今日の新聞には、ロンドンパラリンピックで、
日本がゴールボール女子の金メダルを初めて獲得したと報じています。
ゴールボール?どんな競技?調べてみると、
目隠しをしながら鈴の入ったボールを転がし、ゴールに入れることで得点する視覚障害者の球技。
第二次大戦で目を損傷した傷痍軍人のリハビリとして考案され、
今では視覚障害者のためのスポーツとしてヨーロッパでは広く普及しているそうです。
昨日は、自閉症の田中康大さんが、100m平泳ぎ(知的障害)で金メダルを取った記事がありました。
亡き恩師との約束を果たして、大舞台でドラゴンの泳ぎをした…と。
少し前には、全盲の秋山里奈選手が、大会新で金メダル!と報じられていました。
笑顔がとても素敵な方でした。
パラリンピックは、「もう1つのオリンピック」と言われながら、テレビでの中継はほとんど見られず、
(NHK教育TVの1時間だけ?)私も、新聞で読む程度でした。
そんな中、友人から届いたこの情報には、とても心打たれました。
この英文記事の要旨をまとめたものがあり、それによると・・
今回のパラリンピックにオーストラリア選手として出場したアーメド・ケリーさんについて
次のようなことが書かれています。
アーメドは、手足なしで生まれ、バグダッドの孤児院の前に捨てられていました。
彼と弟のエマニュエルは、二人とも重度の四肢障害をもって生まれ、
それは湾岸戦争で使われた劣化ウラン・有害な化学物質に曝されたことが原因と疑われています。
現在20才のアーメドは、7才の時、弟のエマニュエルとともに、
慈善団体Children First Foundationの人道的活動家モイラ・ケリーに養子として引き取られ、
治療を受けるためオーストラリアへと渡りました。
アーメドは、すぐにスポーツに夢中になり、オーストラリアのスポーツ好きな文化に順応し、
義肢を使って様々なゲームに参加するようになりました。
なお、弟のエマニュエルは、プロのシンガーを目指していて、
去年9月、オーストラリアのタレント発掘番組「X Factor」に出場し、
ジョン・レノンの「イマジン」を歌って大変な感動を呼びました。
Emmanuel Kelly The X Factor 2011 Auditions Emmanuel Kelly FULL
(55秒あたりからステージに登場します)
是非お聴きになってください。