mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

名古屋の食べ物「味噌煮込みうどん」

2011年07月30日 | その他いろいろ

 「味噌煮込みうどん」って、御存知ですか?当たり前田の・・・と言われそうで、そうなんです、皆さん知っていますよね、味噌仕立てのつゆでうどんを煮る。

 ただ、名古屋のそれは少し事情が違っていて、なんと言っても名古屋の味噌は豆から作る赤味噌。それを鰹節の出汁と合わせます。そしてうどんは普通のうどんとは全く異なり、味噌煮込み専用の固い麺。それを芯が残る様に土鍋で煮て、後から蓋を被せる、不思議な料理です。

 こんな感じ。

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 この味噌煮込みうどんは、「うどん」のつもりで頂きますと、固いです。固いといってもあられなどのような固さではなく、生うどんをそのまま食べているような芯が残ったうどん。ですので、他の地域から来られる方など、「生煮えだ!」と指摘される方がいるそうです。

 でも作り方をよくよく聞けば、生煮えに近いところはありますかな。

 鰹の風味がいい香りを出しています。

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 そしてもう一つの特徴。この味噌煮込みうどんは、取り皿は出てきません。そのかわり蓋を取り皿として使います。普通の土鍋の蓋は、蒸気抜きの穴が開いていますけど、この味噌煮込み土鍋の蓋は穴は開いていません。

 つまり調理中は蓋としては使われず、調理が終わったら配膳の人が蓋を被せますので、結構冷えてます。(ホントはいけないのだけど)

 そして蓋を取ってひっくり返して取り皿にします。なんかこの写し方すると、ヘンな生き物に見えますね。すいません、店の人の見てないときにサッと写したもので。

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 名古屋の味噌煮込みと言えば、山本屋。しかし山本屋の屋号は大きいのが二つ、小さいのが一つあります。この画像は、山本屋総本家で頂いたもので、もう一つの大きいのは、山本屋本店。

 同じような味噌煮込みうどんを出してくれますが、本店の方が少し値段高目。その分漬物が自由に頂けるなど付加サービスが多いそうです。味は好き好きですね。

 この画像、昨日撮りました。山本屋総本家の松坂屋本店内の店舗。画像には写っていませんが、ビール付き。

 今日、誕生日であります。一日早い誕生祝と私、勝手に思いつつ、美味しくいただきました。


戻り梅雨なのか秋雨の始まりなのか

2011年07月30日 | 気象・自然など

 一昨日から新潟県と福島県の一部で激しい雨が降っているようですね。今は我が家テレビが見られないので、ラジオのニュースとネット情報が頼りですけど、29日の午前中には何処かの川の水位計が、警戒水位を越えて水防活動に入る水位を示した後、情報が入らなくなったといいます。つまりは堤防決壊?

 このところ東海地方は、夏らしい天気が後退気味で、何やら不安定性の雨雲で一時的に激しい雨が降ったりしてましたけど、昨日はここ数日に比べると天気がいい一日でした。その分が新潟県から福島県・群馬県に移ったのか。

 天気図見てても、ハッキリした停滞前線が描かれていますからね。北の冷えた気団と、南からの温かく湿った気団がせり合う場所が停滞前線で、梅雨や秋雨でよく見られる現象です。

 気象庁HPより。29日午前9時の実況図ですけど、12時間経っても前線の位置は殆ど変わっておりません。

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 そしてこちらは、CBC気象レーダーから。新潟県で激しい雨雲が出ているのが分かります。この真っ赤な画像、昨日の朝から同じような位置にあり、どんな降り方、そしてどんな状況なのか想像がつきます。2004年7月豪雨に匹敵する降り方と言うNHKラジオのニュースですけど、そうでしょう。

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 山間部は河川氾濫や土砂崩れ、平野部では河川の堤防決壊による水害が心配されます。まだ2004年7月豪雨の爪跡が残っているとも聞きますし、災害に脆弱なところはどうしても次の災害でも弱いままだったりします。

 しかしこの前線、梅雨なのか秋霖(秋雨)なのか。いやそんな名前に拘るところは人間中心の考えですけど、この時期の新潟県は、梅雨が開ける前の年も結構あり、これまでが長い梅雨の中休みだと言う人もいるようです。

 しかしとんでもない降り様。どうか早く収まって欲しいと願うばかりです。