やっと公聴会が終わりました。
石木ダムの公聴会です。
と言っても???の方も多いかもしれませんね。
私が住んでいる佐世保市のお隣の川棚町に、石木川という小さな川があって、
そこに大きなダムが造られようとしています。
50年も前に持ち上がった計画です。
でも、そこに住んでいる人たちは、こんな素晴らしいふる里を水の底に沈めたくない、
豊かな自然を守りたい、子どもたちに残したいと頑張ってきました。
頑張りきれなくて去っていった人もたくさんいましたが、
未だに13世帯の家族が仲良く団結して、住み続けています。
石木川にゴロゴロ転がっている石よりも堅い意思を持った人々です。
困り果てた事業者(長崎県と佐世保市)は、3年半前に事業認定を申請しました。
合法的に国民の土地を取り上げることのできる法律「土地収用法」に則って、
土地を手に入れようというわけです。
しかし簡単にはいきませんでした。
なぜなら、この計画はもう時代遅れ。
今や佐世保の人口も減って、節水機器の普及で水需要も減り、水不足とは言えなくなってきたので、
わざわざ石木川にダムを造る必要がなくなってきたのです。
しかも、川棚川の洪水対策という理由も、石木川の流域面積を考えたとき、
その効果は全く期待できないと専門家にバッサリ否定されました。
それでも、県や市はあれこれ理由をつけて、うまく数字合わせをやって、
未だに石木ダムが必要!石木ダムは佐世保市民の悲願!などと言っているのです。
そこで真実に気づき始めた市民県民が立ち上がって、国へ意見書を送ったりしました。
ダム推進派も陳情に行ったりしました。
国は賛成反対両方の意見を聴き、公益性を判断するために公聴会を開催することにしました。
72組の応募のうち19組が選ばれ、起業者である県・市と合わせ、
20組の意見を聴くことにしました。
それが3月22日と23日に行われた公聴会のことです。
詳しい内容は、こちらを見てくださいね。
http://blog.goo.ne.jp/hotaru392011/d/20130322
http://blog.goo.ne.jp/hotaru392011/d/20130323
地権者はもちろん、私たちも、精一杯準備して臨みました。
できるだけのことはやったので、今は少し脱力感でボーっとしています。
でも、どんなに一生懸命やっても、結論は決まっているのかもしれません。
無駄な努力だったかもしれません。
でも、そんな風に諦めると、何も変わらないし、
未来に対して無責任な自分になってしまうので、そうはしたくない、
だから、これからも、絶対あきらめずに、
現実に目を向け、真実を伝え、石木川を守っていきたい…
と、改めて思いました。
他県に住んでるyo-tiが、関心を持ち続けてくれるだけでもすごいと思っています。
昨日ほーちゃんはアースデイ東京で大ウケだったそうですよ~
今日も大活躍してくれて、石木ダムのことを多くの人に伝えてくれるでしょう。
こうばるの公聴会のこと、私もお知らせを整備局からもらってたのに、でんでん気づかず。汗
今更ながら、ほーちゃんに教えてもらった次第です。
すんません。。。
こーゆーことがあったのよ。とこちらの記事をリンク貼らせていただきましたので、事後報告ですがお知らせまで。
元気っすか!?