暇つぶしです

私が思いついた事を書くだけのブログです。

競争から降りて

2012-07-02 15:39:51 | Weblog

 『競争から降りて』

 

 『日本の時計メーカーすべての利益よりも、スイスの時計メーカー一社の利益の方が高い』という情報がある。でも、スイスの時計メーカーは技術開発という競争から降りている事はほとんど間違いがないと思う。もっとも、今更、時計というものに、技術開発が必要なものではないが。時計を作る技術はもう、技術開発というものから、終わってしまった技術だから。

 

 一般的に言って、ヨーロッパの製造業というのは、技術開発という競争からは降りている。でも、利益は上がっている。しかし、従業員をたくさん雇える産業ではなくて、中小企業みたいな製造業が多い。

 

 本当は、競争から、降りてしまえば、楽なのかも知れないけれども。

 今の、アメリカや、日本や、東アジア諸国の人達は、『競争して、競争に勝たなければ、生きていけない』と考えている。もちろん、それは、それで立派な事なのだけれども。でも、本当の幸福感というのは、競争を下りた社会にあるような気がする。

 

 正直なヨーロッパ人エリートは、東大出て、高級官僚になるというコースを『エリートコースである』と言っている日本人の事を、『日本人は気違いである』と言う。

 正直言って、私もそう思う。大抵の高級官僚は、過労死になりそうな労働状態の元にいるし。収入だけを言うなら、地方公務員になれよ、と思う。別に高級官僚になったからと言って、地方公務員と比べて、それほど高い給料がもらえる訳でもないだろうに、と思う。それにも、関わらず、大抵の日本人は、東大出て、高級官僚になる道を、『エリートの人達である』と考えているらしい。これほど、真実とかけ離れた意見もないだろうに、と私は思っているが。人生の勝ち組とは、市町村役場の公務員になる事だと思う。その方が、絶対に楽が出来て、富もそこそこに手に入るから、ということで。でも、大抵の人達は、高級官僚になる道を、エリートの道であると、信じているということで。

 

 私達の癒さなければならない思考は、『競争しなければ、生きていけない』という思考にあるのではないかと思う。本当は、競争なんてしなくても、豊かに生きていける方法はあるのに、と。

 「ヨーロッパ人を見習え」と思う。技術開発という競争から降りてしまっても、十分富を稼ぐ事が出来ているではないか、と。

 でも、反論する側の意見として。「それでは、技術開発が進まない」という意見があると思う。

 でも、「そんなに急いで変化を求めなくても良いのではないか」という意見があるように思う。“ヨーロッパ人のように”すべての人が生きれば、今まで5年で出来ていた新技術が、10年、15年掛るかも知れない。でも、「それでも良いではないか」という意見があると思う。どちらの道を選ぶかは、人類の意識次第だと思う。結局、ヨーロッパ人のような選択を出来ない理由は、貧困意識にあると思う。

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