mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

東北地方も梅雨明け・そして震災から4ヶ月

2011年07月11日 | ニュースな話題

 今日7月11日午前、東北地方も梅雨が明けたとみられる、との気象庁から発表がありました。昨年より7日早く、また平年よりも東北南部で14日、東北北部で17日早い梅雨明けです。

 ずいぶん早いですね。東北地方は6月21日の梅雨入りで平年よりも約一週間ほど遅かったです。本州の近畿・東海などの地方が先週梅雨明け発表しており、梅雨前線の動きから東北地方の梅雨明けはもう少し先だと思っておりましたが、結局、昨日の大雨が梅雨明けをもたらした雨だったわけなのですね。

 そして東北地方にも暑い夏がやってきます。今年の夏は例年とは少し違います。あの地震から四ヶ月・・・。

 私は新聞、ラジオ、そしてネットの情報で知るのみですが、規模があまりにも大きくて比較するものが無く、どうしても阪神淡路の時はどうだったかな・・・などと比べてしまいます。

 阪神淡路大震災の四ヶ月目は5月17日。仮設住宅の設置も進み、避難所の閉鎖も大体このあたりだったような記憶です。神戸市中心部の倒壊したビルの撤去が進み、一時ほど激しい粉塵が舞う状況から抜け、住宅地での瓦礫処理が進んでいた時期でした。ただ仮設住宅での孤独死が目立ちだしたのもこの頃だったです。

 東日本大震災。規模が大きく、つまり被災地があまりにも広く、私は現状を把握し切れていません。しかし分かることは、いまだに一万人を超える方々が避難所で暮らしておられます。これは単に規模(量の問題で範囲)が広いだけだと片付けられるのでしょうか。いいえ、どうも為政者たちの当事者意識が薄い(無い)のが大きいのではと感じています。

 結局、阪神淡路の時の教訓があまり生かされてないようですね。被災地域が阪神淡路の時はあの程度(それでも広いですが)ですけど、東日本大震災では県を越えた被災、そして幾つかの町村では壊滅とも言える状況で、こんな時は被災地から離れた自治体が救援の手を差し伸べるというルールが出来かけました。でも結局は出来ず。いや出来たのかもしれませんが、うまく運用されていない。

 どうしたものだろうか。

 東北地方も梅雨が明け、短い東北の夏が今年は少し長くなりそうですけど、この暑い夏に被災した方々を想うと辛くなります。今年は太平洋側での海水浴は無理かな。普通の光景が普通であることに改めて有り難さを感じねばならないと思います。