mitakeつれづれなる抄

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受験生のすべり止め御守りに鉄道会社も一役

2018年01月10日 | 鉄道
 神戸新聞web版記事からです。神戸電鉄は、受験生応援で受験祈願の御守り「滑り止め」の砂を5つの駅で配布したそうです。
記事:「落ちない砂」で受験生応援 神鉄沿線5駅で配布

 「滑らない、落ちない」の縁起物の砂、ということで、近年の鉄道会社でも受験生のお守りとして配布する所があり、それが神戸電鉄でも行われたものですね。

 50‰勾配を下ります。


 鉄道での「滑り止めの砂」とは、鉄のレールと鉄の車輪が転がる関係では、大変摩擦が少なく、それが鉄道の走行する省エネルギーですが、摩擦が少ないということは、登坂時に滑走することがあり、摩擦力を増やすために、乾いた砂を巻きます。撒砂(さんしゃ)といいますが、電車などの旅客車両よりは、重量物をけん引する機関車に備えられている装置です。
 神戸電鉄は、名だたる勾配線ですが、神戸電鉄の勾配対策は、登るよりも降りる方に重きを置き、古くから電気ブレーキを供えられた車両を投入していました。
 撒砂装置が付いているとは、認識が無かったのですが、こうして受験生に配布するということは、撒砂装置があったのですね。


 名鉄でも、駅の出札窓口に、お守りとして砂を配る、ような張り紙が出ているのを見かけましたので、名鉄でも撒砂装置があるんですね。
 名鉄では名だたる勾配区間はありませんが、どんな形式の車両にあるのだろう。

 私が知っているのは、東武鉄道の電車。
 東武鉄道は、日光線の終点付近に連続勾配があり、撒砂装置からシャーシャーの音を出しながら砂を撒いて坂を登ります。雪混じりの天気だと、本当に登れません。シャーシャーの音ばかりで、ノロノロ。ノッチを入れても滑走するだけ。

 こうした受験生のお守りは、産業というよりは、企業のイメージとして、応援グッズを作成しています。
 この地区では、東山動物園の「コアラの糞しおり」。
 モノは本にしおりですが、しおりに東山動物園で飼育しているコアラの糞が含まれています。
 コアラは一日中、ユーカリの木にしがみついて、しがみついたまま寝ます。
 ユーカリの木から落ちません。
 ・・・そこで落ちない・・・落ちない・・・糞(ウン→運)が付く・・・でコアラのしおりです。
 これが大人気だそうで、今年も既に配布されました。



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1 コメント

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滑り止めの砂 (ponta)
2018-01-10 10:17:03
 鉄道会社も増収に色々頭を使って居ますなァ!!
砂でも売れるのですね。 大量なら建設会社が使うけどねェ。
「欲望的お守り」は自分でも努力しないと駄目ですね。

所で名鉄では、撒砂器を付けていたのは昔「デキ(電気機関車)」位だったと思いますが、今はその「デキ」も無いのでは?
そこらの砂をお守りとして居るのでしょう。
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