佐世保便り

2008年7月に佐世保に移住。
海あり山あり基地あり。そしてダム問題あり。
感動や素朴な疑問など誰かに伝えたくて…

『自然保護』表紙

2015-03-05 | 雑感

これってなんだかわかります?

エノキダケではありません。

「イヌセンボンタケ」というキノコだそうです。

私は名前も初めて、見たのも初めて。

最初は真っ白の毛糸の玉に見え、そのうち何かの卵かな?と思い、さらによく見ると、

小さな茶色のヘンテコナものに気づき、どうも虫のような・・??

とすると、花の中に隠れている雄しべかな?

うーん、降参!

ということで、表紙の裏の解説を見て、知ることができました。

虫のようなものはカタツムリの子どもでした。

子どもというより赤ちゃんに見えます。

背中にしょった殻も濡れていて、まるで生まれたてのよう・・

 

これは日本自然保護協会の会報誌『自然保護』の3・4月号の表紙の写真です。

同会の方から依頼を受けて「石木川まもり隊」と石木ダムについての紹介記事を投稿したので、

先日送られてきたのでした。

 

イヌワシについての特集記事や、辺野古の埋め立て工事で傷つけられているサンゴのことや、

石ころの観察などなど、興味深い記事がいくつもありましたが、

やはり、私はこの表紙の写真に魅せられました。

 

どう見ても、この白い玉の集まりはキノコには見えなくて、

柔らかそうで、温かそうで、甘そうで・・

それにしても、このカタツムリの子どもはどこからやってきたんだろう?

解説には「キノコを餌にするのか、ゆっくりとキノコの上を移動していました」とありますが、

この子にとっては、この白い玉の上は、高いビルに登っているようなもの。

次の玉に移るのが怖くないのかな?

玉と玉の間が離れているところはどうやって移動するのかな?

いや、これは玉ではなくてキノコで、それを餌としているようだけど、

自分が乗っかっているものを食べたら、自分も下に落っこちてしまうのではないか?

それとも、落ちない程度に少しだけ食べて次のキノコの玉に移るのかな?

などと想像の翼を広げてしまいました。

 

自然界の写真には、そんな力が潜んでいるのですね~

同会編集部の方によると、表紙の写真は、「会報表紙フォトコンテスト」の優秀作品なのだそうです。

「賞金は出ず、開放の表紙を飾るという名誉だけのもの」とか!

来年度も募集するそうなので、そのときは是非あなたも応募してみては?

今年度の作品がこちらに紹介されています。

 

                                   

 

 

 

 

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