取り出した本からポトリ・・
あー、こんなとこにあったんだ!
どうして~?
まあ、いいや。良かった、良かった。。
無くした宝物が再び手元に戻ってニンマリする私。
その宝物とは、
半月ほど前のこと・・・
風邪の症状が悪化して、明日から大事な用事があるのに大変!
と、あわてて駆け込んだご近所の内科医院。
待合室には患者さんがいっぱい。
長椅子の真ん中に空席があったので、そこに座りました。
その席の斜め向かいに、1組の老夫婦が座っていました。
おじいさんもおばあさんもかなり腰が曲がっていて、
おじいさんは手が少し震えていたので、おばあさんが問診票に記入していました。
でも、おばあさんは視力がかなり悪そうで、問診票の字が見えない様子。
「わからん、わからん」と、だんだんいらついてきています。
気になったので、お手伝いしようかと立ちあがって近づいた時、
その様子に気づいた看護婦さんがやってきて、「あ、こちらで書きましょうね~」と言いながら、
おばあさんに代わって、書き始めました。
安心して元の席に戻ろうとしたら、もう別の人が座っていました。
気づいたおじいさんは、何度も頭をぺこぺこなさるので、手を振って少し離れた壁際に移動。
しばらくして、別の席が開いたので座りました。
すると、先ほどのおじいさんがやってきて、カバンから小さなものを取り出し、
「どうぞ」と、私の手の中に置いて行かれました。
それは、四葉のクローバーの押し花でした。
もうすっかり変色して茶色になっているけど、かなり大きなしっかりした4枚の葉がついています。
台紙の裏には、「22,4,26 佐世保 鹿子前」と書かれていました。
私がびっくりした顔をしていると、
うちの近所には、探せばいっぱいあるとです。
毎年、いっぱい見つけっとです。ほら。
と言いながら、カバンの中を見せてくれました。
確かに、小さなカードに貼り付けた四葉のクローバーが10枚くらい入っていました。
クローバーのおかげでしょうか。
風邪もひどくならず、予定の日程もこなし、すぐに回復しました。
おじいさん、ありがとう。
来年の春は、私も探してみようかな。
おじいさんのように、知らない誰かにあげてみたいなぁ・・・
春が来たような・・・話
自治体からも、異常な設計条件での建設計画を「間違っていました」と
さわやかな声が聞こえると
良いですな!
間違いを認める勇気、ほしいですね。
今ならまだ十分に引き返せるんですから。