「味噌煮込みうどん」って、御存知ですか?当たり前田の・・・と言われそうで、そうなんです、皆さん知っていますよね、味噌仕立てのつゆでうどんを煮る。
ただ、名古屋のそれは少し事情が違っていて、なんと言っても名古屋の味噌は豆から作る赤味噌。それを鰹節の出汁と合わせます。そしてうどんは普通のうどんとは全く異なり、味噌煮込み専用の固い麺。それを芯が残る様に土鍋で煮て、後から蓋を被せる、不思議な料理です。
こんな感じ。
この味噌煮込みうどんは、「うどん」のつもりで頂きますと、固いです。固いといってもあられなどのような固さではなく、生うどんをそのまま食べているような芯が残ったうどん。ですので、他の地域から来られる方など、「生煮えだ!」と指摘される方がいるそうです。
でも作り方をよくよく聞けば、生煮えに近いところはありますかな。
鰹の風味がいい香りを出しています。
そしてもう一つの特徴。この味噌煮込みうどんは、取り皿は出てきません。そのかわり蓋を取り皿として使います。普通の土鍋の蓋は、蒸気抜きの穴が開いていますけど、この味噌煮込み土鍋の蓋は穴は開いていません。
つまり調理中は蓋としては使われず、調理が終わったら配膳の人が蓋を被せますので、結構冷えてます。(ホントはいけないのだけど)
そして蓋を取ってひっくり返して取り皿にします。なんかこの写し方すると、ヘンな生き物に見えますね。すいません、店の人の見てないときにサッと写したもので。
名古屋の味噌煮込みと言えば、山本屋。しかし山本屋の屋号は大きいのが二つ、小さいのが一つあります。この画像は、山本屋総本家で頂いたもので、もう一つの大きいのは、山本屋本店。
同じような味噌煮込みうどんを出してくれますが、本店の方が少し値段高目。その分漬物が自由に頂けるなど付加サービスが多いそうです。味は好き好きですね。
この画像、昨日撮りました。山本屋総本家の松坂屋本店内の店舗。画像には写っていませんが、ビール付き。
今日、誕生日であります。一日早い誕生祝と私、勝手に思いつつ、美味しくいただきました。