佐世保便り

2008年7月に佐世保に移住。
海あり山あり基地あり。そしてダム問題あり。
感動や素朴な疑問など誰かに伝えたくて…

水泳と歌~イラク生まれの兄弟

2012-09-09 | 雑感

今日の新聞には、ロンドンパラリンピックで、

日本がゴールボール女子の金メダルを初めて獲得したと報じています。

ゴールボール?どんな競技?調べてみると、

目隠しをしながら鈴の入ったボールを転がし、ゴールに入れることで得点する視覚障害者の球技。

第二次大戦で目を損傷した傷痍軍人のリハビリとして考案され、

今では視覚障害者のためのスポーツとしてヨーロッパでは広く普及しているそうです。

 

昨日は、自閉症の田中康大さんが、100m平泳ぎ(知的障害)で金メダルを取った記事がありました。

亡き恩師との約束を果たして、大舞台でドラゴンの泳ぎをした…と。

 

少し前には、全盲の秋山里奈選手が、大会新で金メダル!と報じられていました。

笑顔がとても素敵な方でした。

 

パラリンピックは、「もう1つのオリンピック」と言われながら、テレビでの中継はほとんど見られず、

(NHK教育TVの1時間だけ?)私も、新聞で読む程度でした。

 

そんな中、友人から届いたこの情報には、とても心打たれました。

http://www.dailymail.co.uk/news/article-2198015/Paralympic-swimmers-incredible-journey-Iraqi-orphanage-London-2012-Australia.html?ito=feeds-newsxml

この英文記事の要旨をまとめたものがあり、それによると・・

今回のパラリンピックにオーストラリア選手として出場したアーメド・ケリーさんについて

次のようなことが書かれています。

 

アーメドは、手足なしで生まれ、バグダッドの孤児院の前に捨てられていました。

彼と弟のエマニュエルは、二人とも重度の四肢障害をもって生まれ、

それは湾岸戦争で使われた劣化ウラン・有害な化学物質に曝されたことが原因と疑われています。

現在20才のアーメドは、7才の時、弟のエマニュエルとともに、

慈善団体Children First Foundationの人道的活動家モイラ・ケリーに養子として引き取られ、

治療を受けるためオーストラリアへと渡りました。

アーメドは、すぐにスポーツに夢中になり、オーストラリアのスポーツ好きな文化に順応し、

義肢を使って様々なゲームに参加するようになりました。

 

なお、弟のエマニュエルは、プロのシンガーを目指していて、

去年9月、オーストラリアのタレント発掘番組「X Factor」に出場し、

ジョン・レノンの「イマジン」を歌って大変な感動を呼びました。

 

Emmanuel Kelly The X Factor 2011 Auditions Emmanuel Kelly FULL

(55秒あたりからステージに登場します)

是非お聴きになってください。

 

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