mitakeつれづれなる抄

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特別警報運用開始

2013年08月30日 | 気象・自然など

 今、8月30日午前0半過ぎ。午前0時から気象警報よりさらに上を行く、重大な災害が予想される場合には「特別警報」の発表の運用が始まりました。

 特別警報は、これまでの警報の発表基準をはるかに超える豪雨や大津波等が予想され、重大な災害の危険性が著しく高まっている場合、最大限の警戒を呼び掛けるため気象庁が発表するもので、少し前に提唱されていた「スーパー警報」を具体化させたものです。

 昨今の気象現象では、数十年に一度とまでいわれる大雨で、甚大な被害が著しく発生しうるのに、従来の警報では警戒の限界を超えてしまい、最大級の警戒すべき際に発表されるものです。

 その基準は、我が愛知県一宮市(尾張西部)の場合、50年に一度の値として、48時間降水量が388mm、3時間降水量で164mm、50年に一度の一晩での積雪深(名古屋で)は23cm、最深積雪で49cmが予想される場合に大雨や大雪の特別警報が発表されます。ちなみに大雨警報の発表基準は、3時間雨量90mmが予想される時です。

 こうした短い間に一気に雨が降るような場合は、「記録的短時間大雨情報」というのが、発表されます。ただ、こうした○○情報という名が危機意識に繋がらないのか、どうも軽んじられる傾向がありました。

 特別警報は気象現象の他に、緊急地震速報、大津波警報も特別警報に位置づけられます。また、火山噴火でも噴火警報が特別警報に位置づけられます。

 この火山では、緊急性が高い場合には「火山活動情報」が発表されていますが、やはり○○情報という名が危機意識に繋がらないようで、噴火口に迂闊に近づき、被害に遭う事例があります。

 今、このブログ記事を書いている現在は外は虫の音が聞える極めて平穏な夜で、とても特別警報が出される気象ではないですが、運用が始まったということで。


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