の大雨の影響であったかもしれません。

 以前にありました。新幹線ではありませんが、ダイヤが乱れて、おる区間の列車が一時的に集中し、架線の饋電区分内に在線する列車が多数に上った結果、各列車が力行(りきこう=ノッチを入れて加速しようとする)すると、当然架線電圧が下がります。
 一方で、電流は大量に流れることとなり、結果、架線からの放電が発生し、車体に放電が当たったため、屋根から煙が出た、という事故がありました。
 架線からの放電は、早い話が雷ですね。
 新幹線でそういった現象が起きた結果、架線切断に至ったのかもしれません。
 架線切断は、アークが発生すると高熱となり、架線の材料である銅が溶けてしまいます。
 つまりは、溶断です。

 たしか鉄道技術研究所で、こうしたケースを防ぐためのシステム開発を行っていると聞きましたけど、ダイヤが乱れるというイレギュラーな場合で、なかなか実用化には至っていません。

 結局、運転見合わせが解消されると、その運転見合わせ区間の手前で滞っていた列車が一気に動き始めますので、運転整理上でも不都合なことが起きます。停車場における列車の進路構成で、列車選別に時間がかかり、駅手前で列車が渋滞します。
 高槻市の現場も新大阪駅の手前約10kmに位置するところで、新大阪駅の進入待ちの渋滞が起きていただろうと想像さRます。
 饋電区分は20kmほどありますので、この間に数列車が存在していたことは、十分想像できます。
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ジャスラックの音楽教室への著作権使用料請求は不当

2017年06月21日 | 音楽
 ジャスラック(日本音楽著作権協会・JASRAC)が音楽教室に対して、著作権として公衆に聞かせる「演奏権」が及ぶ範囲という理由で著作権使用料の請求を行ったことが報じられました。
 音楽教室は、いわゆる楽器の演奏教室です。すなわち、何らかの演奏、音楽著作物を演奏することとなり、それが「演奏権」であるというのが、ジャスラックの考え。
 対して音楽教室の言い分としては、演奏行為は、公衆に聞かせるのではなく、楽器の練習で演奏するもので、上達のための演奏。著作権の範囲ではない、という主張。
Yahoo記事:音楽教室側、JASRACを提訴 原告団249社の集団訴訟に

 私は、この音楽教室の言い分が正当であると考えます。
 ジャスラックの設置目的に、音楽文化の振興に資する事業、というのがあります。
 音楽教室は比較的小さな子も通います。
 発表会に向けての練習もですが、やがてはその中から優秀な演奏者が生まれてきます。
 音楽教室に著作権料の支払いを求めると、まず授業料に上乗せされますね。
 お月謝が高くなります。すると「教室に通うの止めよまいか」という方が現れるかもしれません。
 音楽文化の振興、という点でどうなのだ。

 それに、音楽教室ではいろんな部分に既に著作権の費用を払っている、ということだそうです。
 まず楽譜。市販の楽譜には、著作権の出版権としての費用が上乗せされています。
 そして演奏会。演奏会では、会場に聴衆を入れますので、公衆に聞かせる「演奏権」とされ、著作権料を払います。
 これにさらに練習で演奏する行為に対して著作権は、無茶もいいところ。
 これ生徒さんが練習するのに演奏することもそうですが、先生の模範演奏が「演奏権」なのだそうです。
 このニュースを聞いて、笑ってしまいました。ジャスラック、金の亡者か!

 小さな子供が、一生懸命練習するのに、著作権使用料を請求するジャスラックの姿勢を見ると、腹が立って、子供も先生も気の毒です。

 ちなみに、ジャスラック、日本音楽著作権協会は、音楽著作の一括管理代行をする機関で、他にも同業の機関がありますが、これが一番大きいです。

 音楽著作権の中には歌詞も含まれており、むやみに著作権管理下にある歌詞を、たとえばこうしたブログに載せるのも、著作物の掲載ということで使用料が求められます。
 私のこのブログでは、歌謡曲関係は書きませんのでほぼほぼ関係は無いですが、他にブログをなされている方は注意された方がいいです。
 駅前でよく楽器演奏されている方がいますが、演奏している曲がジャスラック管理の曲であると演奏権として、著作権使用料の対象になります。
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JR西日本で117系改造の新しい長距離車両を投入

2017年06月20日 | 日記
 神戸新聞webばんと、マイナビニュースホビー記事からです。JR西日本で117系電車改造の長距離列車を導入するそうです。
神戸新聞記事:JR西が新たな長距離列車導入へ 117系を改装
マイナビニュース:JR西日本「新たな長距離列車」個室グリーン車も - 2020年夏までに運行開始

 豪華寝台列車、トワイライトエクスプレス瑞風よりも割安に楽しめる、というコンセプトで2020年夏までには導入したいとのこと。
 シニアや訪日観光人など幅広く集客を行い、京阪神と山陽方面、山陰方面といった期間ごとに複数の区間を運行する、とのこと。

 その車両は、以前は新快速運用に充てられていた、2扉の近郊形電車117系をタネ車とするそうで、完全個室などの設備を設け6両編成とするとのこと。


***
 この記事でよく分からないのは、「新たな長距離列車」ということだそうですが、トワイライト瑞風に並ぶ、ということは、そもそもトワイライト瑞風は一般の列車ではなく、いわゆるツアー列車。車両の愛称がトワイライト瑞風でそのトワイライト瑞風を使ったツアーという性格のものです。
 なので、緑の窓口へ行っても、トワイライト瑞風のきっぷは発売されません。(旅行商品としては発売出来そうですが)

 記事が、そもそも「列車」と「車両」を混同していますね。「長距離列車」というのは、あくまでも需要に応じて運行する列車でそれが長い距離だと長距離列車です。その長距離列車に何の車両を充てるかは別問題。

 とにかく、車齢の古い117系車両を使うとは、どのような意図なのでしょうかね。
 国鉄時代の車両で、初期の車両は1979年(昭和54年)投入。その後の増備車は100番台で国鉄改革の前年1981年(昭和56年)で、古い方の車両は、2020年の時点で車齢41年を経過。尤も車体をそのまま使うわけではないですが、台枠など基礎の部分を使うことになる(だろう・推定)で、陳腐化は大丈夫なのだろうかと思います。

 昨今、各私鉄で増えてきた、レストラン列車のようなものですね。トワイライト瑞風は豪華すぎで、もう少し庶民に届くような行楽列車車両。それのJR西日本版だと思います。
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祇園祭の鷹山お囃子が復興

2017年06月19日 | 京都
 京都新聞web版記事からです。今年ももうすぐ祇園祭の季節がやってきますが、かつて山鉾巡行に参加していた山と鉾のうち、元治のどんどん焼で焼けてしまい、現存しないものを「焼け山」とか「休み山」とか言われていますが、この焼け山の一つ、復興の動きがでている鷹山(たかやま)が、巡行の際に奏でる祇園囃子を復興させ、宵山で演奏を公開しようということだそうです。

記事:祇園祭・鷹山の鉦、復興への響き 宵山演奏へ再現

 鷹山の復興の動きは、以前にKBS京都ラジオでも町会の方をお呼びして、お話を聞かれていましたが、山自体を復興するには、それこそ大金が必要で、先ずは囃子から復興させたい、ゆくゆくは宵山でも演奏したい、ということでしたが、今年はいよいよお囃子が公開演奏されるのですね。

 鷹山は、中京区三条通室町西入ル衣棚町に所在するもので、祇園祭の7月13日の宵々々々山ともいうべき、プレ宵山の日にこの頃も棚町にも行ってみましたが、近くのお祭りとは違い、ひっそりしていました。

 昨年から巡行に参加することとなった、大船鉾(凱旋船鉾)もかつては焼け山で、先ずは囃子の復興から始まり、宵山の日には演奏している様子を拝見しました。

 さらに菊水鉾もかつては焼け山で、昭和28年に復興したものですが、こちらもまずはお囃子から復興しました。
 鷹山は伝えられるところによれば、山とは言うものの、鉾の構造した曳き山で、後祭(あとのまつり)に参加していた山だそうです。
 しかも巡行のしんがりである大船鉾の一つ前と位置が決まっていた、「くじとらず」の存在。

 鷹山は復興の方向ですが、まだ布袋山(中京区蛸薬師通室町西入姥柳町)が焼け山(休み山)でいます。こちらは前祭(さきのまつり)の巡行に参加していた山だそうです。

 参考画像。復元復興中の大船鉾。
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