みなさん、こんばんは。
12月師走、クリスマス、そして年末ホリディと
ワタスの大好きな12月がはじまりました。
しかしまあ
12月といいましても昨日は24℃もあり
なんか、暑いです。やたらと。
まだまだ。
12月で20℃こえてるなんて
酷暑の夏を思い出しますね。来年もああなるのかと……(ぞっ
ところで今日
今日だけでなく、いつものようにたくさんの洋画、観てますけど
久しぶりに涙が止まりませんでした。
もうクリネックスが1箱なくなりそうなほど。
それが
『HACHI 約束の犬』(原題:Hachiko: A Dog's Story)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/46/a998754bdd1127a5e71d4d416001a738.jpg)
内容はあまりにも有名。
日本でも「ハチ公物語」という映画がある。
それを観ていたおれは、どうにも「作り物」イメージが強すぎて、
この『HACHI 約束の犬』を観ていなかった。
ところが先日、兄が観たらしく、「このDVDを観ろ、観ろ」と言う。
「忙しいからこんどね」なんて言って放っておいた。
だが、「早く観ろ」としつこい。
「そんなに良かったの? 泣いた?」
「とにかく観ろ!」
というわけで、
うるさい兄が今朝、成田から渡英したので、こっそり見てみた。
一言でいうと「悲しいほど真実の愛にあふれている」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/10/eff22cf1b652cbb31efa0bb94d2aa6f4.jpg)
主人公のR・ギアがうまい!
大の動物好きとあって演技以上の何かを伝えてくれた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/ea/3148d402d4a2d76c3dfc52607432dd3d.jpg)
じっさいに上野教授とハチが暮らせたのはたったの2年。
けれどこの素晴らしい2年が、あとのハチが待ち続けた9年につながる。
たった2年だったけど、ハチにとってどれほどすばらしい日々だったのか、
永遠の愛を育んだ日々。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/37/d48bd03e11ede27411c79c6f1a944e3a.jpg)
雨の日も雪の日も、還らぬ主人を待ち続けるハチ
観ていて胸がつまる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/a8/49fe0c6917736ea485ef296babb47277.jpg)
そしてとうとう力尽きてしまう日が……
もう悲しい終わり方は観る前からわかっているんだけど、
この監督、R・ハルストレム監督は、
ファンタジックに、心優しい、癒されるような終わり方にしてくれた。
さすがに「G・グレイブ」や「ショコラ」の監督だけあって
さりげなくそっと、最期にハチの願いをかなえてくれた。
ありがとう、と涙しながら思ったよ。
犬も人間も
愛し・愛された記憶があれば生きていけるんだと思う。
「マディソン郡の橋」の小説(映画ではないよ、小説の方)でも
ひとときの愛の触れ合いが、お互いの、後の人生をずっと彩り続けた。
逢えなくても、離れていても、いつも胸の奥のどこかにある。
ハチがずっと、待ち続けることができたのは
「楽しかった記憶」がいつでも胸の中にあって、
すぐに引っ張り出せるところにあって
ハチの心を包んでいたから、だと思う。
待つことは愛しい人を思うこと
楽しかった記憶に触れることができること
その想いは自分をいちばん幸せな状態にしてくれる
幸せ
楽しかった記憶を思い出せば、楽しさがよみがえる。
だからぼくは
ぼくが死ぬときは、きっと
先に死んでしまったアーチに逢えると信じて疑わないのだ。
アーチはきっと迎えに来てくれて
「また逢えたね」と言ってくれて
「もう二度と離れないね」と
肩の上に飛び乗って、しっぽをくるりとぼくの首に回して
喜んでくれると信じているのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/a3/79626be70b07cb538dc299d80941be36.jpg)
この映画の最後にテロップが入っていて
「ハチ公は今も、ご主人を待っていた時と同じ場所で、改札を見ている」
とある。
(じっさいは、拡大の都合で移動させられてしまったのだけど
ちなみに
ぼくが御幼少だった頃
渋谷駅は、今みたいな、おどろおどろしい巨大なステーションではなかった。
こじんまりとして、どこにでもあるふつーの駅で
だからこそ
改札を出ると、すぐにハチ公の銅像が見えた。
まさに改札から出てくる上野教授を待つにふさわしい場所だった。
“愛しい人を待つ”、ということからデートの待ち合わせ場所になって、
ぼくが高校生の頃はとんでもないほどのすごい人で
「明日、ハチ公前でね」なんて言ったが最後
ものすごい人ごみで、待てども待てども逢えなかったりする。
も~ハチ公の気分だった。
そうそう
この映画、
たしょうめんどーくさくても
英語バージョンで観ることをお勧めする。
日本語の吹き替え版だと、下手すぎて、よさが伝わらない。
はやく田舎に引っ越して犬を飼いたいなあ★
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