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ペドロランド日記

スペインの国際村「ペドロランド」を中心にフランスとイギリスに発信地を移しながら、日々の出来事を綴っています。

フランスはお百姓さんごっこブーム

2010-08-04 14:41:36 | フランスの生活
今日のフランス・ドルドーニュ地方は

先週、昨年2軒隣に引っ越してきたナディーンに初めて家に呼ばれた。ナディーンの妹・ココ、そのボーイフレンドのアントワン、ナディーンの楽団仲間夫婦とお向かいのパトリス夫妻の計9人で、ドリンクと軽食を囲む。

フランスで家に呼ばれたとき、ワインを持っていくのは、「あんたの家にはろくなワインがないだろうから、自分で持っていくのだ」という意思表示になって失礼にあたるという話を聞いたので、ワインは避け、鉢植えの花を持っていくことにした。招かれたジャニック・マルティーヌ夫妻が持ってきたのは、手作りのジャムと家で取れたと思われる野菜か果物、パトリス・アニック夫妻の手土産は、やはり家庭菜園の野菜とロゼワインであった。なんだ、フランスでもワインを持っていってもいいんじゃないの。

アントワンのお兄さんがイギリスのバジルドンに住んでいるということで、ココとアントワンは英語ができる。が、もっぱら全体的な会話はフランス語。フランス語にどっぷりと浸かれば、きっとわかるようになるに違いないと期待したのだが、右から左へとフランス語が素通りしていくのには、驚いた。もっと集中しなくてはいかん。

ナディーンが家庭菜園を始めたというので、自慢の野菜を見せてくれた。キッチンの外のコンテナーでは、ハーブを育てていて、庭の一角、かつて芝が生えていたところには、現在トマト、かぼちゃ、ネギなどいろいろな野菜が少しずつ植えられている。これを見たパトリスが、翌日、彼の家庭菜園で取れたバタビアレタスとトマトを我が家に持ってきた(写真)。うーむ、野菜競争に巻き込まれたのでなければいいのだが。このレタスは、フランスでチーズコースと一緒に出てくるサラダでよく使われるレタスなので、郷に入っては郷に従えで、チーズとともに、ドレッシングを添えていただいた。

ナディーン家で出された食べものはなかなかおもしろかった。タラマ(フランスのタラマサラタは、毒々しいピンク色をしている)をのせたブリニ、プレッツェル、オリーブ、一口サイズに切った生野菜とマスタード・マヨネーズベースのディップで始まり、その後、ピザ、フラムクーヘン(アルザス地方の名物だそうな。初めて聞いたが、世界の料理辞典を見たら、ドイツのスナックと書いてあった。ドイツの食べ物が、アルザス名物とフランスで言われる例はよくある。フラクフルトソーセージなどもその一つだ。イギリスでも戦時中、敵国語のジャーマンシェパードが、アルザス犬に変わった)、ラズベリー風味のレバーなどが続いた。

わざわざ庭に備え付けのバーベキューを用意して、焼いたのは数本のソーセージだけというのは、不思議であった。炭をおこし、適温にするのには時間もかかれば、手間もかかる。それだけすれば、本格規模のバーベキューパーティーにするのが、イギリスの常識だが、ソーセージ数本を焼いて、一口サイズに切り、単なるおつまみにするだけというのは、なんとも変わっている。

余興で、ナディーンの息子・ヴァランタンがスパニッシュギターを弾いてくれた。

最後は、デザート。ココの手作りというアップルタルトに、イチゴ(たぶんリキュール漬け)とチョコレート。なかなか、興味深い経験であった。

パン作り再開

2010-06-01 17:47:52 | フランスの生活
日本帰国中に「最近パン作りはどうなっているの?」というご質問を受けたので。

パン焼き器はフランス据付けなのだが、昨年の夏はほとんど、村のパン屋の石より固いパンを食べていたので、あまり活躍しなかった。が、今年は、治療したばかりの奥歯がとても繊細なので、こんなパンをひと夏ずっと食べていたら歯がもたないと、パン作りを再開することにした。1度目は失敗。どうも発酵して膨れた後につぶれたようである。そこで、今度は水とイーストの量を減らして挑戦。イーストも新しくイギリスで購入してきたものを使った。今度は成功。こぶりながら、形もよい。今までよりちょっと固めだけど、フランスのパンよりは格段にやわらかい。

先日、村のバーに行ったときに、オーナーのジャン・ピエールから7キロほど離れたサン・ローラン・デ・ゾムという村の新しいパン屋がなかなかおいしいというので、そこのパンを買ってみた。これもやっぱり固めなのだが、我が村のパン屋よりずっとやわらかいし、おいしい。昨年からオーブンも入ったので、オーブンで10分間焼くだけというパンを買い置きしておくという手も使えるようになった。外はパリパリで、中はふんわりのこういうパンのほうが、イギリスで言うフランスパンにずっと近い(イギリスのフランスパンのほうが、フランスのフランスパンよりおいしいとわたしは思う)。というわけで、パンには、選択肢が増えつつある。

自分メモ:昨日我が家のサクランボの初収穫

フランスの夏

2010-05-27 12:38:33 | フランスの生活
今日のドルドーニュ地方の天気は

ご無沙汰してしまってすみません。ブログをサボっていた間、フランスからイギリスに移動し、4月初めにイギリスから日本へ行き、2週間半の滞在中、例のアイスランドの火山灰騒ぎに遭遇して一時はイギリス帰還が危ぶまれましたが、無事予定通り4月27日にイギリスに到着、5月初めにイギリスからフランスに移動して、現在フランスにおります。

本当にアイスランドの火山にはハラハラした。なにせ、200年前にアイスランドの火山が噴火したときには、8ヶ月(誇張の多いイギリスのメディアでは2年間と報道されていたらしい)も噴火が続いたそうで、いくらなんでもそんなに長く日本にはいられないので、シベリア鉄道で帰るか?とか代替案を考えてもみた(で、面倒くさくなって、きっと帰るまでに通常に戻るさと楽観的態度に切り替えたのだが)。このとき空港閉鎖にあって足止めを食っていたスコットランド人青年がテレビカメラに向かって、"I hate Iceland!!"と叫んでいたが、まったく同感であった。銀行破綻で多くの欧州の多くの預金者に経済的被害を与えるは、火山灰で世界中の人に迷惑をかけるはで、ろくなものではない。しかも、自分の国では火山灰による空の便の影響はないというのがまた憎らしい。

5月初めにフランスに到着したときにはとても寒く、暖炉で薪を燃やす日が続いたが、先週末から気温が上がり、今週は25度近くにまでなった夏のような日もあった。おとといは夏らしい雷雨があり、今日は曇ってちょっと涼しめ。

この時期フランスの道を車で走っていると、沿道に白い藤のような花をつけた木があちこちでよく見られる。なんという木かなと思っていると、たまたまカエルさんのブログを見ていたら、ニセアカシアだということを知った。うちの近所にもあったので写真を撮ってみる。

これでしばらくフランスに落ち着けるかなというところだが、もしかするとサッカーのW杯の開催時期にスペインに行くかもしれない。なんといってもサッカー観戦はフランスよりスペインのほうが盛り上がる。レプリカシャツやフットボール、大型テレビなどの宣伝が盛んになり、フランスも商業ベースでは盛り上がってきたが、フランス人は主に家で家族や友人とテレビを見るのだろうか、フランス代表チームの試合放送中でも、バーなどは閑散としている。そこへ行くと、スペインはにぎやかだ。なにしろバーにはいろいろな国の人が集まるし、特にイングランドとスペインは非常に人気がある。スペインの友人たちもわたしたちの一時帰還を楽しみに待っていてくれているようなので、6月11日のからの開催を前に、今、心が揺れているところ。

スペインからフランスへ

2010-03-22 12:11:49 | フランスの生活
今日のフランス・ドルドーニュ地方の天気は

5ヶ月のスペイン生活を終え、土曜日にフランスに移動した。移動自体はとてもスムーズだったのだが、フランスの家に着いてみると、水がでない。まるで昨年イギリスに到着したときのようだ(このときは、トレーラーハウス内の水道管があちこちで破裂していたのだが)。もしかしたら、村で行われている下水道の本管接続工事と関係があるのかもしれないと、お向かいのパトリスに聞きにいくと、パトリスは外出中であった。奥さんのアニックが言うには、今年の冬はとても寒かったので、水道管凍結を防ぐため、水道の栓が閉めらているのかもしれないということで、懐中電灯を持って見に来てくれた。

水道の元栓があるのは、お隣との境界に近い生垣の下の土中。コンクリートの蓋を開けてみると、そこには黒と黄色のとぐろを巻いた生き物がいた。夫は蛇だと言う。目立つ色をした動物は毒を持ったものが多い。アニックが、お向かいのロジェのところに行ってくれた。ロジェは昨年、我が家のマツケムシ退治をしてくれた人で、ご近所では害虫駆除で有名のようである。

ロジェを待つ傍ら、バーベキュー用の大きな肉ばさみを使って、この生き物を横にどかしてみると、蛇ではなくて、トカゲのようである。どかした隙に水道の栓を開くと、家中の水道から水が出るようになった。ほっ。

炭鉱夫のように頭に電灯をつけ、シャベルを持ってやってきたロジェが言うには、それはサラマンダーだろうということだ。翌日夫がインターネットで調べてみると、ファイアサラマンダーであった。写真もまさしくそのものである。さらに驚くべきことは、ファイアサラマンダーが冬眠場所としてもっとも好む場所は、水道メーターの箱の中と書いてある。英語のサイトだったのだが、フランスでもまさしく同じ場所で冬眠をしていたとは。きっと、何か特別に水道メーターの箱を好む理由があるに違いない。また、皮膚から有毒物質を分泌するため、手で触れるべきではないと書いてあった。慎重を期したのは得策だったといえるだろう。

写真は近所のミモザの木。フランスではミモザが満開である。スペインのペドロランド近辺のミモザはどれも三部咲きくらいであった。フランスより南なのに不思議。ミモザの種類が違うのだろうか。そういえば、なんとなく花のつき方が異なるような気もしないこともない。

今年の冬はフランスでも厳冬で、庭の温度計はこの冬の最低気温として零下15度を記録していた。

行き先はスペイン

2009-10-20 18:51:03 | フランスの生活
今日のフランスドルドーニュ地方はときどき

先週後半から急に寒くなった。4日連続で朝、霜が降りていて、夜中の気温は零度まで下がった。最初の霜でイチジクの葉は枯れ、実も全滅。あっけない収穫の終わりだった。

今日は前より暖かくなったものの、曇りで一時小雨。寒くて晴れか暖かくて天気が悪いかのどちらかというイギリスの冬のパターンに似てきた。

明日はフランスからスペインに移動。ペドロランドの気温は最高22度で、最低気温が17度。夏の名残を楽しめるといいのだが。

フランスの2週間

2009-10-15 18:44:17 | フランスの生活
今日のフランス・ドルドーニュ地方は

先週は、7月まで2軒隣に住んでいたブライアンとメリルがマン島からやってきて、我が家に5日間ほど滞在していた。このときは、雨が時折降ったものの、暖かく、この時期マン島ではめったに体験できない、庭での朝食と昼食を楽しんでいただくことができた。特に夜は暑いくらい。

今週は打って変わって、秋らしい天気。真っ青な空が広がり、日中、日向の温度は20度近くまで上がるものの、朝晩は寒い。昨夜は3度まで下がった。地元の英字新聞では、煙突掃除に関する話題が取り上げられ、スーパーのチラシには、ポトフ材料の宣伝が現れた。秋を通り越し、すでに冬の訪れを感じる。

ところで、この煙突掃除の記事はなかなかおもしろかった。フランスでは、暖炉で薪を燃やす場合、煙突掃除を定期的にしないといけないそうで、掃除後は煙突掃除証明書を発行してもらう。これがないと保険がおりないのだそうだ。いかにも、お役所主義の好きなフランス人らしい。我が家は引っ越してから一度も掃除をしたことがない。ちなみに、フランス人の間で広く信じられている煙突掃除法は、煙突の上に向かって猟銃を発砲するという物騒なものだそうだ。

というわけで、急いで庭の冬支度を済ませ、来週のスペイン行きに備えないといけない。スペインはまだまだ暖かいだろう。

イギリスからフランスへ

2009-09-29 16:52:09 | フランスの生活
今日のフランス・ドルドーニュ地方の天気は

日曜日の夜のポーツマス発のフェリーでイギリスを出て、昨日の午後にフランスの我が家に到着した。昨日朝のブルターニュ地方は霧で寒かったが、南下するにつれ天気はよくなり、気温は23度まで上がった。

まるで5週間前にフランスを出たときそのままのようだが、高速道路の沿道には赤や黄色に色づいた木々が見られ、秋の気配が確かに感じられる。わたしのいない間のドルドーニュ地方は雨が少なかったようで、芝は茶色になり、土は乾ききっていた。川の水位も低い。驚くことに停電はなかったようで、電子レンジの時計も、オーブンの時計もアラーム時計もみな正確な時間を示していた。例年落雷の多いフランスだが、今年の夏は雷雨が少なかったのかもしれない。

うれしかったのは、いちじくの実が残っていたこと。旬を逃したかと思ったが、緑色の実がたわわに枝についており、これからもいちじくの食べ時はしばらく続きそう。鳥に食べられないうちに、せっせと食べなくては。

フランスのレストラン状況

2009-07-21 18:27:00 | フランスの生活
今日のフランス・ドルドーニュ地方は最高気温34度

6月初めに、2軒隣のブライアンとメリルのところに、イギリスからブライアンの弟のスティーブとその妻・デニースが遊びに来ていたときに、6人でラ・ショミエールに行ったときの写真をまだアップしていなかった。早くもその1ヶ月半のうちにブライアンとメリルは家を売って、今はマン島の人となってしまった。

フランスの田舎にも不況の影響は顕著になっている。ラ・ショミエールは小さいながらも、いつも満席だったのだが、この日の客は、わたしたち6人とフランス人カップル1組のみ。

ラ・ショミエールは5月に経営者が替わった。20代のお嬢さん、マリー(オーナーの娘らしい)と昨年結婚したばかりのシェフのだんなさんが、新天地を求めて、ボルドーにレストランをオープンするため、この店を売ったのである。ボルドーは70キロほど離れていて、常連を連れて行くこともできない距離。新しいことを始めるのには、困難な時期だが、どうしているのだろう。かわいいウェイトレスはそのまま現オーナーに雇われたようで、ほっとした。

ラ・プートルも経営者交替。パリ出身のマリー・ロールとスペイン人のご主人カルロスは引退するということである。この店は逆に、あまり人が入っているのを見たことがなかった。6月に新装開店したが、新しいオーナーは、アイルランド人のデニス。マリー・ロールの出す料理はフランス家庭料理だったが、デニスはきちんと修業をした本格派シェフだそうである。

簡易食堂のようなルー・マルミトゥーは、4月に今年初めて行ったときは、驚くほど閑散としていた。おまけに、メニューもいまいちで、チーズの大皿は種類も量も少なく、「ここですら、不況のあおりを食っているのか!」とショックを受けた。が、次に行ったときは、町内会パーティーのようなものが開かれていて、50人くらいの客がにぎやかに食事をしていた。この日のメニューの子牛のローストもおいしかったし、チーズも豊富。

一番残念なのは、中華料理のバイキングが評判だったキム・ギアンである。昨年オープンしたときには量も種類も豊富で、満席だったのだが(寿司らしきものもあった)、その後坂道を転げるように、質が低下したとのこと。悪評はブライアンとメリルから聞いていたのだが、一度だけチャンスをあげようと行ってみたら、客はウェイトレスの友人グループだけ。種類も去年よりずっと少ないし、食べ物が少なくなっても、補充するでもない。しかも、この日は暑い日で、エアコンのないうなぎの寝床のような店内は気分が悪くなるほど、蒸し暑かった。昨年は確かにポータブルのエアコンがあったはずだが、あれはどこへ行ったのか?

というわけで、もうフランスでは2度と中華に行くことはないだろう。残念。


村のサッカークラブ親睦会

2009-06-19 17:17:24 | フランスの生活
6月14日(日)に村のサッカークラブの親睦を兼ねたお食事会があった。なぜサッカークラブとは全然関係のないわたしたちが参加することになったかというと、村の「おやじバー」の常連コネクションによる。常連のジージーがサッカークラブの会長であり、同じく常連のドミニクがお世話役をしている。この日は会員の家族のほかに、バーのオーナー、ジャン・ピエールの顔も見えた。会場は村の「サル・デ・フェート」(公民館ということだが、小学校の体育館をさらに小さくした感じ)。この日は天気がよく、公民館の隣、公衆便所の脇で、パラソルを広げて、その下で料理をしていた。

テーブルにはプラスチックのカップと皿が並べられ、ポテトチップとピーナッツのおつまみがところどころに置かれている。まず最初にアペリティフの桃味の甘い赤ワインが注がれた。そして、テーブルに赤ワインとロゼワインのボトルが置かれたが、これがどれも、オリジナルのボトルに入っていないという胡散臭さ。そして、かごに入ったフランスパンが各所に配られる。

前菜はビュッフェ形式で4種類のサラダ。メインコースは、ローストチキンか羊肉。サッカークラブの男性たちが、大きな入れ物から羊肉のスライスを取って、皿に盛ってくれる。チキンは、たまたま当たった場所によっては、骨だらけで食べるところがあまりない。わたしは羊肉を選んで、量的には正解だったが、一部とても堅くて、ナイフで切っていると、紙の皿に穴が開いてしまった。

添え物の白いんげん豆の煮込みはセルフサービス。それが終わると、ドレッシングのかかったサラダ菜がボウルに入って配られ、それぞれ自分の皿に採り分ける。そして、チーズ(カマンベールとエダム)。デザートになると、各種フルーツの乗った大きな1枚パイを持って男性たちが歩いてきて、好きなフルーツを言うとその部分を切り分けてプラスチックの皿に乗せてくれた。

この間に、今年を限りに会長を退くジージーとそれを引き継ぐグレゴワールの演説があった(見るからに若返り人事である)。そして、もう1人の役員が演説をしていると、「歌を!」という合唱が聴衆から起こる。リクエストに応えて、「サン・マーシャル、フォーミダーブル」というサビ部分の印象的な村歌を披露してくれた。まさかこんな小さな村に、村歌があったとは知らなかった。

最後はコーヒーで、プラスチックのピッチャーから各自のプラスチックのコップに注いでくれる。そして、次期会長のグレゴワール自ら、ミネラルウォーターの1.5リットルPETボトルに入ったコニャックを希望者に注いで歩いた。おまけに、近くに住むドミニクが、友人が作ったというプラムの焼酎を家から持ってきて、試してみろと言う。アルコール度75パーセントだそうだ。のどに火がつくような、とても強い酒だった。

会費は1人15ユーロ。食事の面から言うと、決してお得とはいえないが、アルコールだけはふんだんであった。さすが、バーの常連が主催したお食事会である。でも、何よりもフランス人の生態観察には、とても有意義な午後だった。

働く機械シリーズ

2009-06-19 13:05:33 | フランスの生活
今日のドルドーニュ地方はときどき小雨

解体現場ではないけど、働く機械シリーズということで、トラクターの写真。我が家の裏には、イギリスの花粉症患者(90パーセント以上が芝に対するアレルギーだそうな)だったら、見ただけで鼻がむずむずしてきそうな野原が広がっている。年に一度、草を刈り取って干し草ロールを作るのであるが、2軒隣りのイギリス人・ブライアンの日記によると、昨年は6月27日だった。昨年は遅いほうで、今年は6月11日。

まずは草を刈り、このあと、青いトラクターが来て、刈った草にくしを入れた(空気を入れるため?)。翌日、同じ青いトラクターが後ろの装置を付け替えて、草を束ねてロール状にする作業をしていた。現在、裏の野原には、スイスロール状になった干草が並んでいる。

草を刈った途端、目ざとくノスリ・タカなどの猛禽類が20羽近くやってきて、野原の上を旋回し始めた。